今度の二人展に出展するコラボ作品のステンド入りオルゴールの形がやっと決まり、製作に入りましたが、間に合うんでしょうか?
ステンドグラスはカットしたガラスを銅テープと半田でつなぎ合わせて作ってあるため、厚みや形状が部分によって微妙に異なります。そのためステンドグラスの入る蓋部分から製作に入ります。
・・・この部分が完成すれば後は目をつむっていても・・・つむっていてはできませんが、なんとかなるでしょう。
部材を正確に45°にカットし、接合部に隙間がないかを確認したら、周囲をテープで固定して外側の輪郭と内側のアールを墨付けします。
側面の350Rは特製コンパスで描きます。
木創舎には3000Rまでのコンパスが用意してありますが、これを使う時は工房内を大掃除して、その辺のガラクタ(否、宝物です!)をすべてかたずけてから床の上での作業となります。(過去2回しか使ったことありません・・笑)
内側上下の160Rは今回用にテンプレートを作りました。
内側のアールをバンドソーでカットしてスピンドルサンダーで仕上げてからいよいよ接着します。
4隅はビスケットジョイントを使用して接着しますが、横と縦の板巾が異なるため、コーナークランプやベルトクランプが使えません。(同じ巾で板取すれば使えますが、捨てる部分が多くなってしまいます・・・)
そこで新しい額縁用?締め具の登場です。 350×250mm以下の変形フレームに対応可能!
台形のフレームでも間に挟むテーパーの付いたスペーサーを作ればOKです。
うん、なかなかいい感じに締ります!!
(またまたジグが増えてしまった!)
早速接着。下のティッシュペーパーははみ出した接着剤で台座と接着しないようにするためです。表面にはみ出した接着剤は水で濡らしたガーゼで拭き取っておきます。このまま明日まで放置して、外周の加工と内側にステンドグラスをはめ込むための段欠き加工をします。