お向かいの造園屋さんが薪用にと槙の木を持って来てくれました。


直径15cm足らずの細い丸太ですが、一番玉(一番根元に近い所)は枝もなく、木口を見るとよく詰まったきれいな材です。


そこで、この丸太の皮を剥いで製材してみました。この太さだと製材も簡単です。手押し鉋で基準面を作り、バンドソーで順序を考えて挽いていきます。先ず両サイド、次にセンターを挽き、芯の部分を手押しで取り除きます。
後は平行ガイドに沿って芯に近い方から順に挽いていきます。



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挽いた板材の間に桟木を入れてPPロープで固く縛り、両端に楔をかませてさらに強く締めておきます。こうしておけば板が乾燥して痩せた時にロープをほどかずに簡単に締め直す事ができます。


木口にボンドをたっぷり塗って木口割れを防いでおきます。(このボンドは以前に凍らせてしまって分離した物ですが、この用途には接着強度は必要ないので乾燥時の割れ止め用に使っています。)



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どんな材になるか楽しみです。割れや捻れで全く使い物にならない場合もあるし、半分賭けのようなものですが・・・
今回のは切った時期もいいので物になると思いますが・・・