知り合いの木工作家近藤文良さんが初めての個展を開かれたので行って来ました。
場所は少し前に絵文のNさんが個展をされた祇園のギャラリー”空”です。

今日は天気も良く爽やかな風もありそうなのでバイクで祇園まで!
調べると最短距離で13km、ゆっくり走っても1時間以内ですね。
今日のコースは向日市から旧西国街道を九条通まで上ります。
途中、桂川を渡る時だけ国道171を通らなければりませんが橋の上は車道と隔離されたりっぱな歩道があるので行き交う車を気にせず走れます。久世橋の上は川面を渡る心地よい風があるのでちょっと一服。
IMG_0139

九条通からは御前通を上ってJRの高架横をJRに沿って走ると中央市場の前にに出ます。
七条通は自転車専用レーンが追加されており、歩道とも完全に分かれているのでこれはとてもGood!です。センターラインまであって、バス停や交叉点付近には《ゆっくり》の標識も完備されてます!《徐行》でないのがなんか京都らしくていいですね(笑)
ただし、現在はまだ堀川通までしか整備されていないのでもっと東まで、さらには他の主要な通りにまで拡げて欲しいですね。(京都を自転車王国に!!)
IMG_0141

京都は狭いです。河原町通を少し上がって正面通をさらに東に行くとほどなく賀茂川です。
豊国神社前を左折し、大和大路を上がると1kmくらいで目指すギャラリー”空”に到着!
IMG_0142

ちょうど10時過ぎに着いたので一番乗り!
近藤さんと奥さんが出迎えてくれました。

彼は私と同じく在職中から趣味で木工旋盤をやっており、たまに私が東京方面へ出張する時に新幹線の駅で会うんですが彼は山登りの格好で列車を待っていました!
えっ、平日に登山ですか?と聞くといやいやこれも仕事のうちで・・・とおっしゃってましたが心理学の研究の一端らしいです。
旋盤の技術も、たぶん私の木工と同じく誰にも習わず独学で習得されたようで、さすがに漆の技法は習いに行かれたようですが習得した技術をそのまま真似するのではなく彼なりの方法でいわゆる伝統工芸にはない変わり塗りをいろいろ考案しておられるので私の目から見ると伝統工芸展を見に行くよりよっぽどおもしろいですね。
伝統工芸の場合は基本的に職分が分担されており、特に漆の場合は木地師と塗師に分かれてしまうので発展がない、のではと思います。中には木地作りから塗り、仕上まで全て自分でされる作家さんもおられますが、そういう作品はやはり一味違います。
IMG_0144

今回の個展は一階、二階合わせて合計250点の作品が展示されて、とても見応えのあるものでした。
IMG_0145

IMG_0146

これは蒔絵と螺鈿の技法をミックスした物だと思いますが彼は下絵が描けないので(と自分で言われていた)いろいろな方法で器にパターンを描いたり彫ったりあるいは傷を付けたりしてこの模様を作っています。そして研磨は丸物で凹凸がない場合は全て旋盤で磨くので思ったより早く仕上がるらしいです。
IMG_0147

これも蒔絵の技法ですがピンボケ写真ではありません。
蒔絵の場合、ぼかしの技法はかなり難しいらしいのですが彼は私の方法でやれば簡単にできる!と言ってました。いやいや、それなりの工夫やノウハウがいっぱいあるとおもいますが・・・。
IMG_0148

これらは偏芯挽きと言ってチャックで掴むセンターを何度か偏芯させたり角度を付けたりして一般的なろくろ加工では表現できないアシンメトリーな器等を作る技法です。
IMG_0149

これらはわりと初期の作品と思います。
漆はあまり使わずにオイルやウレタン仕上が多いようです。
IMG_0150

中庭の見える所になぜかムーミンが??
はい、これも旋盤の作品です!
左がオリジナルの(フィンランド製?)右が彼が製作した物です。
IMG_0151

これらは”パーティ椀”と称する器なんですが・・・
IMG_0153

大きい順に収納していくとなにか薔薇の花びらのよう・・・やっぱり薔薇の蕾をイメージしているらしいです。
そして、聞きそびれたのですがこれらは多分一つの木のブロックから特殊なバイトを使って順番に挽き出されているのだと思います。
通常の旋盤加工では椀の内側部分は全て膨大な挽き屑となってしまうのですが、これだと捨てる部分が非常に少ないですね!
IMG_0154
 
お昼前まで長居をさせていただきました。
近藤様、とても詳しい興味深い説明をありがとうございました。