木彫チェストが完成したのでアンティークオルゴールのケース造りに入ります、


正月の間に図面と材料リストを作成しておいたので、材料表通りに厚みを揃え、図面通りにカットします。
全ての部材が整いました。


この箱はオリジナルの箱と同じドロワーロックジョイントで組み、蓋も平板のままなので、早く出来そうです。


100年以上も前に確立された構造ですから作りやすく、また音響効果的にも響板にムーブメントを12mm厚の下駄を履かせて取付け、響板が良く響くようにしているようです。


ただ、オリジナルの箱ではこの下駄の木目方向が響板と直交して接着されており響板が収縮した時の逃げ場がなくなり、そのために5mm厚の響板が真っ二つに割れたのではないかと思います。そこで響板と同じスプルースで木目方向を響板に合わせて木取りしました。


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