天板の裏面に月のインレイを入れる事にしました。
カヤの木で三日月を切り抜き、天板に写して輪郭の内側を彫刻刀で軽く切っておきます。
トリマーに1mmビットを付けてフリーハンドで彫り込みます。
深さは1.2mm
彫刻刀で先を入れた所まで慎重に彫ります。
両端と内側をがピッタリ合うように印刀で彫り込みます。
カーブの外側は滑らかな円になるように仕上げて三日月の方をサンドペーパーで調整します。
ピッタリ入りました!
接着剤を付けて圧着し、しばらく置きます。
鉋の刃をほんの少しだけ出して面一に削ります。
#400のペーパーを掛けてできあがり
オイルを塗るとパターンがはっきりと浮き出て来ます。
Wさんの想いを知ってるだけに涙出ました。彼女の亡くなった優しい旦那様は画家さんで、その優しさの中に彼女はまだ住んでおられるのです。そんな彼女の心の琴線に触れられれば素晴らしいと思います。いや、きっと触れて、優しい音色を奏でてくれると思います。
お月さまは優しい。