毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

トリマーテーブルのフェンス修理

オルゴール箱のヒンジ取付のための前調整をしようとしましたが、どうもしっくりいきません。
調べてみるとフェンスがわずかに捻れが出ているようです。また4年間の使用によって慴動面の傷も気になるので修理することにしました。
まず、フェンスの捻れを手押し鉋で修正して傷の多い慴動面を昇降盤で欠き取り、モアビ材を貼付けます。
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タイトボンドで接着して乾燥中。
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貼り合わせた面がフラットになるようにエッジトリミングプレーンで削ります。
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フェンスになる面は面積が大きいのでローアングルプレーンで仕上げました。
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開口部は15mmだけカットしました。
径の大きなビットは使えませんが必要なら後でいつでもカットできるし、大径のビットを使う場合はルータートリマーのフェンスを借りれば事足りますのでとりあえずはこのままで使用します。
本来は使用するビットの径よりわずかに広いだけの方が安定して切削できるんです。(特に加工物が短い場合)
何でもそうですが特に木工機械は定期的に精度をチェックして常に最良の状態にしておく事が大切です。
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標準箱-完成

蓋の指掛かりを取付けました。
3mmのサイドカッターで溝を彫って嵌め込みます。
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さていよいよ蝶番の取付けのための彫り込みをしますが、トリマーテーブルのフェンスの調子がいまいちなので、修理する事にしましたが接着工程があるのですぐには使えません。ルーターテーブルのフェンスの取付ピッチが同じなのでこれを拝借して加工する事にしました。ストッパーは兼用なので全く問題ありません。
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50/72弁用ケースは2枚ヒンジとなるので蓋と本体では加工時に左右が逆となります。このためストッパーの設定位置には細心の注意を払って調整しなければなりません。
今回は箱と同じ長さの端材を用意して試し切りを行いながら設定しました。
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本体と蓋の切り欠き位置がぴったり合いました!
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これで全ての加工が完了しました。
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オイルを塗って乾燥中、ウォールナッツもサテンシカモアも導管の太い木ですからオイルの吸い込みはけっこう激しいです。表面はあと5回位は塗っては研磨の繰り返しとなります。
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標準箱-10

長さを合わせた縁取りにタイトボンドを均一に薄く塗って接着します。
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接着剤が完全に乾いてからクイーンアンビットで面取りをし、表面の磨きがやっと完了しました。
そして今日は絶好の雨?なのでアクリル板のカットも行いました。(笑)
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響板の断ち落としから作ったスプルースの小片で小さな楔を作ります。
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楔を響板の切り欠いてある所の溝に叩き込んでおきます。
これは年月が経って響板が痩せてきた時に不快なビビリ音が発生する事があるのでそれを防止するためです。
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やっぱりオルゴール

息抜き工作で作った器ですが、やはりオルゴールになりそうです。
蓋にクロス(十字)のマークですがやはりこれは強烈なイメージです(笑)
十字は古代から使われていたシンボルの一つであり、現代においても国旗や家紋等様々な方面で使われています。デザイン上クロスした中心で剣突きになっているものはあまり見た事がないですけど・・・。国旗には非常に多く使われており、スイス、スエーデン、ノルウエー、デンマーク、アイスランドなど他にもいっぱいあります。イギリス国旗のユニオンジャックも斜め十字(スコットランドとアイルランド)との組合せですね。
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30弁のムーブメントが取り付きましたがまだストッパーとヒンジを考えなければなりません。
今回はいけずでない子に育てようと思います。(笑)
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標準箱-9

蓋の上面のコーナーに飾り縁を入れます。
まず蓋のコーナーを6mm欠き取りますが今回はトリマースタンドを使いました。
6.5mm角の飾り縁(ローズウッド)を用意し各辺の長さプラス10mmにカットします。
位置を決めて上面にマーキングしますが、ローズウッドは鉛筆で書いたマーキングが比較的よく見えます!(これに比べるとウォールナッツは見る方向や光の加減によってとても見ずらいんです。)
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飾り縁が入隅に当たる角を面取りしますが材が細くて固定しにくいので専用の削り台を使います。
箸削り台をいつも使うんですがどこに片付けたかいくら探しても見つからなかったので即席でタモの端材にV溝を切って作りました。当て止めは直角に溝を切って適当な角材を嵌め込んだだけです。
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削り台のクローズアップです。
細くて長い材でも安定した加工ができます。
入隅に当たる角を面取りするのは接着する2面の当たりを良くするためと余分の接着剤の逃げ場を作るためです。
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飾り縁の両端を昇降盤でプラス1mmの長さに留め切りしてマイタートリマー(通称ギロチン)で少しづつ微調整して合わせます。下の写真は最後の一辺
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マイタートリマーの刃と切削片です。いちばん薄いのは0.1mmくらいです。
マイタートリマーはその名のとおり、少しづつ削って切断面を整える道具で最初のカットはできません。
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4辺の飾り縁がぴったり合いました。
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標準箱-8

アクリル受けを箱の共木から切り出してタイトボンドで接着します。
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コーナーに契りを接着し、余分を釘引き鋸でカットしました。
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側面をザッと研磨して、だんだん箱らしくなってきました。
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Vブロックと45°カットジグの製作

板材を45°にカットするのは昇降盤でマイターゲージを使えば簡単ですがV字形に切り込む事はできません。(軸傾斜盤ならブレードの角度が変えられるので可能なんですけど)
今回V-ブロックを作る必要があったので専用ジグを製作しました。
ベースとなるのはテノンカッタージグに入らない幅広材等にホゾを切ったりする時に使っているマイターゲージに取付けるフェンスボードです。このボードに正確な45°にカットしたアクリル板にフライスで長穴を加工し、M4の鬼目ナットを打ち込んでスライド固定できるようにしました。
このスライド機構によって様々な形状のVブロックや45°カット加工の巾が広がります。
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加工する材をアクリル板に押し当ててクランプでフェンスボードに固定してカットします。
裏返して同じようにカットすれば正確なVブロックが簡単にできあがります。
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息抜き工作〜続き

一昨日は息を抜き過ぎてせっかく写真撮影したi-Phoneを工房に忘れて帰ったので今日の写真は2日分です(笑)

剣突きの蓋は3階に分けて接着する事にして、まずこのブロックの接着から始めます。。
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ウォールナッツの剣側はちょうど先日作った球面用の穴開けジグのV-字の部分が使えます。
反対側のサイカチの正方形はV-ブロックを製作して挟み込みました。
これで何とか接着剤を塗った時の部材の滑りによるズレを最小限に抑えられました。
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途中の写真をなぜか忘れましたが出来上がりました(笑)
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市松模様の方は一回目の接着です。
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接着できた物を直角方向に同寸法にカットし、一コマずつずらして接着すれば市松模様のできあがりです。
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余分のコマをカットし、表面を磨いてサテンシカモアと黄檗の縮み杢の市松模様が完成!
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息抜き工作?

工房内の端材や切れ端の整理をしているとなぜか見ただけで製作意欲がむらむらと湧いて来る事があります。
これはサイカチを板材に製材した時の切れ端ですが木端にもまったく割れがないので旋盤で挽いてみました。30弁のムーブメントが入りそうです♪
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こちらは裏面です。底の響板になる部分が中央部分で約5mm、周囲は7mmくらいの厚みが残るように挽きました。
全体の厚みは45mmしかないので蓋を取ることはできません。
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サイカチの柾目の端材とウォールナッツの組合せで蓋を作る事にしましたがウォールナッツがクロスする部分を剣突きにしてみました。材の加工は45°と90°が正確に出ていればさほど難しくはないですがこれらを如何にうまく接着するかが一番問題です。接着剤を付けて締めた時の各材の動きをいかにうまく止めるかを熟孝しなければなりません。
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次に目にとまったのが現在製作中の箱に使っているサテンシカモアの端材です。長さ35cm、巾は83mm,
厚みが13.5mmです。
思いついたのが縮み杢の出た柾目の黄檗との組合せによる市松模様です。
サテンシカモアは24mm巾にカットし、厚みを半分に挽き割りました。
厚みは5mm強になりましたが350mm長さで24mm巾の板が6枚取れました。黄檗は6.5mm厚の物があったのでこれをサテンシカモアの厚さに合わせて同寸法の板を6枚作りました。
並べて見るとなかなか良いコントラストです。
接着後のプレーナー掛けけやサンディングが楽なように木理を合わせて順番を決め、符号を付けておきます。
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 こうゆう事をやっているとあっという間に時間だけが過ぎて行きます!!
という事でオルゴール標準箱の製作はちょっとお休み。
今日も充実した一日だった(笑) 

標準箱-7

例によって箱本体と蓋を切り離しました。
目違いを払って昇降盤のブレード痕を鉋で平滑にしておきます。
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一応、箱の形はできましたが表面の磨きや心躍るムーブメントの取付けまでには契りを入れたりアクリル受け桟の取付け、飾り縁取りや蝶番の加工等まだまだ細かい作業が残っています。
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