譜面台の製作が急ピッチで・・・


今日は譜面受けを除くほとんどのパーツが出来上がりました!


譜面受けを上下する支柱とカラムのスライド具合の調整には時間をかけます。


ゆる過ぎるとガタが大きくなり、きついと高さ調整時に使用感が悪くなります。また季節による木の収縮、膨張も頭に入れて調整しなくてはなりません。


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カラムの内面は後から修正がききません。カラムには特によく乾燥した追い柾のウォールナッツを選んで慎重に加工したあと、凸と凹を貼り合わせてあります。黒檀の10mm角の支柱をこの60cm長さのカラムに固くもなく、ゆるくもなく、抜き差しできるように鋤くようにスクレーピングプレーンで少しずつ削っていきます。また支柱の断面がわずかに三味胴になるように削ります。今までの経験からこうすることにより、季節に関係なくスムーズにスライドできます。


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スクレーピングプレーンは縦鉋の一種ですが、日本の縦鉋とは構造や刃の出し方が異なります。スクレーピングプレーンの刃は要するにスクレーパーの刃で、厚さは1mm程度しかありません。研ぎ角はスクレーパーはほとんど90°ですが、スクレーピングプレーンは45°に研いであります。刃は出し入れするのではなく、刃の仕込み角が前方に20°傾けてあり、押しネジで刃を押して湾曲させることにより、刃の中央部がカンナ台よりわずかに出ます。ですから刃の調整はガラスの上で刃の全面がガラスにピッタリ着くように取付けて、そこから押しネジを回せば刃の出具合が簡単に調整できます。とても合理的な方法ですが、理論的に中央が凹んだ削り痕になります。そのかわりカンナまくら(幅広い面を削った時カンナの巾の段が付く事)が出ません。


黒檀やローズウッド等の硬い木を削る時に重宝しています。


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