だいぶ前(いつだったかな・・・?)にTさんから頼まれていたブリーフケース(アタッシュケース)の製作に取掛かりました。3台まとめて作ります。


私は作り出せばわりと早いんですが、それまでがなかなかでして・・・皆様にはいろいろとご迷惑を掛けていると思います。


材料は枠がウォールナッツ、サペリ、シカモアの3種類で表板と裏板には黄檗の突き板を貼った合板を使います。
突き板と言ってもこの合板は1mm以上あるきれいな黄檗が両面に貼られています。


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ブリーフケースは今まで何度か作っていますが、同じ物では面白くないので今回は表板の意匠を少し変えてみます。


今回は3台とも同じ黄檗の合板なので、それぞれの枠に合わせた木でアクセントとなる象嵌を入れます。
特製のガイドを使って3mm巾と1/4"(6.35mm)巾の2本の溝をトリマーで彫ります。
こんな時に複数のトリマーがあると違う径のビットを装着してガイドやトリマーの設定変更なしで2本の異なる巾の溝が何枚でも正確に加工できます。(いや、3〜5枚が私には限度ですね・・・笑)溝の位置を変えるのはガイドとトリマーの間に適当なスペーサーを挟むだけで済みます。


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巾の異なる平行な溝が掘れました。深さは2mm程度です。


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反対側の角には30°の角度で枠と同じ樹種を貼付けます。
1/4"のビットで溝を彫って、残りをトリマーテーブルに付けたディッシュビットで欠き取ります。
切り込み過ぎを防ぐためにガイドとなるフェンスをクランプで固定しておきます。


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3枚とも同じように溝と欠き取りのが加工できました。


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象嵌する材を用意して巾や厚みを調整しておきます。
この時貼付けたり象嵌する材料の目を見てベースの黄檗と同じ順目になるように方向を揃えてマーキングしておきます。
こうしておくとカンナ掛けで逆目がおきる心配がありません。


接着後、不要部分を切り取って面一になるようにカンナとサンドペーパーで仕上げます。


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枠の溝にきっちり収まるように昇降盤で段欠き加工をして仮組し、各部の収まり具合をチェックします。


左の1枚は接着の失敗でやり直したため、まだ段欠きが出来ていません。


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