お向かいの辛夷の木にピンクの実がいっぱい成って来ました。



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まだ十分に熟してないのに2つ地面に落ちていました。


コブシは普通、辛夷と書きますが拳と書くこともあります。集合果である果実が子供の握り拳に似ている事からコブシと言うらしいです。


あの早春の純白の花とは似つかわしくない果実ですが、遠目に見るとピンクの花が咲いたようにも見えます。


右下の3個は中の実ですが、白い紐状の物が付いています。これが引っ張るとゴムのように「びよぉ〜〜ん」と伸びるのですが・・・(笑)本当は実が熟して殻が割れると、この糸で種子が垂れ下がるようです。


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下の写真はhttp://blog.livedoor.jp/arakawasanpo/archives/1166890.htmlさんから無断で拝借しましたが、このように木の上でぶらさがるらしいです。私はまだこの状態のを見た事ないです。


殻が弾けて実がぶら下がるのは鳥さん(特にヒヨドリ)が見つけやすく、食べ易いようにらしいです。


何とも面白い形態です。


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果実の裏側というか、上は白くて人の顔のような模様が入ってました!


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この落ちていた果実はまだ十分に熟してないので多分チョッキリ虫にやられたのではと思います。先日のまだ青いドングリもきっとそうです。彼等は果実に卵を産みつけて、枝をチョキンと切って落とすゾウムシの一種です。中には落とし文のように葉っぱに卵を産みつけ、きれいに葉を切り取って、葉巻状に巻き、落とす器用なのもおりますが・・・みんな生存するために苦労してるんですねぇ・・・感心!


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