だいぶ前に購入してそのまま置いてあったHSSのブレードチップを使って小細工用のバイトを作りました。
このチップはウッドレースの刃物用に作られた物で厚みは1/16" (1.6mm)ですが断面は台形で下辺は約1.4mmと狭く、切り込んだ時に側圧が掛かりにくいのでパーティングツール(突っ切りバイト)にはうってつけです。また、上端と下端はわずかに鎬面(山形)になっています。
海外ではこんなマニアックな鋼材が一般に市販されているんですから驚きです。
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購入してあった2本を柄に挿げました。
上はウォールナッツ、下はローズウッドです。
角材の先端40mmを半割にして片方にブレードの収まる溝を掘り、切り取った半分を接着してからウッドレースで挽きました。先端の20mmには真鍮のパイプをエポキシを併用して圧入し強化してあります。ブレードも溝にエポキシ接着剤を塗って圧入です。真鍮パイプの右側の溝はブレードを押し込んだ時の接着剤と空気を逃がすためのスリットです。ブレードはこの位置まで挿入してあります。
(この工程の日は携帯忘れたので途中の写真ありませ〜ん。)
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一晩置いてエポキシが完全に硬化したのでチップの先端に刃を付けました。
長いローズウッドの方は突っ切りバイト用の刃を付けました。
これは刃を下から見たところです。
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ウォールナッツの方は剣先バイトとしました。
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桜材を試し削りしてみました。
右の3条は突っ切りバイトです。断面が台形なので切削抵抗は少ないですが刃巾が1.6mmと狭いのでコントロールはかなりシビアです。下面の鎬面はフラットに研ぎ直した方がいいかもしれません。
左は剣先バイトですがこんな飾り面や細かい部分の加工に使えそうです。
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