椅子の外側からストッパーを操作するためのロッドの両端にM4のネジを切ります。
材料は150mmにカットしたφ4の真鍮棒です。



長いロッドにダイスで雄ねじをまっすぐに切るのは以外と難しく、最初の1ターンで平行度が決まってしまいます。
旋盤を使ってネジを立てると簡単に精度よく切る事ができます。


先ず主軸にM4ダイスをセットした4つ爪チャックを付けます。





Img_2485


芯押し台の方にはドリルチャックを付けて真鍮棒をチャッキングします。
芯押し台のロックはフリーのままで右手で主軸方向に押し込みながら主軸をゆっくり手で回転させてネジを切っていきます。(もちろん電気は使いません・・・念のため)
ダイスの刃にタッピンググリスをほんのわずか付けてマーキングテープの位置まで主軸を手で回してネジを切ります。


一回転すれば芯押し台は自動的にロッドに引っ張られて主軸側に動いて行くので軽く押すだけでOKです。


Img_2487


ダイスがよく切れていれば螺旋状の切り屑が軽快に出て来ます。


Img_2489


きれいなネジが切れました。


Img_2490


次はストッパーのロック部品をφ10の真鍮棒から作ります。
バンドソーで20mmに切断した真鍮棒の切り口をバイトで仕上げてドリルで穴が開け易いように中心を少し凹ませます。
次に突っ切りバイトで押さえバネの入る溝を切ります。(すんませーん、写真撮り忘れました。)


Img_2492


センターにφ4ドリルでロッドの通る貫通穴を開けます。


Img_2493


ムーブメントのストッパーレバーを押す部品を作りますが金属同士だと演奏中に共振すると不快な音を出すので黒檀の丸棒から作ります。
必要な長さは10mmですが4個分一度に作るので深さ55mmの穴を開けます。この後昇降盤で10mmにカットします。


Img_2500


部材が揃いました。押さえバネは実際に装着してみて長さや強さ、曲げの角度等変更の必要があるかもしれないのでとりあえず1枚を試作しました。


Img_2504


組み上がったニューストッパーです。
軸受けは硬い割に加工の楽なモアビです。(粉は刺激性があるのでマスク必携ですが・・)


Img_2501


今のところ調子良く働いています。


Img_2502


これでやっと箱の側板にストッパーの穴加工ができるので、その後接着ができそうです。