今日はかねてからオルゴールコンサートをすることになっている私の妹分の時の音色さんの妹分であるKさんの花工房JOUERを訪問してコンサートの打合せに行きましたが、神戸方面に行くついでに以前から一度行ってみたかった竹中大工道具館にも立ち寄ることにしました。(どっちがメインや!とつっこまれそうですが・・・笑・・どっちもメインです。)


先ず、北神急行の新神戸駅で時の音色さんと待ち合わせて大工道具館へ
この一見入口らしくない佇まいの入口がいいですね。実はこれは自動ドアの表面に名栗加工された化粧板が貼付けてあるんです。


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エントランスを入るともう1枚自動ドアがあります。


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一階ホールには今月の企画展、「船大工」に関する独特の道工具や工法が展示、紹介されていました。
素材に同じ木を使っても家大工の使用する道具とはかなり違った物があります。


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地下一階には常設展の大工道具と木組みに関する資料やサンプルが展示されています。


下の写真は昭和18年に調査された本格的な家屋を作るために必要とされる大工道具179点の展示です。
安普請であっても最低限、72点は必要であったとのことです。


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これは蛙股組み(かえるまた)といわれる社寺仏閣等の建築の梁と組み物の間に使われる雑作でその形が蛙が足を開いたような形からきています。


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こちらは一般的な日本家屋の小屋組の構造と各仕口を示した物です。


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地下二階には鉋鍜治の不世出名工、千代鶴是秀の作品と彼の鍜治工房が再現されています。


明治、大正、昭和に渡って作られた彼の鉋刃にはその命名もさることながら、まるで魔物が潜んでいるような美しさがあります。
本来、鉋や鑿は消耗工具ですからよく切れる(名品)は大工や木工家達にどんどん使われていって、今、残っている物は数も少ないらしいです。


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彼の工房で使われたヤスリや銑、ゲージ等の道具も興味深い物です。


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竹中大工道具館は入館料、一般¥500ですがシニア(60才以上)はなんと¥200です!(笑)


大工道具館はいつまでいても飽きませんが、おなかも空いて来たので昼食を取って花工房JOUERへ向かいました。


花工房JOUERさんでのコンサートは詳細が決まり次第、またお知らせ致します。