さて今日は昨日の植物園の続き、樹木編です。
京都府立植物園はもともと上賀茂神社の末社である半木神社の鎮守の森であった場所です。
(半木神社は今も園内にあります。)
戦後、京都御苑の代替地として占領軍の住居地になっていましたが1957年に返還され、現在の植物園になっています。深山、幽谷のような巨木はありませんが、さすが植物園だけあって、樹木の種類は多いです。
大木としてはこのエノキや楡、クヌギ、楠などがあります。(樹齢100年程度?)
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この大木の上の方には違う樹種のモミジの葉が出ているんです。
多分、この祠に落ちた種子が発芽してんでしょう。
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楠の大木の樹皮
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緑の梅林、花の時期もきれいですが、新緑の梅林も清々しくてとても気持ちの良い場所です。
写真ではよくわかりませんが地面の芝生には黄色いタンポポがたくさん咲いています。
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イロハモミジの巨木です。
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紅葉もきれいですがこの青紅葉もいいですね。
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珍しいコロラドトウヒ
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マグノリア マルテイニ
マグノリアとはモクレン科の総称のようで、このマルテイニは中国南西部からベトナムが原産と書いてありました。アメリカの木工雑誌にもマグノリアという木はたまに登場します。
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カクレミノ
ウコギ科の常緑樹で葉の先が3つや5つに裂けた物は神様にお供えをする時等に使用されるそうです。
天狗のうちわという別名もあるようです。
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園内を歩いているとハリギリの木の枝先を切った所に遭遇しました。
現場にいた作業服を着た職員さんに尋ねると幹の内部が腐って空洞になっており、伸びた枝が折れて落下する恐れがあるので伐採したらしいです。空洞になっているため樹齢は不明ですが占領軍に接収される前からあったとすれば100年くらい、現在の植物園になってから植えられたのであれば7〜80年?とのことでした。
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ハリギリは枝に鋭い刺があり、葉の形が桐の葉に似ている事から(桐のようには大きくない)この名が付いています。
ちなみに材木になると「栓(セン)」と呼ばれる事を話していると職員の方はそれは知らなかった!勉強になりました。とおっしゃってました。(笑)
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