今日(10/7)から大分県国東市にある濤音寮(とういんりょう)へ行ってきました。


国東へは徳山からフェリーに乗りますが、5時間毎にしか便がないので12時出航の便に乗るべく、朝4時半に出発、10時半に徳山港に到着できました。


フェリーが大口を開けて接岸してきました!


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フェリーに2時間も乗ると飽きてきます。


そんな乗客を飽きさせないためのアトラクション!?ではありません。
甲板の排水溝が詰まった?ため水圧で流しているんですがホースのノズルの先にぼろ布を巻き付けて排水溝の穴に突っ込んで押さえるんですが、作業員の股の下から猛烈な勢いで水が戻って来ます。分厚いカッパは着ていますが多分、彼は下着までビチョビチョでしょう。
何回か作業を繰り返すうちになんとか開通したようです。(拍手!!)今日は暑い日だったので良かったですが寒い風の強い日にはできないですね!そしてこれは若いクルーの作業です。(笑)


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フェリーが竹田津港に到着し、10分足らずでめざす濤音寮に到着しました。
濤音寮は明治中期に建てられた木造の3階建てでその造りはまるでお城のようで非常に珍しい建物です。


https://www.facebook.com/touinryou/?hc_ref=PAGES_TIMELINE


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当初は造り酒屋の母屋として建てられたようですが現在ではその作りを生かしてギャラリーとカフェ、そして当主の表具師作家さんの工房にもなっています。


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玄関はもちろん、たくさんある部屋の随所に美しい曲線や格子窓を取り入れた創作屏風や額等が展示されています。


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そしてこの和室にしてはとてもよく響き、音の通りが良い部屋で私と時の音色さんの作品展示とコンサートを明日と明後日の2日間で計3公演を行いました。(作品展は15日までやっています。)
また初日には地元OBSのTVや大分合同新聞の取材も受けたので地元の方々には見ていただけたと思います。


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もともと周りが静かなこともありますが、この濤音寮、実にオルゴールの音が良く響くのです。
ガラス障子をすべて開け放しているにもかかわらず、コンサート会場で鳴らしていると広い館内のどこにいても聞こえます。


初日の公演は「かぜ、おと、おるごーるのしらべ」と題したコンサートでしたがこの地は本当に「風」が感じられます。
2日目の夕方は「宵待コンサート」でしたが、かすかな虫の音やライトアップされた庭の木々達も彩りを添えてくれたようです。(蚊の多さにはちょっと閉口しましたが・・・笑)


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日曜日の朝は裏山?の鬼塚古墳に連れて行ってもらいました。


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古墳の脇にあるこの樹の佇まいには圧倒されるものがあります。なにかすごいパワーを感じました。


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私はコンサート終了後大きなオルゴールのみを撤収し、車に積んで月曜日の朝、後ろ髪を引かれる思いで快晴の国東を出発して帰路につきました。


国東でお世話になった皆様、コンサートを聴きに来て下さったお客様や出展されていた工房の方々、ありがとうございました。


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