今日も飽きずに製材です! 今日は三日月を製材。
三日月と言ってもお月さんではありません。丸太の原木を製材した時に出る一番外側の皮の付いた部分で断面の片側が円弧状なので三日月とか背板と呼びます。通常は捨てるかチップにする部位ですが、白太のほとんどない物や芯材と白太の区別のない(例えば楓など)物はうまく木取れば十分に使えます。(当然値段が安くタダ同然の場合も・・・材木を買った時におまけで付いて来る・・笑)
また、皮に近い部分なので案外杢がきれいな場合があるんです。

もともと薄い材ですから長さを半分にカットして平面を出し易いようにし、三日月の両端をさらにカットしてバンドソーで安定して挽けるようにします。(通常の材を製材するよりとても手間がかかるんです。)
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厚みを決めてバンドソーで挽きます。
これは一番分厚かった材で15mm厚が2枚半取れそうです。
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挽き終わったところです。
どんな杢が現れるか・・・この瞬間がいちばんわくわくするわけですが・・。
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今回の成果は橡と楓(中央上の4枚、巾の狭い物)の薄板(7〜15mm厚)でした。けっこうきれいです。しかしこれだけを製材するのにほぼ半日を費やしました。
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もう一つの成果です。三日月の両端を刎ねた物を薪にしました。
これで半日分あるかな〜というところです。
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