オルゴールのストッパーや外付けパーツを真鍮等で作りますが、そんな時に活躍してくれる傍役達です。


左からスクラッチオール、フラットノーズプライヤー、ケガキ針です。


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スクラッチオールの先端角は75°くらいです。これはどちらかというと金工より木工で活躍するシーンの方が多いかもしれません。ケガキには適しませんが、木材にドリルで穴を開ける時のセンターポンチや旋盤加工時のセンターマーキングに重宝します。柔らかい木の場合は強く垂直に押し込むだけで、ドリル加工不要です。
薄い真鍮板や銅板にはセンターポンチよりこれで軽く押し付けた方が周囲が凹まず、きれいにマーキングできます。


それより一番重宝しているのは小さな蝶番の木ネジ穴のセンターマーキングです。絶妙な先端角と太めのシャフトで、四つ目錐やケガキ針より正確なマーキングができます。またシャフトが柄の中を貫通しているのと柄もいい形なので、何かのついでに注文したのですが、これは大当たりでした!(ついでに買った位ですから値段もそんなに高くなかったです。)


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フラットノーズプライヤーは小さい真鍮板の曲げ加工時等に使用しますが、内側の滑り止めのギザギザを落として先端は砥石で研磨しています。これは柔らかい真鍮板に傷を付けないためです。
(ラットノーズプライヤーのギザギザは普通のラジオペンチに比べると小さいですが、それでも強く挟むと傷が付いてしまいます。)


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ケガキ針は3mmの丸ヤスリの先をグラインダーで円錐状に研磨しただけの物ですが、市販のケガキ針よりずっと使い易いです。


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