さてさて、金属材料ラックが完成したので安心してディスクオルゴールの改良に使う金属パーツの加工にとりかかりました。


これはディスクオルゴールの1号機です。このままでも特に問題はないのですが、ディスクが回転時に振動したりせず、より安定して演奏できるようにディスクの縁の下にローラー付きのサポートを取付けることにしました。


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下の写真はアンティークオルゴールですがサポートガイドによってディスクの前後がかなり持ち上げられてディスクが反っているのがよくわかります。これによりペラペラのディスクが振動しない訳です。


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先ず、回転するローラーのシャフトを真鍮のφ8丸棒から削り出して作ります。
右が支柱へ固定するためのネジでM3、中央部がローラーのシャフト部分でφ3.9に仕上げてあります。
左がネジの頭で切り離してからドライバーの入る溝を切ります。


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バンドソーで切り離してM3ネジ部をアダプターにねじ込み、、頭部を仕上げます。


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フライスに溝切りカッターを付けてマイナスドライバーの入るスリ割りを入れます。


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次はディスクを支えるローラーです。φ12の丸棒から作ります。
まずセンターにドリルでφ4の穴をあけます。


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剣先バイトで所定の厚みに切り目を入れ、外周を太鼓状に削ります。
バンドソーで切り離して反対側を奇麗に切削します。


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今日は前後2個分のローラーとシャフトが出来上がりました。


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