毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

毎日、山ごもり
定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

10月の花

秋明菊の花が増えてきました。
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桐の木ですが今年の5月にこの後ろの竹を刈った時にはほとんど目立たなかったんですがもう人の背と同じくらいあります!
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布袋さんの皇帝ダリアも順調に伸びているようです。
今年も11月中旬には見事な花が見れそうです。
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皇帝ダリアの頂上の梢です。タラノメみたいで旨そうに見えるんですけど・・・(笑)
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八重咲きのヤマブキ
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これはだれかが植えたんでしょうか?見慣れない立派な花が少し前から咲いてるんです。
ネットで検索するとたぶんエピテンドラムの仲間ではないかと思います。原種は中南米産のラン科の花のようです。これも高さ1m以上あって、栽培種としては植える場所が限られるので背丈が低くなるように改良された物が園芸店には出回っているらしいです。
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紫式部の実が鮮やかな紫になってきました。
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辛夷もピンクから赤色に
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ストッパーノブの製作

だいぶ以前に作りためてあった50/72弁標準箱用のストッパーノブが少なくなってきたので新しく作ることにしました。
ストッパーノブはオルゴールムーブメントのオプション部品としてSS材(綱)に金メッキされた物があるんですが木創舎のオルゴールにはやはりそれなりの木の質感を表面に出したいので金メッキのノブに木を被せてあります。
まず材料にノブの頭が入るφ15の穴を等間隔で開けます。これはローズウッドです。
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次にプラグカッターで外周を掘り込みます。
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エポキシ系接着剤を塗ってノブを圧入しました。
このまま一晩放置しておきます。
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新型アダプターの試作-2

ガイドローラーを当初40mmで作りましたがターンテーブルとの隙間が少なすぎるので60mmに作り替えました。40mmのローラーはまた別の何かに使えそうです。
試聴用の響板に72弁のムーブメントを取り付けて端材で支柱を作り、実際に組み立ててみました。
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横から見たところです。
ターンテーブルのスラスト方向の荷重を駆動プーリーと2つのアシストローラーで受けることにより中心の軸受けにはラジアル方向の小さな力しか掛かりませんので動きがスムーズになります。
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ターンテーブルを置いてダミーの重りを乗せてムーブメントを演奏してみました。
さすが72弁、力強く回転します。
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下から見たところです。
結局駆動プーリーは一番大きい110mmを使いました。
駆動軸は一曲の演奏(シリンダー3回転)で、1回転と1/6回りますのでターンテーブルは半周ちょっと、2曲目でほぼ一回転です。
駆動メカニズムはこれで一応完成です。
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新型アダプターの試作

このところ、なぜか機械加工の試作が続きます。
基本的には「ゆのん規格」なんですが(笑)シャフトの中間部にA5052(アルミ合金)のフランジを追加しました。丸棒から加工すれば楽なんですが、板材しかなかったので板から切り出して旋盤で挽きました。M3押しネジでシャフトに固定する位置が調整できるようにしてあります。
そのままシャフトに押しネジを当てると喰いついて外れなくなるのでシャフトの中央部にはフライスで浅いキー溝を掘り込みました。
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プーリーにドライブ用のO-リングを嵌め込む溝を切ります。
実際にプーリーを固定するシャフトに取り付けて挽いているので芯ブレはないはずです。
材は軽くて綺麗に旋削できるアメリカンシカモア(スズカケ)を使いました。
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ターンテーブルアシスト用のローラーを外周が太鼓状になるように挽きます。これは山桜です。
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O-リングとプーリー、ローラーです。O-リングを装着するとプーリーの外径は約100mmとなります。ターンテーブルの半径120mmの位置でドライブすると100:240・・・プーリーが2.4回転でターンテーブルが一回まわる計算になります。
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仮のターンテーブルを不要な合板で作りましたサイズはφ320です。
このターンテーブルをオルゴールムーブメントのゼンマイ軸に取り付けたドライブプーリーとV字形のアーム先端についたローラーの3点で支えます。ゼンマイが解けることによってO-リングのプーリーが回転し、摩擦でターンテーブルがゆっくり回ります。スムーズに回転させるためにセンターシャフトに荷重をかけずに3点にターンテーブルの荷重を分散するというのがミソですが・・・、うまくいくでしょうか?
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秋明菊

Tさんが敷地内に植えられた秋明菊が開花しました。
菊と名がついていますが菊ではありません。キンポウゲ科のアネモネの仲間です。
八重咲きの物が菊の花に似ていることから秋明菊とか貴船菊と呼ばれるようですが葉もキク科のそれとはぜんぜん違いますね。
実はこの花には花びらがなく、花びらのように見えるのはガクであり、花びらは退化してしまっているということです。またアネモネと同様に毒性のあるプロトアネモニンを含みます。
秋風に揺らぐ花も可憐ですがこのまん丸の蕾が大きくなると重みに耐えかねて?おじぎをするんです! これがなんとも可愛いんですが、花はちゃんと上を向いて咲きます!
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ヘンルーダとアゲハの幼虫

2年前に野良猫対策として花壇に植えたヘンルーダの「木」がむちゃくちゃ大きくなってきたので3本の内2本を引っこ抜いて敷地内入り口のモミジのそばに植え替えました。
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買った時は多年草の草花だと思っていたんですが、立派な樹木でした!!
ミカン科の常緑低木で樹高は1.5mくらいまでになるそうです。
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植え替えて2、3日たったある日に見てみると、ン、なんかちょっと違う緑色の物体が・・・この界隈でよく見るやつ、アゲハの幼虫です。奴はすこぶる大食漢で幼木の葉っぱなら1日で丸坊主にしてしまうんです!・・・が、今回はどうも様子が違うようで?・・・。
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排除するべくつまみ上げようとしたんですがほとんど反応を示さない!
でもしっかり枝にしがみついているんです。
普通はちょっかいを出すと怒ってオレンジ色の角と嫌な匂いを出すんですが反応なし!?
それで周りの葉もほとんど食われたような形跡がないんです。で、このまま様子を見ることにしました。
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次の日、見ると3匹いた幼虫がいない!でもよく探すと木の下の方に3匹ともいました。
しかし葉っぱは喰われたような様子はありません。
そして他の場所にこんな死骸?のようなのが2体ほどありました。
このヘンルーダという木はミカン科ですからスッキリした柑橘系の良い香りがして昔は香料や香辛料としても使われていたらしいんですが微毒性があることがわかってからは使われないそうなんです。
ということは、ひょっとしてこの毒性にやられたんでしょうか? もう少し様子を見てみましょう。
漢字では芸香(うんこう)と書き、しおりに使うと本の虫食いを防げたというくらいですから虫の駆除には効果があるようです。
葉に含まれるシネオールという精油成分が人によっては漆のようにかぶれることもあるらしいです。
私は何度も葉を触ったり揉んだりしていますがかぶれたことはありません。(笑)
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コンサートのお知らせ

大原野、啄木舎とそば切りこごろさんで開催するコンサートが迫ってまいりました。

17日の啄木舎の方はおかげさまで満席のご予約をいただいていますが、18日のそば切りこごろでのコンサートはあと1名の空席がございます。チェンバロとオルゴールそして蕎麦に興味のある方はどうぞそば切りこごろさんまでご予約ください。この時期、新蕎麦も食べられるようです!(但しお蕎麦の方は別途ご予約ください・・・笑)
https://ja-jp.facebook.com/cogoro3106/
Tel. 075-333-7311
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こちらのコンサートは満席となっておりますが当日のキャンセル待ちという形ではお受けできますのでご希望の方は啄木舎、谷口さんまでご連絡を!
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デッキでランチ

今日は修理で工房に帰っていた学習机のキャビネットを引き取りにわざわざ明石からSさんが来てくださいました。そしてゆのんさんも分厚い桐の木をバンドソーで加工しに来られたのですが9時過ぎまで降り続いていた雨もゆのんさんがこられる10時には止んで薄日も差して来ました!
Sさんはちょうどお昼に来られたのでささやかなランチを工房のデッキで・・・
例によって写真撮り忘れで既に半分くらい食べてますけど・・・。
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狭い木のホコリだらけのデッキですが雨も上がって小鳥のさえずり、秋の虫の鳴き声を聴きながらゆったりと食べるランチで楽しんでいただけて良かったです。
Sさん、遠いところをありがとうございました。ゆのんさん、作業お疲れ様でした。
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譜面台の真鍮パーツ試作

先日、啄木舎で仕上がってきた響板の絵を見てネームプレートの文字彫刻の相談中に譜面台の可動式スタンドの固定に苦労しているとのことで支点になるネジを真鍮の旋盤加工で作ってみましょうということになり彫刻の合間にさっそく試作してみました。こういう初めての加工はなぜかわくわくするんですね!
昨夜は布団の中で加工方法と加工順序を考えながら眠りにつきました(笑)
こういう小さなパーツは加工順序を間違えるとチャックやバイスの掴み代がなくなってしまい、とても苦労するんです。上のネジはTさんが手持ちであった既製の鉄ネジです。これにM6の蝶ナットを組み合わせて可動バーを止めていましたがすぐに緩みが出たりとあまり気に入らなかったご様子。
下が試作品の真鍮ネジですが改良点は首の四角い部分の長さを4mmに長くして保持強度を上げた点とφ6mmのストレート部分を追加して柔らかい木がネジで削られにくくしたことです。ネジ部はM5として手持ちのロック付きのナットを使えるようにしました。
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これでうまくいくといいんですが・・・。
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スピネットのネームプレート彫刻-2

ネームプレートの彫刻ができましたが・・・ウーン、文字の線がちょっと細いかなぁ・・。
感覚的にほんのわずかなんですが明日幅を少し広げてみましょう。
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野山のおるごーる仙...

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