一昨年の12月にお嫁に行ったトレブルテーブルが修理のために戻って来ました。
トラブルテーブルではありません、(念のため・・トレブルとは高音部の事を意味し、ト音記号の別名です。)
嫁入り先はすぐ近所だったのですがご主人様の転勤により昨年の秋に群馬県に引っ越しました。
かの地は空気が非常に乾燥しており、4度の展示会出展でも問題の出なかった五線譜の一番弱い所が乾燥による収縮で亀裂が入ってしまいました。
十分に乾燥した狂いの少ない ウォールナッツですが27cmしかないスパンで1.5mmも亀裂が入るというのは驚きです!(恐るべし群馬の乾燥度!)

またデザイン重視のあまり、組み方がセオリーに反したホゾ組となっていたので収縮の逃げ場がなく、割れてしまったようです。ウォールナッツは狂いが少なく、寸法も27cmなので大丈夫だろうと思ったのが甘かったようです。(反省!)
ホゾは強固にくっ付いていて外れないので切断しました!
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割れの入った部分です。もともと雇い実を入れて接合している部分はしっかり接着できていて、その近くが斜めに割れています。
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割れた部分を昇降盤で切り取ります。
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色味の似通ったウォールナッツ材を切り取った溝巾より0.2mm厚く挽いて接着します。
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外側の不要な部分を釘挽き鋸で切り落とします。
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内側をスピンドルサンダーで仕上げて両面を鉋で面一にします。
これでオイルを塗り直せば外観上はほとんど見分けが付かなくなります。
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