パイプの調整


ケルンのウインドウエイ出口をノミで削ってクリアランスの調整をします。0.3mm〜0.4mmがベストのようです。


Img_4076


サンドペーパーを14.5mm巾の薄板に貼付けた物で滑らかに仕上げます。


Img_4078



パイプの調音


まず5本作った350mmの一番安定して良く鳴るパイプをc'管に使います。
下の表より各々10mm程度長めにパイプの先端をカットします。


最終的な調律はオルガン本体と空気室となるウインドチェスト、フイゴが出来てからしかできません。
これは口で1本ずつ吹いた場合とオルガンに取付けてフイゴで風を送った場合とでは微妙に音程が変わるためです。


ここまで来るとパイプに仕上げのオイルを塗りたくなりますが、パイプを整然とオルガンに固定するためには本体を作って、現物合わせでしかできないため、グッとこらえて次の行程に進みます。


まだまだ先は長いです。


c'     336mm
c'#   316mm
d'     300mm
d'#   284mm
e'     266mm
f'      251mm
f'#    238mm
g'     224mm
g'#   214mm
a'     202mm
a'#   191mm
h'     180mm
c"     172mm
c"#   162mm
d"     153mm
d"#   143mm
e"     141mm
f"      128mm


at 20℃  A=440Hz


c'〜f"の18本のパイプが揃いました!
右の9本はまだ側面の鉋掛けが終了していません。番号は蓋(下唇)との相番号なので音程とは無関係です。


Img_4080