今日は時の音色さんを通じてご注文いただいた共鳴箱を名古屋のギャラリーカフェKanonさんに納品に行って来ました。


ちょうど時の音色さんに届ける材木の配達もあったので彼女もお雛さんを見に行きたかったということで一緒に行きましたが、実のところ、二人ともオルゴールの妖精がいる空間で、おいしい紅茶をいただきながらオルゴールの音色聴き比べをしたいと言うのが本当の理由のようで、そうなるともう片道150kmの距離等何の問題でもありませぬ!


挨拶もそこそこに建物の中へ入ると右手の部屋にりっぱなお雛様が・・・


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その右側には階段箪笥のお雛様、これシンプルですがとてもいい感じですね。


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このホールの天井は何と6面の屋根を持つ宝形造り(六注?)と言うんでしょうか?
とても凝った造りで、これは音響効果がよさそうです。


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隣の部屋のカフェも変形六角形の天井で、ふんだんに無垢の木材が使われており、道路側の大きな窓からは外に植えられたハーブや樹木が見られてとっても居心地の良い空間です。


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多角形の天井と大きな梁、そしてこのカウンターは厚さ45mmほどもある無垢のタモ材です。豪華ですね!
床も無垢材のフローリングなのでとても落ち着いた感じで、ここならいつまででもいられそうな・・・


写真を撮り忘れましたが洗面所やトイレの内装、トイレットペーパーホルダーの金具等まで真鍮の垢抜けしたものが使われていました。


トイレに入った時に(笑)このすばらしい建物がどんな経緯で立てられたものか知りたくなり、オーナーさんにお聞きするとオーナーさんを含めた3姉妹がそれぞれ好きなことに打ち込めるようにとカフェ、ギャラリー、アトリエを連結して娘さんのご主人である大工さんが建てられたとのこと・・・納得です!!・・・Great!


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窓際の席でお勧めのオレンジジンジャーティーをいただきました。
このティーサーバーが何とも言えないいい感じです。


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あっ、ここからが本来の?納品業務というよりは聴き比べです。


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ここに置くとウォールナッツの共鳴箱はもう何年もここにいるような顔をしてカノンさんのリュージュ144弁の下で響いておりました。(笑)
気に入っていただけてよかったです。


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リュージュはとても繊細な音で鳴りますが、そのメカニズムもいつ見てもとても繊細です。


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聴き比べ用に私が持参した50弁、72弁、100弁のそれぞれの「カノン」も、ここぞとばかりに鳴っておりました。
途中で娘さんがかわいいお孫さんと一緒に来られてもう一度始めから聞き直し〜(笑)
時の音色さんの72弁と18弁の作品もあるので、もう今日はオルゴール三昧の一日でした。


カノンさんとお二人の妹さん、長い時間ありがとうございました。


https://www.facebook.com/galleryKanon/?rc=p


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