2014年07月
今日は予報では午後から雨ということで、高をくくってMTBで行きましたが、10時ごろにはもう雲行きが怪しくなり、買い物に帰る10:20にはかなり強い雨が・・・そんなこともあろうかと工房に常備のレインコートを着てズボンはちょうど洗濯予定の作業着のまま(半日分早いですが我ながら名案!・・そんなことはダレでも考える?)メガネにワイパーが欲しい・・・
午後の部はもちろん車で、楽ちんコース。
今日は久々の糸鋸作業です。鋸刃は時の音色さんお勧めの旭工機製、今日の素材は3.2mm厚の柔らかい橡ということもあって、思い通りにすいすいと切り抜けました。いつもこんな材料ならRYOBIでぜんぜん問題ないんですが・・・
途中で発電機の音も聞こえなくなる程の強い雨が・・・幸い短時間で止んで少し晴れ間も出て来ました。きょうの気温は26.2℃、昨日より10℃も低い!! しかし湿度が高く、作業をしていると蒸し暑いです。
そんな時は一服、いっぷく。今日は隣人が誰もいないのでお向かいのむくげの花を眺めながら優雅に(?)一人アフターヌーンティーです。
雨の後のグリーンは格段にきれいで、静かな中に鳥たちの歌声だけが時折、響き渡ります。(ごくらくじゃ〜)
今日の雨のおかげで雨水タンクもあっと言う間に満タンになりました。(感謝!)
花壇に目をやると西洋ヒカリゴケの側に怪しいキノコが3つも!!
今日は実に静かな一日でした。
今日は朝の7:30で工房の中は30℃!
でも昨日や一昨日に比べると湿度は少しですが低いので私的には少しは過ごしやすかったです。
花壇とドングリ一年生に水をあげようと、じょうろに雨水タンクの蛇口をひねったのですが水の勢いがありません。配管が詰まってきたかなと思って、タンクの蓋を開けるとみ、水がかなり少なくなっている! それもそのはず、ここのところ雨らしい雨が全く降っていません。どんぐりと花壇の草花は毎日の水やりで生き生きしておりますが、毎年猛威を振るう雑草どもも心なしか元気がないようです(笑)集中豪雨は困りますが少しは雨も降らないと・・・
午後1:00の気温は36.1℃を記録しました。(あまりの暑さに写真撮り忘れましたー)しかし、湿度は43%RHと昨日に比べて13%も低かったです。おかげで譜面台の脚に塗ったオイルがいい具合に乾燥してきました。(気温が高くても湿度が高いとカラッと乾きません!)
気温35℃を超えると蚊も活動できません。昨日や一昨日は蚊取り線香を焚いててもくぐりぬけてやって来たのですが今日は蚊取り線香なしでも大丈夫です。(笑)地蜂だけは活発に活動していますが、我が工房は巣を作られそうな穴はすべて塞いだので昨年に比べるとやってくる数は減ったようです。(それでも時折浅い穴の前で恨めしそうにホバリングしております。)
3:36になってもまだ34.9℃と依然暑いのですが今日は結構風がありました。
明日は少しくらい雨が降るかな?
チェスト部分の組立てが完成しました。背面、底面を除いた4面にカンナをかけます。
シナは柔らかくてカンナが掛け易いのですが油断して鉋屑がカンナと素材の間に挟まっただけで傷が付きます。
力はいりませんが、ある意味桐より気を使います。(笑)
全ての角の糸目を取って完成です。袴にもぴったり収まりました。
引出しのつまみとオルゴールが入荷していないので取付けていません。
天板、引出し前板、左右側板に彫刻できます。どんな立派な小引き出しになるか今から楽しみです。
上段の引出しを引くとオルゴールが鳴り出す設計です。
どんな音が出るか楽しみです。きっとよく鳴ると思いますよ。引出しの出し加減で音色も変わるはずです。♪
譜面台の製作が急ピッチで・・・
今日は譜面受けを除くほとんどのパーツが出来上がりました!
譜面受けを上下する支柱とカラムのスライド具合の調整には時間をかけます。
ゆる過ぎるとガタが大きくなり、きついと高さ調整時に使用感が悪くなります。また季節による木の収縮、膨張も頭に入れて調整しなくてはなりません。
カラムの内面は後から修正がききません。カラムには特によく乾燥した追い柾のウォールナッツを選んで慎重に加工したあと、凸と凹を貼り合わせてあります。黒檀の10mm角の支柱をこの60cm長さのカラムに固くもなく、ゆるくもなく、抜き差しできるように鋤くようにスクレーピングプレーンで少しずつ削っていきます。また支柱の断面がわずかに三味胴になるように削ります。今までの経験からこうすることにより、季節に関係なくスムーズにスライドできます。
スクレーピングプレーンは縦鉋の一種ですが、日本の縦鉋とは構造や刃の出し方が異なります。スクレーピングプレーンの刃は要するにスクレーパーの刃で、厚さは1mm程度しかありません。研ぎ角はスクレーパーはほとんど90°ですが、スクレーピングプレーンは45°に研いであります。刃は出し入れするのではなく、刃の仕込み角が前方に20°傾けてあり、押しネジで刃を押して湾曲させることにより、刃の中央部がカンナ台よりわずかに出ます。ですから刃の調整はガラスの上で刃の全面がガラスにピッタリ着くように取付けて、そこから押しネジを回せば刃の出具合が簡単に調整できます。とても合理的な方法ですが、理論的に中央が凹んだ削り痕になります。そのかわりカンナまくら(幅広い面を削った時カンナの巾の段が付く事)が出ません。
黒檀やローズウッド等の硬い木を削る時に重宝しています。
木彫オルゴールの見本と並行して9月の二人展に出す譜面台も進行中です。
この形の譜面台は以前にも作ったことがあるので、機能部分は前のとおりですが、譜面置きの部分は新しい意匠で造ります。
これはDMやポスターに写真を使用するつもりなので急いで作らねばなりません。
先日、脚のテンプレートを作ったので早速、脚部の製作開始です。
蟻加工をして、テンプレート通りにウォールナッツの厚板からバンドソーで切り出した3本の脚をいつもどおりスピンドルサンダーで中仕上げしたらトリマーテーブルに付けたクィーン・アンビットで上面に優しいアールを付けます。
このアン女王ビット、とてもにいい名前ですね! 猫足のつま先に至る脚部の面取りには実に最適のビットです。私の数多いビットの中ではかなり使用頻度の高いビットですが、残念ながら国産品には存在しません。クィーン・アンビットは3本持っていますが2本はUS製、この赤い小さいのは台湾製です。
以前に作ってあった脚の中心部を必要な長さに昇降盤で切断。(あと2台分は取れそうです。)
脚部の部材が揃ったので仮組してみました。アリ溝もちょうどいい固さで、ここから圧入すればバッチリです。
一旦外して明日、細部の面取りと仕上げをして接着します。
野山のおるごーる仙...