今日は工房の大掃除ですが、その合間にちょっと作業を・・・と言うより、作業の合間に小掃除という感じです。(笑)


切り替えレバーと表示プレートも鉄板だったので錆びを落として磨き、塗装をしました。


スプレー缶できれいに塗装するには下地の処理は言うまでもないですが、塗装する部品の温度を60℃以上に上げ、スプレー缶も45〜50℃の湯で15分くらい暖めておきます。こうすることにより、スプレー缶の内圧が上がり、塗料の粒子が細かくなって、ムラになりにくく、また部品に付着した瞬間に溶材が揮発するので立った面でも流れにくくなります。


今回使ったシリコン系塗料は指触乾燥時間30分と書いてありますが5分でOKです!
塗り終わったらストーブのそばで60℃くらいまで上がる位置にワイヤーを張って乾燥させておきます。


薪ストーブは遠赤外線も多く放射されているので理想的な焼き付け塗装です。


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アンティークオルゴールの箱ですが、実はこれが一番の厄介な物でして、響板が見事に割れています。そしてよく見ると前板の収縮により、響板で突っ張られて前板と右側板の下の部分の接合が外れて前板の塗装にも割れが入っています。


それに木工家のはしくれとして、どうひいき目に見てもあまり丁寧な造りの箱ではありません。(表面はきれいに仕上げてありますが見えない部分はかなり手を抜いてあります。)



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前板の底のラフな鋸目の部分に鉋を掛けてみると材質はマホガニーではないかと思われます。それに引き換え、この響板は普通は目の通った柾目材を使うんですが、なぜか目の粗い板目材が使われています。(なぜこんなアンバランスな使い方をするのか理解に苦しみます。)


この箱を修復するのは無理と考えて、この箱は取っておき、同じ形、構造の新しい箱を作ることにしました。
本体はマホガニーの在庫が無いのでサペリ、響板にはスプルースの柾目材を使います。



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