毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

毎日、山ごもり
定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

鞍馬ゴケが今年も復活!

この三日間の雨で☔️鞍馬ゴケが見事に復活してきました。
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正式には苔ではなくシダの仲間ですが木漏れ日が当ると独特の輝きを見せるんです。
普通そこらにあるシダは冬でも枯れることはないように思いますがこのコンテリ鞍馬ゴケは冬季姿を隠してしまうんです。
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生育条件が厳しいようでこの川沿いの杉林で昼でもほとんど光がささず湿潤ですが風通しが良い場所にしか育たないみたいです。
後方に写っている通常のシダとの色を見比べて下さい。
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45°カットジグの応用

先日作った45°カットジグ、今日は中心をバンドソーの刃からオフセットして設定し、角柱から八角柱の加工に使いました。
丸棒をウッドレースで挽く時事前にこうしておけば切削抵抗も少なく簡単に丸棒に加工できます。
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紫の舞

Hさんから貰ってきたトウモロコシの種が化けた?紫の舞(オキザリス•トリアングラリス)の花もけっこう咲いてきました。そしてこの独特の形と色の葉が異彩を放っています。
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昇降盤の整備

少し前から昇降盤の刃口を埋めるカリンの材にき裂が入り僅かな段差が出ているのが気になってましたがバンドソーの刃口埋めを交換したのを機に昇降盤も作り替えることにしました。
カリンの刃口を外すと完全に割れていました!
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こちらはバンドソーと違って材も大きくかなり大仕事です。
材はバンドソーと同じ樫を使いました。
これはチップソーを主軸に固定するフランジとナットをクリアするための切り欠きの加工です。
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鑿で仕上げてほぼ形が完成
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取付穴の横にレベル調整用のM4エンザートをねじ込みました。
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昇降盤のテーブルに取り付け、高さを調整しチップソーを回転させながら少しずつテーブルを下げて行きます。
これでストレスなくカットやリッピングができそうです。す
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バンドソーの刃口埋め

バンドソーの刃を研磨に出している間に傷んでいる刃口の埋め木を交換することにしました。
バンドソーはテーブルを右45°まで傾斜できるようになっているので鋳物のテーブルの刃口は広くしてありますが私は基本的に直角切断しかしないのでできる限り刃口を狭くします。
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本体から重いテーブルを取り外し古い埋め木を外しました。
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新しい埋め木を樫で作って刃口に合わせて少しずつ削ります。
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あと2mmくらいになったところで当て木をして叩き込みました。
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本体に元どおり取り付けてテーブルの水平を調整しました。
これで刃が研磨屋さんから帰って来たら万全です。
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直角カンナ定規

Veritasのこのカンナを愛用していますが一枚刃なので軽く削れますが材によっては逆目が起きます。
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そこで二枚刃の際鉋に直角定規を作って取付ました。
鉋本体の側面にM6エンザートをねじ込んで定規を固定しますから取り外せば通常の際鉋になります。
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二枚刃なのでVeritasに比べると少し引きが重いですがうまく削れました。写真ではよくわかりませんが二枚刃特有の縮れたカンナ屑です。
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特大額縁

6日前からPCでの投稿がなぜかできなくなってしまったでI-Phoneからの投稿です。

えっ、なんでサンダーだけ写ってるの? いや失敗写真ではありません。
製作中の額が大き過ぎて作業台の上では組立ができないのでサンダーで床を磨いて細かい凸凹をなくしているところです。おかげさまで床もきれいになりました(笑)
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基本加工を終えた部材を仮組みしています。
長辺が90sm、短辺は70cmです。奥行も10cmあります。
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接合面にボンドを付けてスチールバンドのクランプで圧着します。実はゆのんさんの特注額なんですが大川の家具屋さんで手に入れられた柾目のタモで4本とも90cmにぴったりカットされていました。矩もきっちり出ているので私は短辺を70cmに切って裏板の入る溝と前面の面取り、4隅の留加工を
しただけです。色白のタモでうっすらと杢も出ています。
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奥行が10cmもあるので千切りは3枚入れます。
しかし当工房ではこの寸法がリミットですね! もう天井まで10cmしかありません! 昇降盤のテーブルと平行ガイドにシリコンスプレーを吹き付けて滑りを良くして一本加工するごとに気合を入れて一定速度で慎重に送りました。
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しかし、これ、目の詰まった重いタモで比重0、7として計算すると5kgを超えるんでしがこれに72弁のムーブメントと大量の装飾をつけると、いったい何kgになるんでしょう?一人で持てるのか?、、、人ごとながらちょっと心配(笑)

あられ組のトレーその6

ボウハンドルの掘り込みジグ作りに脱線して半日以上を費やしましたが適切なジグが完成すると作業は飛躍的にはかどります!
というわけで4種類のハンドルの基本的な取付ができました。
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しかしこのボウハンドル(弓形取っ手)なるもの、展示会等に持って行く時にかさばって梱包や運搬には悩みの種なんです。そこで今回は接着ではなくネジによる締結で簡単に取外せるようにしました。
しかし板厚が薄いために木ネジでは持たないので真鍮のトラスのプラスネジを改造したマイナスネジとそれに合わせて真鍮のナットを12mmの丸棒から削り出して製作しました。
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内側の真鍮ナット、スパナ掛けをフライスで加工しました。
柔らかい木に優しいようにM4にしては大きめのナットです。
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これはスイングタイプですが木の穴にネジが接すると穴がネジで削れてくるので穴に接する部分は8mmのストレートとし、その内部にM4ネジを切って内側からM4トラスネジで締め付けてあります。
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+ネジを改造したマイナスネジ、中央部に少しだけプラスの跡が残っています。
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これは固定式なので内側から真鍮木ネジで固定しました。
取付面は10°の傾斜がありますがハンドルは底面と平行になるようにしてあります。
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ボウハンドル取付け用掘り込みジグ

バスケットトレーのボウハンドルを取付時に安定するように側板のを掘り込みますがハンドルの巾はデザインによってまちまちです。今まではその都度テンプレートを作ってトリマーで掘り込んでいましたがこれがけっこう大変でしてテンプレートには調整しろがないので固定位置を微調整するのが実にじゃまくさいんです。
そこで今回はかなり自由に調整できるテンプレートを製作しました。
写真では板がいっぱい重なっていて何だかよく解りませんが一番下の曲線の入っているのがバスケットトレーの側板で鉛筆で薄く掘り込む線を書いてあります。
まず左のケガキ線にアクリと木の角材を貼り合わせた定規を当てて木の角材にテンプレートの左端を合わせてクランプします。 この定規はトリマーベースの縁からビットの外周までの距離と等しい巾に作ってあります。
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次に定規を上のケガキ線に合わせてテンプレート上部の可動ストッパーの位置をを調整して固定します。
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最後に定規を右のケガキ線に合わせて右の可動ストッパーの位置を決めます。
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これで設定終了、あとは12.7mmのストレートビットを付けたトリマーでなぞるだけです!
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あっという間にケガキ線通りに加工完了!
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うん、これはなかなか使えるジグですね!(自己満足・・笑) 

啄木舎チェンバロ・ピアノコンサート

今日は午前中ちょこっと工房で作業して、午後から久々のライブコンサート「啄木舎チェンバロ・ピアノコンサート」へ行ってきました。
今までは20名の定員ですが今回は10名限定で間隔をできるだけ広く取ったり、公には告知されていない事実上プライベート?のコンサートでした。ですから聴きに来られたメンバーはお互いに顔はもちろんお名前まで存じている(私は人の名前はすぐに忘れますから覚えているのは3名くらいですが・・・すみません)
ピアニスト(チェンバリスト)の藤本さんは最近、動画配信もされていますがやっぱり生演奏は違います! 久々に大きな感動を味わえました。
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これはお客様の一人が作って来られた切り紙アートの作品です。
私が今日準備したオルゴールはラフマニノフのピアノ協奏曲第二番、いつも藤本さんのご好意(というかリクエスト?)で休息時間に皆さんに聴いていただきました。
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今日は久々のコンサートで充実した午後でした。 
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