前板には「Festina lente」 の文字を彫刻します。ラテン語で ”いそげ、ゆっくり” の意味です。
私の好きな言葉の一つです。
側板は形が割と特異なので、下の部分にだけ装飾を入れます。
飾り罫を彫刻し、円の中に時の音色さんに絵を描いてもらうようお願いするつもりです。
もちろん、左右違う絵で・・・(笑)
こうすることにより円の外側はオイルフィニッシュ、内側は絵に適した下地や仕上げができます。
今日は右側の側板だけ彫刻ができました。
私は彫刻があまり得意でないので集中してできません。最近、視力が衰えてヘッドルーペをかけないとどこを彫ってるのかわかりませんので(笑)それがとても疲れるのです!
それと今の季節だと3時頃までが勝負です。夕方になると光線が弱くなって、さらに見えにくくなります。
明日は朝からがんばって、もう1枚の側板と前板ができるかな?
ほんとうは集中して全てを一日で仕上げる方が私の場合はいいと思うんですが・・・一日経つと彫り方が変わってきてしまうのです。
彫刻専門の方は大作を何日もかけて同じ調子で彫り上げられますので凄いなあと感心してしまいます。
彫刻前の写真とずいぶん色が違いますが場所、時間、光線の具合ですね。
本当の色はこの中間くらい、どちらかと言えば彫刻前の写真の方に近いです。