あと2台分の音の椅子の背板を木取りしておきます。
背板の縦の断面は長辺が1.6°短辺が4°の傾斜が付いていますが、横巾が245mmあるのでけっこう加工しにくい形状です。


そこでプレーナーで加工できるように専用の馬を2×4材で作ります。(単に2本の2×4材に枕を敷いて傾斜を付けてあるだけですが・・・)



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加工する材を馬に乗せ、先端部の裏からコースレッドビスでほんの軽く固定しておきます。


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プレーナーを通しますが始めの数回は送りローラーが効かないので材を手でベッドに押し付けながらアウトフィード側から引っ張って削ります。切削面の長さが10cm程度になったら安定して自動で送られるようになります。


(プレーナーに掛ける前にバンドソーでカットする手もあるんですが・・失敗のリスクが大きいので面倒ですが始めからプレーナーを通します。)


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短辺側は角度が大きく、プレーナーでは無理なので、バンドソーでゆっくりと慎重に墨線の外側を切ります。


手押し鉋盤を掛けたあと、手カンナで整えて完了です。


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ウォ−ルナッツの背板が二枚でき上がりました。
フォルムは一台ずつ変えるのでその都度考えましょう。


300mm手押しのDinichyがメンバーに加わってこの手の加工がとてもスピーディで精度よく出来るようになりました。


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