毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

毎日、山ごもり
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ミニフォルテ、デジタルリードアウトの再取付

以前はこの位置に取り付けてましたが表示は見やすいんですがやはりじゃまになるんです。
このミニフォルテ、プレーナーとしては前衛的な?珍しい形ですのでこの種の計器が実に取付にくいんです。
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それで以前と反対側になりますが今回はこの位置に取付ました。
本体の設置角度を少し変えれば読み取りは大丈夫でしょう。
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これでスッキリとスマートな取付となりました。
万一の故障や電池切れに備えて従来のmmのスケール表示も使えるように残しました。
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ミニフォルテ塗り替え

一番左が刃高設定ゲージでコの字形のアルミブロックに2本の真鍮ボルトが固定してあり、あらかじめこのボルトの位置を必要な刃の高さにセットしておきます。
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裏刃には偏心したピンの付いたネジがあり、刃をセットした裏刃をゲージに乗せてネジを調整すれば3枚の刃が所定の同じ高さに揃います。
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あとは3枚のアッセンブルされた刃をカンナ胴の溝に落とし込んでロックネジを締めるだけです。
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120mm巾のテストボードを削って左右の厚みを測定しました。左が9.88mm、右が9.86mmだったので一発で合格❗️  左右で厚みが異なる場合には高い方を下げるか低い方を上げるようにゲージの設定をやり直して、3枚とも一から調整しなければなりませんのでかなりの大仕事です。
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カッターヘッド昇降のポストの摺動部や送りローラー駆動チェーンなどにグリスを塗って拭き取りました。不要なグリスが残っていると切り屑や埃ですぐにドロドロになるんです。
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次に送りローラーのスプリング圧の調整をしました。
適当な厚みの材を挟んで切削量がゼロの状態までカッターヘッドを降ろし本体と4本のスプリング押さえネジのナットの隙間が約1mmになるように調整してダブルナットを締め付けます。これでスムーズに送材できるはずです。
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カリンの薄板を
削ってみました。1mmでも割れることなくきれいに切削できました。
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今回の整備が完了したところで前から気になっていたこの派手な緑色を思いきって塗り替えました❗️
新しい色は落ち着いた木創舎グリーン?です。
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ダストポート、ベルトカバー、ヘッド昇降ハンドルは黒にしました。これでかなり引き締まって見えます。
昇降ハンドルのノブも木製の手に優しい形に作り替えました。ベルトカバーの止めネジとギヤボックスのシャフトの部分だけ前の色を残してあります。(ワンポイントです^_^)
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ミニフォルテの替刃交換と整備

小型プレーナー、ミニフォルテの切れ味が落ちてきたので替刃の交換をします。
ミニフォルテは切削巾120mmですが、完全に調整されれば0.5mmの厚みまで削れる能力があります。
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集塵プレートとベルトカバーを外してまず掃除です。
ベルトカバーの内部には恐ろしいほどの拙作屑が溜まっていました。
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スローアウェイ(遠くへ放り投げろ!)式の替刃です。
英語の意味がワカメですが、要するに”使い捨て”です。
この厚さ1mmの刃を裏刃となるブロックにセットしてカンナ胴に固定しますが刃の出具合は写真一番下の専用ゲージを使ってあらかじめ調整しておきます。
おっと、詳しいマニュアルは家のPCにしかないので今夜じっくり見てからにします。
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木彫引出しの木地製作

木彫教室のTさんからの依頼で久々の引出し製作です。
材はシナですが柔らかすぎて私にとっては扱いにくい木なんです。ちょっと油断するとすぐに傷が付くし粉塵が軽いのでそこら中に飛び散るんです。また、カンナ掛けや磨いてもあまり光沢が出ないので作りがいがないんですが、彫刻後は彩色してニス仕上げされるのでこれは木地製作者の単なる好き嫌いです。(笑)
幅広の板を使うとコスト高になるので片耳付きの板を製材して2枚剥ぎにしました。
長いままで剥ぐ方が効率がいいんですがこの材はあちこちに擬芯材や節があったので各部材ごとに剥ぎ合わせました。結局、材が足りなかったのでこれで3台ぶんです。残り2台分の材を来週にでも引き取りに行くことにします。
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鞍馬ゴケが今年も復活!

この三日間の雨で☔️鞍馬ゴケが見事に復活してきました。
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正式には苔ではなくシダの仲間ですが木漏れ日が当ると独特の輝きを見せるんです。
普通そこらにあるシダは冬でも枯れることはないように思いますがこのコンテリ鞍馬ゴケは冬季姿を隠してしまうんです。
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生育条件が厳しいようでこの川沿いの杉林で昼でもほとんど光がささず湿潤ですが風通しが良い場所にしか育たないみたいです。
後方に写っている通常のシダとの色を見比べて下さい。
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45°カットジグの応用

先日作った45°カットジグ、今日は中心をバンドソーの刃からオフセットして設定し、角柱から八角柱の加工に使いました。
丸棒をウッドレースで挽く時事前にこうしておけば切削抵抗も少なく簡単に丸棒に加工できます。
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紫の舞

Hさんから貰ってきたトウモロコシの種が化けた?紫の舞(オキザリス•トリアングラリス)の花もけっこう咲いてきました。そしてこの独特の形と色の葉が異彩を放っています。
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昇降盤の整備

少し前から昇降盤の刃口を埋めるカリンの材にき裂が入り僅かな段差が出ているのが気になってましたがバンドソーの刃口埋めを交換したのを機に昇降盤も作り替えることにしました。
カリンの刃口を外すと完全に割れていました!
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こちらはバンドソーと違って材も大きくかなり大仕事です。
材はバンドソーと同じ樫を使いました。
これはチップソーを主軸に固定するフランジとナットをクリアするための切り欠きの加工です。
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鑿で仕上げてほぼ形が完成
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取付穴の横にレベル調整用のM4エンザートをねじ込みました。
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昇降盤のテーブルに取り付け、高さを調整しチップソーを回転させながら少しずつテーブルを下げて行きます。
これでストレスなくカットやリッピングができそうです。す
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バンドソーの刃口埋め

バンドソーの刃を研磨に出している間に傷んでいる刃口の埋め木を交換することにしました。
バンドソーはテーブルを右45°まで傾斜できるようになっているので鋳物のテーブルの刃口は広くしてありますが私は基本的に直角切断しかしないのでできる限り刃口を狭くします。
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本体から重いテーブルを取り外し古い埋め木を外しました。
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新しい埋め木を樫で作って刃口に合わせて少しずつ削ります。
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あと2mmくらいになったところで当て木をして叩き込みました。
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本体に元どおり取り付けてテーブルの水平を調整しました。
これで刃が研磨屋さんから帰って来たら万全です。
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直角カンナ定規

Veritasのこのカンナを愛用していますが一枚刃なので軽く削れますが材によっては逆目が起きます。
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そこで二枚刃の際鉋に直角定規を作って取付ました。
鉋本体の側面にM6エンザートをねじ込んで定規を固定しますから取り外せば通常の際鉋になります。
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二枚刃なのでVeritasに比べると少し引きが重いですがうまく削れました。写真ではよくわかりませんが二枚刃特有の縮れたカンナ屑です。
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野山のおるごーる仙...

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