ミニフォルテ整備の続きです。昨日仕入れてきた低頭のキャップボルトでステンレスの押さえ板を取り付けました。
L-レンチで締めますのでせまい場所でも簡単、確実に締め付けられます。


削る材との位置関係はこのようになります。


右から入口側送材ローラー、入口側の押さえ板、中央がカッターのナイフ、続いて出口側押さえ板、出口側ローラーです。


2枚の押さえ板は薄い材が浮き上がらないよう押さえると同時にナイフで削った切削屑が飛散してローラーと材の間に入らないようにするプロテクターの役目もあります。


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ここで一旦中断して、スペアのナイフを購入のためにワタナベ機械さんへ行きました。


ミニフォルテはすでに生産中止になっていますが、ワタナベ機械さんにはなんとナイフの在庫がありました!
送材ローラーもまだ入手可能ですが、ひとつ良い事を教えてもらいました。


通常、入口側のローラーが早く傷んで磨り減るため、出口側と交換して、調整しろが無くなったら新品に交換すればいいとの箏。・・・なるほど車のタイヤローテーションと同じようなもんですなぁ!


(しかし、ワタナベさん、客にそんな事教えたら儲かりまへんで! いやいや、だから信頼しておつきあいできるんですわ、ワタナベさん、ありがとうございます。)


で、工房へ帰って早速送材ローラーを入れ替えて、高さ(圧力)を再調整しました。



写真中央のダブルナットのかかっている右側の調整ボルト(入口側)にまだ余裕があるのがわかります。
左(出口側)は磨り減った方のローラーに入れ替えたので調整代がもうありません。


次回、送りが悪くなったら両方交換ですね。


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ナイフの交換は付属のジグを使って3枚とも刃の出具合を同じにセットしてからカンナ胴に取付けます。



一番上が裏刃で中央のスローアウエイのナイフをこれにセットし、刃の出を調整します。
下のブロックが3枚の刃ので具合を同じにするための専用ジグであらかじめ真鍮ネジを調整して左右の間隔をあわせておきます。ねじのピッチが粗いのでけっこうシビアですが一度合わせばそう変えることはありません。私は13.8mmにしています。



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ナイフを裏刃にセットしてジグに置き、ナイフの刃が真鍮ネジに当るまで裏刃左右のネジを調整します。


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高さ調整の終わったナイフと裏刃をカンナ胴のスロットに差し込み、4本の押しネジでしっかりと固定します。


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試しにウォールナッツの薄板を削ってみました。


杢の出ている中央の部分が少し欠けましたがまずまずの仕上がりです。


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厚みは・・・1.09mmでした。素直な木目や柾目の材なら0.5mmでもいけそうです。


まあ、今のところここまで薄く削る必要がないので・・・一応合格とします。


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カバー等を元通り取付けて元の置き台の上に乗せ、完了です。


送材もスムーズで、心なしか音も静かになったようで満足です。(このカンナはインダクションモーターなのでもともと静かです。ナイフが良く切れていると切削時の音も低いです。)


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