毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

手押し調整ジグ完成

ダイヤルゲージを使った手押し鉋盤の刃高調整ジグが完成しました。


使用した角材は直方体ではなく、上面に緩やかなカーブが付いていますが、これは機能に全く関係ありません。
ちょうど良さそうな寸法で目の通った桜材の端材がたまたまあったのでそれを使っただけです。
但し、下端は正確な平面になっていなくてはなりません。慎重に手押し鉋を掛けた後、手鉋で仕上げてあります。


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先端のダイヤルゲージの取付部のアップです。
桜材の先の下端はプラス側も計測できるように1.25mm切り欠いてあります。
黒檀のシューも少し台形に削って、磨きをかけ、見た目と精度アップを量りました。


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使い方は、まずアウトフィードテーブルの上でダイヤルゲージの指針に目盛り板を回転させて"0"に合わせます。
(ダイヤルゲージは基本的に絶対測定器ではなく、ある基準位置からの偏差を計測する測定器です。)


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次にジグをスライドさせて黒檀のシューがブレードに当るようにします。
鉋胴を手で回してブレードが上死点に来たとき、ダイヤルゲージの指示が"0"であればアウトフィードテーブルと高さがぴったり合ったことになります。写真ではマイナス2目盛りですから2/100、つまり0.02mmブレードが低いことになります。
(この程度であれば充分に許容範囲です!)


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今度はジグを手前に移動させて手前のブレードの高さを計測します。
計測値は11/100ですから0.11mmだけブレードの手前側が低いということです。


実用上はこの程度でも十分と思いますが、できれば5/100以内に収めたい所です。


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収納場所も決まりました!!


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ダイヤルゲージと手押し調整ジグの作成

注文していたダイヤルゲージ2個ととマグネットスタンドが昨日入荷しました。
これで¥6,000弱、ダイヤルゲージの単価は¥1,700ちょっとです。


昔、学校を出て就職先で機械工場に配属されましたが、ダイヤルゲージは貴重品扱いで、中に分厚いフェルトを貼った木の箱に納められて鍵のかかる測定器保管庫にしまわれていました!その頃は一個が給料で買えるか?くらいの値段がしたと思います。


購入した内の一個はマグネットスタンドに取付けておもに旋盤や回転機器の調整、精度管理に使います。


もう一個はちょっと改造をして手押し鉋盤のブレード高さ調整用ジグを作ります。


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改造のために裏蓋を90°回して取付けるのでついでに中を覗いてみました。
メインのスピンドルとラック&ピニオン、精密ギヤと髭ゼンマイなど、昔と基本構造は同じですがエンプラ等の樹脂が随所に使用されています。しかし、これが¥1,700で出来るとはオドロキです。


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鉋盤のブレードに当る部分は金属の点ではまずいのでスピンドルの先端に付いている巨大ボールペンの先のようなアクチエーターを外して黒檀のソリを取付けますがスピンドルに対して完全に直角でなければならないので慎重に穴開けをします。


これを完全に平面を出した60cm程度の板か角材に取付ければ完成ですが、使い勝手がよくなるように若干のトリミングが必要です。


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課題作品完成

4種類のティッシュペーパーボックスが完成しました。


左からダブティル(アリ組み)、フィンガージョイント(あられ組み)、マイタージョイント(留め継ぎ)2台です。
朝からオイルを塗って乾燥待ちです。


昨日はi-Phoneを忘れたので最終行程の写真はありません。(笑)



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課題作品その4

昨日組み手を加工したフィンガージョイントを接着して専用の当て板をコーナーに当てて、ベルトで締めます。


フィンガージョイントやダブテイルはピンが板から0.5〜1mm突き出るので通常のベルトクランプのコーナー金具は使えません。この当て板はピンの突き出た部分を逃がすようにヌスミが切ってあります。また内側に梱包用のPPテープが貼ってあるのでボンドがはみ出しても大丈夫です。



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留めで作った一台には飾り縁を接着してゴムバンドでぐるぐる巻きに締めておきます。


通常は対角線にクランプを掛けるのですが桐は柔らかいので角がつぶれてしまいます。
ゴムバンドはゆっくりじんわりと締め付けるので具合がいいようです。


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もう一台は天板との接合部まで削ってアールを付けてみました。


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底板はすべて引出し式で底板を抜いてティッシュの箱を入れる構造です。


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ダブテイルの箱も接着中です。


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底板にフォスナービットで指掛かりの凹を加工してカンナ掛けします。


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今日は夕方から京・木工仲間のミーティングがあるので作業は3:30で終了、明日には接着剤が完全に乾いているので作業がはかどりそうです。


課題作品その3

3作目はダブテイル(アリ継ぎ)です。


いつもどおりLEGHシステムを使いますが今回はこのシステムで使用できる一番細い1/4"ビットを使います。


ソケットは1/4"のアリ溝ビットで問題なく加工できたのですが、ストレートビットを使うピンの加工で問題発生!
ピンは1/2"のストレートビットで加工しますが非常に細いピンなのと先に加工した溝と干渉するため、どうしても欠けてしまいます。ビットも普通のストレートビットなので太いピンなら問題ないのですが、細いピンで相手が桐ですからかなり厳しいようです。


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左の2枚は問題のなかったソケットボード、中央は失敗作のピンボードです。


仕方がないので手加工でピンを切ります。右は新しく用意した2枚のピンボードです。
中央上は1/8のダブテイル定規、これでケガイて手鋸で切ります。


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バイスで固定して墨線の外側を慎重に挽きます。


ピンの間の切り欠きはトリマーテーブルのスパイラルビットでフリーハンドで欠き取ります。


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ノミで少しずつ修正してなんとか様になりました。


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3種類の継ぎ手によるティッシュペーパーボックスの形が出来てきました。


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課題作品その2

次はフィンガージョイント(あられ組)による接合です。


できるだけピンの数が多い方が見た目がいいのですが今回は材料が桐で板厚が9.5mmなので見た目のバランスから6mmのピンとしました。


切れ味のいい6mmのスパイラルビットを使ってトリマースタンドで加工します。
下の写真が6mm用の専用ジグで、バックプレートはビットが抜けた時のカエリが出ないようにするバックアッププレートの役目も持っているので硬い楓、両端のガイドは滑りの良い桜材です。
ビットの通る切り欠きの溝から6mmの位置に真鍮の6mmのガイドピンを打ち込んであるだけです。
ただし、ガイドピンの位置とスパイラルビットの位置は正確に6mmでなければなりません。


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前板と後板は最初の加工をガイドピンに当てて、スパイラルビットで切り抜けます。


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次は切り抜けたソケットの溝をガイドピンに嵌め込んで、同様に切っていきます。


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この操作を繰り返せばきれいなフィンガージョイントができあがります。


チョーカンタン!!


(ビットの高さは板厚+0.5mm程度にします。)


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左右の側板は一コマずらす必要があるので最初はビットの左端にワークを合わせてスタートします。


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はい、できました。
これは本番前の予行演習なのでビットの出を+2mmにしてあります。
嘴や角も欠けないので+0.5mmの設定で十分です。


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本番もすこぶる順調に完成です。


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小春日和

今日は朝、曇っていましたが、9時頃には気持ちの良い秋晴れとなりました。
「小春日和」です。ここは長岡のニューイングランドにほど近いですから「インディアンサマー」ですね。


一昨日の雨で落ちたのでしょうか?緑の上に鮮やかなハゼの葉が。


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ビワの花が満開で近づくとほんのりと甘い良い薫りが漂っています。


花アブが無心に蜜を吸っていました。10cmくらいにi-Phoneを近づけても、まったく逃げずに一生懸命吸っています!



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あっちでも、こっちでも!!


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サルトリイバラ?



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アカホシテントウも気持ち良さそうにビワの葉っぱでひなたぼっこ?


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課題作品その1

約半年前にワタナベ機械さんが持ち込んだ桐材の中にティッシュペーパーケースの材料が大量にありました。


同じ素材で異なる木工家がそれぞれ作るとどうなるか?・・これはおもしろいと思い、さっそく、京・木工仲間の面々6名にに材料を渡して12月の「木のかおり」展の一コーナーで展示したいと思います。どうぞ、ご期待下さい。


で、私はずっと作ってなかったのですが、「木のかおり」展まであと一ヶ月!尻に火火が付いて来たのでやおらとりかかりました。
材料をチェックすると楕円の孔のあいた天板は6枚もあって寸法は揃っていたのですが、長手方向の側板が2台分しかありませんし、短い方の側板と厚みも合いません!
ちょうど昨日手押しやプレーナーの整備をした所なのでたくさんある桐材の中から適当な物を選んで側板を木取りしました。
研磨したてのブレードと整備のおかげで難削材の桐もむしれずにつやつやに仕上がります。


4台製作する予定ですが、2台は留接ぎ、他の1台はフィンガージョイント、残り1台はダブテイルジョイントにします。
留接ぎの内、1台は天板も留めにしようと思ったのですが、材料の巾で作るとティッシュの箱が入りません!(長手方向は充分な余裕があるのですが・・)


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仕方がないので少々手間ですがオルゴールケースの蓋のように飾り縁を入れることにしました。
ということで結果的に天板の接合は4台とも同じ構造となります。


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飾り縁は本体組み立て後に現物合わせでカットして貼付けます。


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留接ぎの1台分の部材です。


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1台目の接着完了です。裏蓋のスライドのための一端は接着剤が乾いてから昇降盤とトリマーテーブルで切り取ります。
最初から短辺の1枚をカットしておくより一旦同じ寸法の部材で接着してから加工する方がきれいに精度よく接着できます。


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薪ストーブ点火!


今日は天気予報とは裏腹に昼前になっても曇ったままで気温が上がらず、ついに薪ストーブに点火しました!!



補修用の耐熱スプレーも吹いたので天板は一見、新品のように・・・



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このオレンジ色の炎を見ると落ち着きます。


さらに今年の薪は実にできが良く、材質、乾燥状態共に一級品です!
今年の初春に苦労した甲斐がありました。




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「木のかおり」展のお知らせ

今年も「木のかおり」展の時期がやってまいりました。


「木のかおり」展は今年で6回目、「木の文化展」から通算すると16回目のロングランです。


例年、第2週目の開催でしたが今年は3週目の19(土)、20(日)の開催となります。
クリスマス前ですのでクリスマスにちなんだ飾り付けや作品がたくさん並ぶかもしれません。
どうぞおたのしみに。


表の広場では銘木の販売もありますので興味のある方は是非お越し下さい。





2015



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