20年以上使って来たサンドペーパー研磨用のヤスリホルダーのペーパーが当る面に貼ってあるゴムシートがひび割れてきました。また、ハンドルのガタツキも気になります。
粗目(#120)、中目(#240)、細目(#400)専用に3本使っています。以前に他のメーカーの物も2、3使ってみましたが使いにくかったり、全く使い物にならなかった!(私の用途では)物もありました。このホルダーはタジマ製のYH-75で、しっかりした造りで、平面度、強度も良く、ハンドルには藤が巻いてあり、とても握り易くバランスのいい形状です。(20年以上ノーメンテでハンドルのガタ以外はまったく問題ありません。)
ネットで調べるとまだ現役で販売されております。(やはり良い物は製品寿命も長いようです。)
ハンドルのガタツキはゴムシートの内側にある止めネジのゆるみなので、この際、ひび割れて来たゴムシートを剥がして薄いコルクを貼る事にしました。
まず、スクレーパーでゴムシートを剥がします。
残った粘着材をアルコールでふやかして、こそげとります。アルコールを染ませて2〜3分置くと簡単にはがれます。
3本とも新品のようにきれいになりました! 右の2本はサンドペーパを取付ける面、左はハンドルの付く面です。
ハンドルの止めネジに緩み防止剤を塗って締め付け、1nn厚のコルクシートを貼って完成です。
一番左はサンドペーパーを装着したところです。
ついでに手製の凹面用にもコルクシートを貼付けました。
サンディングで完全な平面を出すのは至難の技です。このようなヤスリホルダーを使うと必ず両端がダレます。
そんなに平面性が重要でない場合は注意して掛ければこれで十分ですが・・・
コルクシートやゴムシートなしの物にサンドペーパーを貼付ければかなり平面性はよくなりますがサンディングした粉の逃げ道がなくなるため、目詰まりしやすくなります。
小型のワークの場合は定盤(又は分厚いガラス板)に貼付けたサンドペーパーの上で注意深く往復させれば良い平面性が出せます。(どの場合も同じですが、押す、引く、左右のバランスのクセが出るのでワークを前後反対向けて平均して摺ることが重要です。)