旋盤でタップやダイスを使ってネジを切る時は主軸を手で回して加工しますが加工径が大きくなると主軸のチャックは直径が80mmしかないので回すのに骨が折れます。
そこで主軸の貫通孔を利用して簡単に着脱可能なハンドルを作りました。


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ハンドルの直径は160mmなのでチャックのちょうど2倍です。理論的には半分の力で回すことが出来ます。


構造は主軸の貫通孔に差し込んだロッドの先端に割を入れて、テーパー状のナットをネジで引っぱり、割を開いて主軸に密着させて固定します。


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下の写真が全てのパーツです。


左がマホガニーのハンドル、センターには市販のM10フランジナットを埋め込みました。
右上が製作したテーパーナットと市販のM10×110ボルト、樹脂製のノブです。
右下は主軸貫通孔に通すロッドで先端は内側をテーパー加工し、スリ割りが入れてあります。


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ロッドの先端にテーパー孔の加工をしている所です。
手持ちのテーパーリーマが長かったのですが、この旋盤の芯間ぎりぎりいっぱいで何とか加工できました。
この後、バンドソーで十文字に所定の位置までスリ割りを入れます。


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テーパーナットに回り止めキーの溝を1mmのエンドミルで切っています。深さは約1.4mmですが一回の切削は0.2mm程度にしないと怖いので、7回往復しました。


本当はこの加工はエンドミルではなく、フライス用の丸鋸刃でやれば効率的なのですが、まだ準備していませんので・・・


溝を切った後、1mm厚の真鍮板の切れ端を圧入してヤスリで仕上げます。


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