100弁のムーブメントを入れる箱ともなるとかなり大きな物となり、長い材の木口に正確な溝を切るのはかなり困難となります。
そこで完全な直方体のブロックを用意してこれをガイドとして加工します。


材料倉庫から適当と思われる樺の框材の切れ端を引っ張り出して来て手押し鉋盤で完全な直方体を作りました。
加工時の引っかかりを防止するために全ての角を面取りします。


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長い材をこの直方体にクランプで固定して加工することにより材がぐらつかず安定して正確な溝を切ることが出来ます。


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昇降盤とトリマーを駆使して全ての溝切りが終了しました。


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途中で止めた溝の底は昇降盤のブレードのアールが残っているのでノミとミニチュアルータープレーンで底をフラットにさらえておきます。


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響板がきつすぎず、緩すぎずはまり込むように豆カンナで少しずつ削って調整します。


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きれいに収まりました。


接着する前に側板の内側をゆるいアールカットをしておかなければなりません。
明日、バンドソーの刃を替えて気合いを入れてやることにします。


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