毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

テノンカットジグ

エアコンカバーの製作でも使用しているテノンカットジグです。
オリジナルはアメリカの木工雑誌に載っていた物を私の昇降盤で使えるようにアレンジして自作した物です。
ベースは15mm厚の合板に真鍮のフラットバーの断面を台形に加工した平行ガイドを付けています。
(なぜか日本の古い昇降盤はマイターゲージ用の溝がアリ溝になってるんですがほとんど意味が無くかえって使いにくく、ジグの自作も面倒です。) 
本体は全て山桜材でベースの平行ガイドと直角方向にスライドして任意の位置で固定できるようになっています。
あらかじめ胴突き部分に溝を入れた材を縦にクランプして昇降盤のブレード高さをホゾの長さより少し低めに合わせて後はスイッと押し出せば安全簡単にホゾが切れる優れ物です。
IMG_9507

材を固定する面は昇降盤のテーブルに対して直角なので、この面に材をまんじゅうナットでネジで軽く押し付けるだけで確実に固定できます。
まんじゅうナットの位置はアリ形の竿の出し入れで巾の広い材にも対応できます。
この直径45mmの木製まんじゅうナットは締め付けボルトに対して角度が少しだけフレキシブルで面積が大きいためソフトに安定してクランプできます。 
IMG_9506

エアコン室外機のカバー製作-3

今日は朝からホゾとホゾ穴の刻み仕事です。
ホゾは昇降盤で胴突きの溝を入れて自作のテノンカットジグで切り落とします。
ホゾ穴は角ノミ盤で彫り込みますがどちらも機械加工の後ノミで仕上げます。
杉は刃物が切れないとつぶれてしまうので作業前に真剣に研ぎました。(いつも真剣に研いでるんですが?・・・さらに念を入れて・・・笑)
これで刻みは8割方終了しましたがまだ前後枠のつなぎ用のホゾ穴やパネルを嵌め込む溝の加工が残っています。
IMG_9508

出来上がりの寸法確認を兼ねて前の枠を仮組してみました。
IMG_9509

エアコン室外機のカバー製作-2

まず、ルーバーの羽板を支える櫛状の板を作ります。
16mmピッチで6mm巾の溝を等間隔に切ればいいんですが、これがなかなかの難物でして37本もの溝を切ると誤差の蓄積でヘタをすると設計値の長さからかなりずれてしまいます。
ジグはボックスジョイントでおなじみの物ですが、3mm巾のブレードで6mmの溝を切るためにブレードの右端(写真では左端)から正確に19mmの位置にピンの左端(写真では右端)が来るように3mmのピンが打ってあります。
IMG_9498

最初の溝を切りますが上下の板を2枚合わせて同時に加工します。
まず板の先端をピンに当ててカットします。次にブレードの厚み分だけ板をずらせてカットします。
これで板の端から10mmの位置に6mm巾の溝がカットできました。
この最初の溝はピッタリ6mmになるように正確にカットしなければなりません。
IMG_9499

カットできた溝の左端にピンが当るようにして2番目の溝をカットし、次にピンが溝の右側に当るようにずらしてカットすれば等間隔で6mm巾の溝が切れるという算段です。(写真の都合上反対側から撮っているので写真の右側が左手となります。)
しかし機械やジグには必ず若干のガタがあり、またそれぞれの癖を持っているのでそれらを十分に把握して相殺するような作業をしないと思った通りには仕上がりません。この辺は機械加工の勘どころと言うか機械加工とは言え、手作業に似通った熟練が必要な所です。
IMG_9500

正面のルーバーです。羽板を37本入れてみました。
IMG_9502

不要部分を切断し、雨仕舞の大面を取って2対の羽板押さえができました。
正面の長い方は設計値よりプラス1mm、側面の短い方は設計値通りに出来上がったので上出来でした!
IMG_9504


 

エアコン室外機のカバー製作

福知山、ぎゃらりー京町のエアコン室外機のカバー作りに取掛かりました。
設計と平行して必要な材を木取りしておきます。
水濡れに強くて軽いヒバなどがいいんですが在庫が無いので赤味の目の詰んだ杉とピーラ(目の詰んだ米松)を使う事にしました。
杉は長さが900mm弱しかないので長い貫には米松を使います。それぞれ所定の寸法に切り出してプレーナーを通しました。
IMG_9493

0001Kj
図面から寸法を拾って同じ寸法に切り揃えました。
これで玄関横と蔵の2台分の材料です。(まだ屋根の分は含んでいません。)
右端の細い材はエアコンのファン開口部のルーバーになりますが、2台分で108本!(予備の分を入れて111本あります。)
IMG_9495


 

ガスコンロの風防

毎朝、工房でこのヤカンにいっぱいお茶を沸かしますが今日の風の強い事!
バーナーの火が消えてしまいそうです。室内で湧かすと部屋の中が暑くなるので屋外で湧かすんですが今日は仕方がないので室内で湧かしました。
IMG_9485

それで早速フォールディング式の風防を作りました!
昔、山によく行った時にスエーデン製のガソリンストーブ(オプティマス8R)に合わせてこれのもっと小さい物を3mm厚の合板で作っていましたが今回はコンロに合わせて少し大きく、しかも少しファッショナブルにしてみました(笑)
内面は銀のラッカースプレー、外は工房の窓廻りに塗ったダスティグリーンの水性塗料です。
IMG_9486

折り畳むとこんなにコンパクトになります。
これで明日から風が強くても一安心!
IMG_9487

ヒンジに使ったのは3Mスコッチのダクトシールテープ(強力多用途補修テープ)です。
これは先日の集塵システム改良でダクトの接続部に使ったテープの残りですが一般的な布入りガムテープより柔軟性が良く、ポリエチレンベースのテープにポリエステルのメッシュが織り込まれているので耐久性にも優れているようです。また耐水性もあります。
ダクトのつなぎ目で段差や溝のある部分でもガムテープに比べてしなやかに対応してくれます。
色もメタリックでなかなかいいんですが値段が高いのが玉に傷です!
IMG_9489
 

22年物楓の製材

機械加工室に眠っていた楓を製材しました。
木口に1995年4月と書いていましたので22年間眠っていたことになります。
右の材は重すぎて持ち上がらないのと芯持ち材なので先ず丸鋸で扱いやすい寸法にカットしました。
この作業だけでも恐ろしい程の大鋸屑が出ます。
よく乾燥しているのでむちゃくちゃ硬い!
IMG_9449

手押し鉋で基準面を出してから残り3面をバンドソーで挽いていきます。
面倒でもまず手押し鉋で基準面を作る事により材が定盤の上でぐらつく事がないのできれいに挽けます。また、バンドソーの刃にも負担が掛からないので傷まず、長持ちします。
特に用途は決まってないので4面をじっくり見てきれいな杢が出そうな方向に板材に挽きます。
IMG_9481

これは板目取りをした材です。
IMG_9482

芯持ちの大きい方の材からは板目材1枚と、巾は狭いですが柾目材9枚、角材2本が取れました。
一部割れが入ったりしていましたがけっこうきれいな楓でした。(粉まみれになった甲斐があった!)
IMG_9483

久々のぎゃらりー京町

今日は福知山のぎゃらりー京町へ行ってきました。
ぎゃらりー京町へは何回か行ってますが最後に行ったのは2012年4月ですから5年ぶりでした!
今回はオーナーのTさんに依頼されたエアコンのカバー製作のための下見に伺いました。
朝8時半に迎えに来てもらった頃には心配していた雨も止み京町に着いた頃には薄日も差してきました。
IMG_9451
表の間に新しくエアコンを入れられたのですが室外機が町家の風情にそぐわないために町家の外観にマッチしたカバーを作ります。
外観はもちろん大切ですがエアコン室外機の機能を阻害しない構造でなければなりません。
IMG_9452

合わせて展示室の室内ユニットも部屋のイメージを壊さないようなカバーを取付ける事にしました。
IMG_9473
IMG_9461
この他にも2階の大屋根のトラスや梁を見てもらうための階段や玄関先の街灯も考えておられるようなのでちょっと忙しくなりそうです。とりあえずはこのエアコンのカバーですね。

下見や寸法取り、だいたいの構想をまとめて、通り庭のコーナーでコーヒーをいただきました。
いつ来てもこのコーナーのテーブル前に座るとおちつきますね(笑)
IMG_9472

Tさんは玄関横のディスプレイウインドウを夏バージョンの飾り付けに変えていました。
なんでにゃんこがスイカもらって喜んでいるのか、訳がわかりませんがカワイイから許します。(笑)
IMG_9478

福知山 ぎゃらりー京町
http://blog.livedoor.jp/takahasi2010/

シンワノギス復活!

神話のノギスではありません!
シンワのノギスが復活しました。
実はこのシンワのデジタルノギスの表示部分のみが部品として販売されている事がわかったので、それではと本体から一度取外してみたのですが、再度取付けると何事もなかったかのようにちゃんと表示するではありませんか!!
何度もスライドしたり、電源のON-OFFを繰り返してもまったく大丈夫です!
例の真鍮丸棒を測ってみましたが新しいノギスとほとんど同じ値を示します。
IMG_9438

これなら新しい物を買う必要もなかったようにも思いますが電子測定器というのはいつ何時故障するかもわかりませんので補機は必要かもしれません。それに木工旋盤と金属用旋盤は別の部屋に置いてあるのでノギスが2本あるとなにかと便利です。

何はともあれ、めでたしめでたし!
IMG_9439
 

新しいノギスが到着!

Amazonで注文したデジタルノギスが昨夜到着しました!
超かんたんな説明書の他に予備の電池が2個も付いていました!
IMG_9433

以前に使っていたのはシンワ製で200mmの物でしたが今回はYOUFOUNDという中国のメーカーの物です。ただ、この機種はFisco Corporationという会社が日本でアセンブルしていると書いてあります。
この機種を選んだ理由は
1)表示がデカイ!! 
  LCDは50×19mm、シンワは36×12mmです。
2)ユーザーリポートの評判が良い。
  特に測定精度、繰り返し性、使用感(動きがスムーズ)等に関して
3)オートシャットオフ機能が付いていること。
  シンワは付いていなかったけど電池寿命はけっこう長かったです。・・しかし消し忘れは精神衛生上よろしくないです。
4)有効測定長は150mmで十分
  200mmまではめったに使う事はなく、かえって狭い場所や深さ測定時にホールドが不安定になるので150mmの方が使いやすいです。
5)価格が手頃でC/Fが良い事。
  YOUFOUNDはシンワより10%程度安く、1〜4の項目をすべてクリヤーしていました。もっと安い中には¥1,000台のもありましたがユーザーリポートを見ると酷評のものがあったりして・・・本当はミツトヨ製がいいんですがこのクラスのが3本買えておつりが来るくらいの値段がしますので・・・

以下は実際に使ってみた評価です。
1)表示・・文字高さは13mmもあります。
IMG_9425
2)測定精度と使用感
シンワが壊れてしまっているので直接比較はできませんが公称φ12の真鍮丸棒を測ってみました。
こんなもんだったと思います。(いいかげんやな!)
繰り返し性は良好で動きもスムーズです。そしてON/OFFスイッチが非常に使いやすい場所にあります。シンワは"ZERO"ボタンが手前に付いているのでON/OFFボタンが操作しにくかったです。(色分けになってるのはいいんですが)
またサムホイールが付いているので微調整が楽にできます。

※IP54という型番ですがIEC(国際電気標準会議)の保護等級で、5は防塵型、4はあらゆる方向からの水の飛沫にも影響されない等級です。しかし、これに関してはなんの記述もないのですが私は昔の仕事の関係上、知っていましたが一般の人にはまったくわからないのではと思います。(シンワのは防滴形と書いてありましたが・・・)
IMG_9431
全般的に角が立っていて持った時に少しだけ痛い感じがします。
角が引っかったりするようなことはなく、ルーペで見ると一応、糸目は取ってあるようですが少し足りないようなのでダイヤモンド砥石でざっと舐めておきました。
IMG_9445

サムホイールのローレットは手触りも良くスムーズに動きます。
IMG_9432

アゴの拡大写真です。下がシンワです。
加工面の痕など多少シンワの方が揃っているような気もしますがほぼ同等です。
IMG_9443
IMG_9444

測定対象物に接する面のクローズアップです。
この部分は当然ながら研磨がされていますが特に問題は無く平滑に仕上がっています。
下のシンワの方はかなり長く使っているので傷も見えます。
IMG_9436
IMG_9437

まったく初めてのメーカーだったので多少心配でしたがC/Fはなかなか良いと思います。


 

糸鋸盤用台が完成

オイルもほぼ乾いたので糸鋸盤を乗せてみました。
リョービのホビー用モデルがちょっと高級に見えます。(笑)
IMG_9420

扉を開けると収納もたっぷりできます。
棚板は取外し可能です。
IMG_9421
 
livedoor プロフィール
ギャラリー
  • エアコン室外機のカバー完成
  • エアコン室外機のカバー完成
  •  クロアゲハ
  • 鞍馬苔復活
  • 鞍馬苔復活
  • エアコン室外機のカバー製作-8
  • エアコン室外機のカバー製作-8
  • エアコン室外機のカバー製作-8
  • エアコン室外機のカバー製作-8
最新コメント