昨日は昇降盤がなんとかかっこうがついて調子良くなったので今日は製材室の整理を兼ねて、手押しと自動の整備です。
手押しカンナは非常に古い機種のため、刃高調整機能がありません!下端定規を使って刃の高さを合わせますが、締め付けボルトをほんの少し締めては刃の高さを2点で確認します。うまく決まれば1〜2回で済みますが、合わないとなると何回やってもうまくいきません。
手押し鉋の精度は全ての機械加工の基準となるので手を抜くことは出来ません!
アウトフィードテーブル(出側)の面とブレード(刃)の上死点が完全に一致するようにするわけですが、ブレードの方が高いと凹面になりますし、最後に鼻落ちします。低いとスムーズに送材できません。また、少ない精密な切削が出来なくなります。
何とか刃高調整が出来たので固定ボルトをしっかりと締め付けて完了です。
これは何か良い方法を考えなくてはなりません!
手押しがうまく掛かっていると削った板がアウトフィードテーブル上で吸い付いて剥がしにくくなります!
この後、自動カンナを掛けても鼻落ちしません。
250mm巾の杢の出た黄檗を削ってみました。これなら合格です!
自動カンナのDewalt735は新しい機種なのでとても簡単ですが3枚刃なので取外し、取付けに少々時間がかかりますがスローアウエイ刃なので調整不要です。慎重に使って大きな欠けを生じさせなければ4回位は研磨できます。(切り込み深さは研いだ分だけ減ってくるので目盛りはずれて来ますが、私はデジタルゲージを使っているので校正するだけでOKです。)
そして、今日は時の音色さんが雨の中、遠路はるばる行商スタイル(笑)で大型額の加工に来られましたので、お昼はカフェ・イタリアン(と言っても手抜きスパゲティですが・・・)となりましたが、食べるのに気を取られて、写真忘れました!
マンドリンやリュートのように優しい丸い音になったようです!!