毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

2日間のお休みでオイルもすっかり乾いて額が完成しました。
上左からモンキーポッド、右はウォールナッツの4隅にサペリを入れました。
中左は栓に欅、右は栓
下左はチーク、右はウォールナッツです。
IMG_9185

途中から工程に入れた楓の絵文用の額も完成しました。
IMG_9182
 

今日は先日の個展でオルゴールコンサートのオファーをいただいた美山かやぶきの里まで下見を兼ねて行ってきました。オファーをいただいたKさんは時の音色さんのお知り合いですから各々のオルゴールを持っての視察です。同じ京都府下ですが金閣寺あたりからだと50kmくらいありますから大阪市内へ行くのと距離はかわりません。しかも高速道路は無く、屈曲の多い山間道路なので途中休息を入れると1時間半は優にかかります。国道162号線(通称、周山街道)は若い頃からよく走った私の好きな道ですが・・・最近は高尾の材木屋さんくらいまでしか行かなかったので久々のロングドライブを満喫しました。しかし昔と比べるとカーブが多いのは変わりませんが道も良くなって随所に道の駅や休息できる施設が増えて走りやすくなっていました。

今日も最高の天気に恵まれて美山かやぶきの里に到着しました。
目指すは「お食事所きたむら」という蕎麦屋さんです。そうです昨日に続いて今日もお昼は手打ち蕎麦です! 一日、限定数しか打たないらしいのでお取り置きをお願いしておきました。
11時前に到着しましたが担当のKさんは接客で忙しそうなのでコンサート会場予定のカフェギャラリーを見に行きました。
3年前に行った五箇山もそうでしたが、ここも中国人観光客が多いです!
五箇山のかやぶきは加賀藩をバックにした養蚕と火薬作りのために豪壮な合唱造りで5層(5階建)もある巨大なかやぶきでしたが、ここ美山は京都北山型の入母屋造りで五箇山に比べると威圧感が無く、我々の頭の中にある昔話に出て来る一般的な山間部の農村風景そのもので見ていてとても落ち着くんです。
IMG_9159

集落の前には桜並木の美山川の清流が流れ、今の季節、道の脇には春の花々が咲き乱れツバメが飛び交うという「日本昔話」を絵に描いたような風景です。
IMG_9160

懐かしい郵便ポストの横を通って少し山手へ登ると目指すカフェが見えて来ました。
IMG_9177

交流館「彩花」この建物の右半分がカフェ、左半分がギャラリースペースになっています。
IMG_9161

ギャラリースペースでは水彩画や切り絵の作家さんが展示会をされていたので少し見せていただき、
カフェスペースの奥に陣取って持参したオルゴールを演奏してみました。
今日は気温が高くて良い天気なので入口側の縁側はフルオープン、奥の障子も網戸ですがオルゴールの音は十分に響き渡るようです。合格!!♫(笑)
カフェの担当のお姉さんも忙しそうなので勝手に鳴らしていましたが手の空いたお姉さんはオルゴールを見るなり挨拶もそこそこにタブレットで動画を撮り始めました!!そして、「オルゴールっていいですね〜♪」またまたオルゴールの信者が増えたようで・・・
コンサートの説明等をするうちお昼になりましたが蕎麦屋さんは多分一番忙しい時間帯なので集落の中を1時間程見学させていただき、蕎麦屋さんへ戻ることにしました。
IMG_9180

茅葺きの建物を火災から守るための放水銃がいたるところに備え付けられています。
一見、かやぶきの里にふさわしいレトロな形ですがいざという時には中央司令室?からの操作でこの小屋の屋根が一斉に開き、放水されるそうです。
年二回、この一斉放水の訓練があり、ちょうど一昨日に行われ、5,000人もの方が訪れたとのことでした!
IMG_9165

入母屋のトラス部分の紋です。これは多分集落によって異なり、ここ北村ではこの鼓型?(三角2つ)がほとんどでしたが巴の紋の家もありました。確か花背の集落では「水」の文字だったと思います。
IMG_9163

集落の東にある八幡神社の境内には杉の巨木がありその中でも特に大きい結の杉というのがあり、2本の杉が根元で繋がっています。
写真ではそんなに大きく見えませんが太い方は周長500cmとあるので直径は約1.7m、人の背程もある大木です。戸隠の杉も立派ですがこんなに太いのはなかったように思います。
家へ帰ってから案内パンフレットを見ると西側の稲荷社前にも樹齢400年の橡があるようです。次回に行ったときは是非この橡にも会わなくては!
IMG_9166
IMG_9168

神社の下の水路沿いには花をいっぱい付けた桐の木がありました。こんなに花の多い桐は初めて見ました。
IMG_9169

集落の端の方の家の横に妖しい貯水タンク?を発見!階段の付いた高床式の小屋の下にステンレス製で下部にコックの付いたタンクが設置されており小屋の横からは煙突?の様な物が出ているんです。
何に使うものなんでしょうか?謎です。
IMG_9172

一時間少しあちこち見学して蕎麦屋さんに戻ってきました。
お客さんも少しは空いたようで、ちょうど良い時間です。
私はざる蕎麦と平飼いのミニ卵丼、時の音色さんは三種蕎麦セットを頼みました。
今日は忘れず、食べる前に撮影完了(笑)
ここの美山蕎麦はかなり細切りです。地方によって同じ蕎麦でも特色があります。
私の好みでは昨日のIさんの打つ蕎麦の方が好きですが美山の蕎麦もとてもおいしいです。
地鶏の玉子もおいしかったです!
IMG_9173

カフェの前に出ていた手作りの看板です。レトロとモダンが融合して面白い!
IMG_9179

今日も実にゆったりした優雅な一日を過ごせました。
コンサートの方は 一応11月の末で詳細の打合せはまた日をあらためてKさんに京都市内へ出向いていただくという事になりました。
忙しい中、対応して下さったKさんやカフェのお姉さん、ありがとうございました。

今日は大山崎でつづれ織りのKさんの工房で、その筋では有名な元蕎麦屋さん、今は石臼職人の若きI師匠を招いての手打ち蕎麦パーティに行って来ました。
私やKさんは昨年の12月に我々の工房村で年越し蕎麦を打ってもらったので2回目ですがKさんの奥さんはその時たまたま出席できずに悔しがっておられましたが、それがきっかけで今回のパーティと相成ったわけです。しかし今回は主催者側ですから準備等、さぞかし大変だったろうと思いますが、その分、手打ち蕎麦の醍醐味を十二分に満喫されたことと思います。(笑)
私は今回はゲストですので10時半にゆったりとMTBで乗り付けました。少し早いかな?と思いましたがすでに先客(布袋さん)がおりました。(笑)
わいわい喋っているうちに続々と来られて蕎麦打ちの実演が始まりです。

IMG_9148

簡単にこねているように見えますがかなり力が要りそうです。そしてこのときの水加減で蕎麦の腰が決まるらしいです。
IMG_9147

伸ばすところも圧巻ですが例によって写真撮り忘れです。
伸ばした麺を重ねてリズミカルな包丁さばきで切っていきます。
IMG_9152

余分な粉を落とすと同時に茹でる時にくっ付かないように切り口にも粉をまぶします。
IMG_9151

Kオーナーも挑戦ですが織物のようにはうまくいかないようで・・・みんな人ごとのように(人ごとですが・・)好きな事を言いながら写真撮りまくっています。(笑)
IMG_9153

茹で上がりを今や遅しと待つゲスト達・・はい、私は3番です!
3枚もお代わりさせてもらったんですが肝心の蕎麦の写真なしというテイタラク!!
蕎麦の香り、喉越し最高でした。
そして今日は食後にだったん蕎麦のアイスクリームのデザート付きでした。
Iさんの打つ蕎麦はとても洗練された都会的なセンスに溢れる蕎麦という感じがします。
IMG_9156
 
Kさんご夫妻、そしてIさん、ありがとうございました。
ここに来ると愉しく嬉しい仲間がどんどん広がって行きます。 

昨年暮れにダウンしたメイン発電機のホンダEBR2300CXがやっと復活しました。

建機修理業者に依頼していた部品が入り、さっそく取付けてガソリンを入れ、リコイルスターターを引くと一発で掛かって100Vが出力されました。(エンジンはもともと調子良かったんですが)
これで製材室以外の電力は燃費の比較的良好なこの発電機が使えるようになったのでやれやれです。
騒音もスバルの3.5KVAよりは低いので落ち着いて作業できそうです。
(スバルの車のエンジンは静かなんですけどね〜、燃費はどちらも悪いですね!・・・笑)
IMG_9144
 

今日は京都市内に所用があったのでその帰りがけに「京の木工芸」展を見に行ってきました。
場所は京都のど真ん中、東洞院御池、御池通りに面した旧家を改装したギャラリーです。
これで「しまだい」と読むんですね!
元々は糸割符商(江戸時代に幕府の認可を得て中国産の上質の生糸を一括輸入する機構、組合?)として1608年に操業し、江戸中期には銘酒「嶋臺」を扱う酒問屋も兼業して当時は東洞院から車屋町通りまで続いていたらしいです!今の建物は1883年(明治16年)の建てられた物で中庭を有した伝統的な豪商の町や建築で国の登録文化財に指定
されているらしいです。(京都に長らく住んでいながら知りませんでした!)
IMG_9142

建物もさることながらその悠久の空間で展示される京指物の展示会です。
京指物の特長はその種類と技法が多岐にわたるわけですが一般的な意味での指物(箱物)、彫物、挽物、曲物、刳物などの技法を駆使して作られています。
その技法や精密さ等すばらしい物ですが、どうしても型にはまった物が多いような気がします。
IMG_9145

残念ながら撮影禁止という事ですので不鮮明なパンフレットで・・・
IMG_9146

ちなみに「嶋臺」とは松竹梅、鶴亀、尉姥等を配し、蓬莱山をかたどって作った飾り物の事です。
 

時の音色さんから依頼されたメルヘンオルゴール用の枠を大、中、小あわせて13面作る事になりました。
よく響く樹種という事で小には栗、中と大には鬼胡桃を使う事にしました。
栗は元の材の長さが40cmだったのでそのまま所定の暑さに挽き割りましたが胡桃は2mの長尺材のままで平面を出してプレーナーを通す方が効率的なんですが反った板から平面を出す時に長尺材のままだと切削量が増えて、その分、厚みが取れなくなってしまいます。そこで枠の一辺の長さプラスαにカットしてから所定の厚みに揃えました。

どちらもよく乾燥した材なので狂いは出ないと思いますが、念のため2〜3日置いて様子を見ることにします。
IMG_9135
 

5月〜6月にかけては“竹の秋”ですが今年は特に黄葉する葉が多く、竹林全体が黄色いんです!
竹の葉はタケノコが終わると黄変して落ち、新しい緑の針状の葉が開くので落葉樹の様に葉っぱのない季節はないんですが例年だと落葉するのは1/3くらい?だったように思います。
今年はタケノコも超不作だったようで、そういう周り年なのかもしれません。
IMG_9139

今日は布袋さんと明後日のつづれ織り工房さんでの蕎麦パーティ用に竹を3本ばかり切り出して蕎麦猪口を作りました。
切断面で怪我をしないように面取りをしておきます。
2017_0519_105159-IMG_2051 (640x480)

これは捨てる部分です。
今頃の季節に切った竹は(木もそうですが)水をいっぱい吸い上げているのでカビが生えやすく虫も付きやすいので細工には使えません。明後日使うのは一回切りですからまったく問題ないんですが・・・
竹は2〜3年で使えるようになるのでどんどん切って更新し、竹林に光と風が通るようにする方が竹のためにもいいんです。
2017_0519_105211-IMG_2052 (640x480)
 

我が工房前と薪小屋の前をシロツメクサでいっぱいにするべく朝の30分間他の雑草をひたすら駆除しています。
下は我が工房の前ですが、春先から天気の良い日はほとんど毎日他の雑草をスコップでやっつけているのでシロツメクサ以外の雑草が少なくなって来ました!
IMG_9122

こちらは薪小屋前ですがここは雑草の勢力がむちゃくちゃ強いんです!
ちょっと油断すると雨の次の日にはもう20cmもの背丈になっています。
シロツメクサは背が低いので背の高い横暴な奴らを片っ端からスコップでなぎ倒さなければなりません。(草刈鎌で苅ってもだめです。根こそぎスコップで掘り返します。)
熾烈な争いが続きます。(笑)
IMG_9121

熾烈な争いに疲れたので工房入り口のあざみの生育状況を見に行ったらこんなヤツがいました。
帰ってネットで調べたらホソバセダカモクメという夜蛾の幼虫のようです。それにしても毒があるぞ!と言わんばかりの危険標識みたいな派手なカラーです。(毒はないらしいですが)成虫の蛾は冴えない色ですね。(笑)朝よく窓の隅等に転がってるヤツです。
IMG_9123

モリアオガエルの玉子のようですがこんなところに産卵しても下には水がないんですけど・・・
IMG_9127

何の蔓でしょうか?よく見ると2本が絡み合って途中から分かれて螺旋状になっています。
IMG_9129

わからん事があったらワシに聞け!
IMG_9128

 

裏板を止めるトンボ取付けの彫り込みをしますが、今回の額はけっこう大きいので一面に6カ所の彫り込みが必要です。正確な位置に同じ寸法で彫るにはジグが一番です。
トリマーに付属のテンプレートは6mmビットしか使えないので今回は9mm厚のMDFで作りました。
トリマーベース自体をガイドにする方式なので四角い大きな穴を3つ開けました。
左右の穴は長手方向の2カ所をテンプレートを固定したままで加工できるピッチにしてあります。
IMG_9133

反対側を加工する時はテンプレートを裏返して使えばトンボの向きが上下非対称に、表向きで使えば上下対称になります。
IMG_9132

短辺側は中央の穴を使用します。

まったく同じ寸法の額なら額より大きなテンプレートの穴を6つ開ければ一回のセットで全部加工できるんですが、それでは面白くないし、後々いろんな形の額にも使えるようにとなるとこんな形になります。掛かった時間構成はジグ作り7、セット2、加工1ですね。(笑)
IMG_9134

 

額の製作を再開しました。
さぼっていた訳ではありません。額の内側の飾り面を楽に加工する方法を考えていました。
額の外側はトリマースタンドまたはトリマーの手持ちで簡単に加工できるんですが内面の任意の位置で止めるのは少々やっかいなんです。
そこで専用ストッパー付きのトリマーベースを試作しました。
トリマーはポーターケーブルのラミネートトリマーです。このトリマーはベースがローレットネジ一本で簡単に着脱でき、刃高がダイヤルで微調整できるようになっています。ベースのみを後で追加購入してベースの穴を拡げ、38mmのビットが使えるように改造してあります。欠点はベースが金属のため加工中の刃先がほとんど見えない事です。
今回は38mmのビットを使いたかったのでこのトリマーの登場となったわけです。
IMG_9111

大成功です!
IMG_9112

枠を組む前にトリマースタンドで予め加工しておく方が本当はいいんですが、その場合は長辺、短辺、額の形状によってその都度ストッパーの位置を変更しなければなりません。
この専用ストッパー付きベースを使えば何も考える事無く各コーナーからピッタリの位置で止める事ができます。
IMG_9113
 

↑このページのトップヘ