ワタナベ機械さんのユニック付トラックの力強い音とともに10時前に工房にご到着。荷台には紅白の垂れ幕こそ付いていませんが(笑)荷台の中央に我があこがれの300mm手押しさんが鎮座ましましておられまする。
かなり年増ですが、ジャラジャラした今時のデコレーションや装備を全く付けずにシンプルな美しさを保ってのご登場です。
当工房では"Dainichy"と呼ぶ事にいたしましょう。


当工房は玄関のデッキ部分の庇が少し低いのでユニックでどこまで入れられるかがちょっと心配でした。一旦デッキに降ろして、そこから人力で・・・と想定していたのでコンパネやコロも用意していましたが、ヤスイチさん、ざっと見渡して工房内に降ろせるよ!とのこと。トラックの停車位置を慎重に選んでアウトリガーを降ろし、車体を踏ん張って200kg以上ある手押しを軽々と吊り上げました。ユニックのブームをいっぱい伸ばしてゆっくり降ろすと工房内に2/3以上入ったので下にコロをかませて楽々設置予定位置まで荷降ろし完了。
ヤスイッツァン、Good job!!! [E:good]
ちょうど出勤して来られた布袋さんにもお手伝いいただきました。皆さん、ありがとうございました。


午後からさっそく接触保護カバーを外して受け入れ検査?。


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硬いカリンを削ってみました。今までの平面出しの苦労がうそのようです!


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すぐに手のとどく所にレンチと箒掛けが欲しいなと思ったので思い立った時に即、穴開け!
厚みは10mm以上ありますが、鋳物は穴開けがとても楽です。タップも簡単に立てられます。


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あっという間に完成! これで作業の途中でレンチや箒を探しまわることはないでしょう。(笑)


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次に気になったのは切削量の表示がありません。
これは時間ができた時に真鍮板で目盛りと指標を作って取付ける事にしましょう。とりあえずはマジックインキで超いいかげんな目盛りを書いておきました。まぁこれでも一応の目安になります。(手押しのばあい切削量はそんなにシビアではないですが正確なゼロ位置は必要ですね。)


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手押し鉋の場合は削り屑は90%以上カッターの下に落ちて飛散することはないので集塵システムには接続せずに機械の下にボックスを作って引出し式のダストコレクターを4月末の個展が終わったらすぐに作る事にします。
(古い機械のため集塵については全く考えられていないのですが機構がとてもシンプルなので機械の下にはじゃまになる物が一切出ていません。またこの手押しを集塵システムに接続してもチップブレーカーなど付いていないので100mmの集塵ホースではすぐに詰まる事が目に見えているのでかえってわずらわしいです。150mmの手押しでも樹種によってはしょっちゅう詰まった!)