毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

カステラ焼き枠木組み加工

昇降盤にガイドを設定して所定の長さに切り分けます。


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ブレードの高さを凸の深さに設定して直角カットジグで溝を切り込みます。


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ホゾ取りジグで不要部分をカットします。


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木組みのラフカットができました。ノミで嵌め合い硬さを調整しておきます。


60mm巾の枠はこの後、内側に傾斜を付けるための加工を行います。


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端材工作

ちょっと息抜きに端材を使って作ってみました。



材はカリン、ベルは工房整理で出てきた物です。ベルのプルノブは欅です。





いつ鳴らすのかって?
そりゃあ三時のティータイムですなあ・・・


あとは発電機と機械を運転中は声をかけられても聞こえませんので、ちょこっとプルノブを引っ張って下さい。
但し、ピンポンダッシュはお断りですよ!









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洋ノコと和鋸

写真の2本は上が和鋸のジョイナリーソー、ホゾ挽き用に改良された刃で横刃の間に縦挽き刃が切ってあるので縦、横兼用です。下はVeritasのダブテールソーでその名の通りアリ組やホゾ加工用の鋸で、ステンレスの粉とグラスファイバーを圧縮成形した背金が付いています。


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刃を比較するとダブテールソーは1インチ当たり14山の刃数で、鋸身はハイカーボンスチールの0.5mm厚です。
刃の角度は60°、スクイ角は14°なのでそんなに鋭い刃ではありません。一見、金鋸の刃のようです。


ジョイナリーソーの方は詳細なデーターがありませんが、刃のピッチは同程度、かなり鋭い刃で、鋸身の厚さは0.3mmです。


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ダブテールソーで朴の端材を切ってみました。
断面の上2/3が切断面です。下の1/3は昇降盤のチップソーでカットした面です。
結構きれいな挽き肌で切断面の上半分は鋸身を材料に押し当てていたためか下半分より少し荒れていますが、それでもきれいな挽き肌です。


この鋸はアサリがかなり少ないのと刃の形状の関係か、重いです! 重量ではなく挽いた(押すんですが・・笑)感じが・・
しかしこの挽き肌はなかなか見事です。(見た感じは切れそうな刃に見えませんが・・・笑)
挽き粉もジョイナリーソーより細かかったです。


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ジョイナリーソーで同じく朴を切ってみました。
とても食い付きのいい刃で引きも軽いです。ダブテールソーの2/3くらいの時間で切れました。
挽き肌は良く切れていますが挽き筋が挽いた数だけ入っています。(横方向のほぼ等間隔の筋、円弧状の線は年輪です。)
アサリが大きめのためか、目立てが揃ってないためと思います。
挽き粉はダブテールソーのに比べると大きめです。


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両方、同時に使ってみましたが一長一短があり、優劣付けがたいですね。
ダブテールソーは挽き始めの食い付きが悪いのでソーガイドや切り箱の併用は必須です。(元々そういう使い方をする物でしょう)


用途に応じて使い分けるのが良さそうです。(工具、道具が増える訳です!)


カステラ焼き枠の製作

京都で有名な洋菓子屋さんの若きパテシェからカステラの焼き枠を依頼されました。


カステラは低温のオーブンでゆっくり蒸し焼きされるため、熱伝導の良い金属では具合が悪く、熱伝導の悪い木枠がいいらしいです。


国産材では桐が一番熱伝導が悪いのですが、機械強度が低く、導管が太いのでこの用途には向きません。
低温と言えども180℃位は上げるでしょうから熱による安定性も重要です。朴は錫や鉛の鋳型としても使われたようですから熱にも割れや変形が少ないようです。また朴は下駄の歯にも使われますから、強度も大きく、緻密で表面も滑らかで、この用途には最適と思います。
(また朴は弾力性にも富むので下駄の歯として好まれたのでしょう。朴より硬く丈夫な木はいくらでもありますが硬い木では石畳等の硬い路面では頭に響いて歩けません!)


本当は柾目材がいいのですが、朴の乾燥材の在庫は柾目で取れる寸法がなく、やむなく板目で木取りをしました。



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木口面に基準面の方向をマーキングして手押しカンナで平面と矩を出し、一組の枠ごと、4面を一度にプレーナーを通して同一寸法に仕上げます。


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今日の鞍馬苔

今日は涼しく、午後からは日も射してとても爽やかな天気となりました。


毎週日曜日は昼前に買い物に行き、午後工房に戻りますが心地よい風があるので午後も自転車で・・・
例の鞍馬苔に日が当たり、そこだけアクアブルーに輝いていました。
吸い込まれそうな色です!!


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12:50 28, Jun, 2015


木の中に木?

製材屋さんでプレーナー加工してもらった銀杏を時の音色さんの工房で扱い易い寸法に裁断と矩出しを行いましたが、その中の白太が多い部分にとても面白いパターンの物が2枚ありました。


どうです、木の中に木が生えているようでしょう!



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やられた!!!

油断してました。にっくき地バチ野郎に私の大切なDeWalt君のキャリングハンドルの穴に巣をつくられました!


この黒いハンドルの穴です。直径は15.7mm、深さは50mmぐらいあり、奥にキャップボルトがあります。
過去の統計からすると奴らの最も好む寸法です!



ホジクリ返して土を出し、ハンドルを外して掃除しましたが、全く無駄な時間を費やしてしまいました。
早速、防御策としてキャップを作って取付けました。これでひと安心です。




奴らの活動時期は例年7月中旬以降なんですが?・・今回は中に卵や餌の虫はありませんでした。また違う種類かなあ?


新しい機械を導入した時はこんな落とし穴があるので要注意です(笑)





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30弁オルゴールのストッパー製作

知り合いのOさんから30弁オルゴールを依頼されましたが、通常の箱の裏で操作するストッパーより蓋の開閉による物の方がいいとの希望なのでストッパー金具を作ることにしました。
オルゴールは1才のお孫さんに聴かせたいとのことで、曲は私のお勧めでシューベルトの「アヴェ・マリア」です。


30弁用ボックスの仕掛品があったのでこれを組立てます。
組立、接着が終わって、一回目のオイル乾燥中です。在庫の樹種は黄檗とウォールナッツですが、Oさんは黄檗を選ばれました。どちらもいい音で鳴りますよ〜。



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サンキョーの30弁オルフェウスのストッパーは下面のノブを回して止めるのが標準ですがボックスの蓋を閉めると止まるようにとのリクエストもけっこうありますので、今回2台分を作りました。


以前23弁の時に製作した物とほぼ同じ形ですがアームの長さや形状が異なります。
材料は1mmと1.5mmの真鍮板、φ3の真鍮棒から作ります。
左が完成品、右半分は一台分のパーツです。ボックスに組込むとほとんど見えなくなりますが、パーツの状態でスチールウールで研磨しておきます。
ボックスの蓋の開閉を察知するロッドはφ3の真鍮棒の先端を金床の上でハンマーで叩いて平らにし、φ2.1の穴を開けてアームとリベットで締結します。真鍮のリベットは2mm×38mmの真鍮釘の頭の部分を切断して使います。 クリッパーで切断した後をヤスリで平らに仕上げ、ロッドとアームの間にワッシャーを入れて、組立て、ヤスリで仕上げた面の中央にセンターポンチを打ってアームに固定します。スプリングだけは市販品をそのまま使いました。


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チロル風?窓が完成!

窓枠の塗装が完成しました!


ここだけ見ると、ちょっとしゃれた山小屋風ですが・・・回りを見るとくたびれた所が目立ってきます。
ということで改修はたぶん無限に続くと思いますが改修工事ばかりやってるわけにも参りませんので、一応この辺で小休止としましょう。


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オープンしたところです。
我ながらなかなかいい感じにできました。
日本の一般住宅ではあまり見かけないタイプですが、換気性能抜群で多少の雨でも室内には入りません。
日本では引き違い戸が主流ですが、開口率が最大で50%しか取れません。はみ出し部分がないので部屋の間仕切りや出入り口には好都合な場合もありますが、窓はファッション性も大切ですので引き違い式ではおもしろくありません。


住宅に変わった窓やお洒落な窓が付いていると私はどんな人が住んでいるのか気になります。
機能的には外気を取り入れ、換気をすることですが、単にそれだけではなく室内と屋外の結界でありながら(泥棒さんは別として)そこからは出入りができません。しかし窓を通じてお互いに屋外の空気を感じたり、室内の様子を想像したり出来ます。


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屋外のメルヘン調白ペイントに対比させて、屋内はオイル仕上げとしました。


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開閉ハンドルの出来はまずまずですが、ストッパーはまだまだ改良の余地があります。
ひとまずはこれで完成です。


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ハンドル、ストッパーの取付

新しく考案したロック機構兼用のハンドルをウッドレースで挽きます。
左右2面分を1本の材料から作ります。今回はちょうどφ30に挽いてあった一位を使いました。
針葉樹としてはとても削り易く、色、艶も申し分ない材です。


先ず右側を挽いてそれを見ながら左右対称になるように挽きますが、これが超ムツカシイ!!
削りすぎると、それに合わせて右側をまた削ることになります。
結局左の玉の部分が少し大きくなりました。ま、これでいいか!作品ではないので妥協の産物です。


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仕上げのペーパーを掛けてから、切り離す部分を極限まで削り込みます。
ほんのわずかな振動の変化を察知した所でやめて、鋸で切り離します。


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玉の両面をフライスでフラットにします。


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玉が真球に挽けていると、フライス加工面が真円になるはずですが、少し楕円になりました!
旋盤技術はまだまだですね。


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ハンドルが取り付きました。


これは窓をロックした状態です。


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この位置で窓が開けられます。


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左右の窓受けとストッパーも付きました。
昨日までは窓が開かないように養生テープで止めて帰りましたが今日から安心して帰れます。(笑)


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後は塗装だけですが、一旦窓を外して帰りには取付けるので、晴れた日に朝一番の仕事ですね。


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