毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

2014年12月

13面の額縁が完成しました。


樹種は桐、スポルテッドウッド(青肌)、楠、ウォールナッツの4種類、外形はすべて異なりますが、飾り面は全部、ポストカードサイズです。


全てをご覧になりたい方はどうぞ、20、21日の「木のかおり」展にお越し下さい。
「木のかおり」展は12月6日のブログを参照下さい。



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木工旋盤のインデックス機能を使って、旋盤のベッド上でトリマー加工するためのジグです。


経験から十分な剛性がないと、きれいな加工ができないので、旋盤のベッドに取付けるテーブルは35mm厚のアパ材、トリマーは45mm厚の桜材に10mm厚のアルミ板を直角に固定してベースとしました。
案内ガイドは1/4"長ネジの先をボール状に削り研磨しました。後部のハンドルで突き出し量を調整できます。



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トリマーに90°の三角ビットを装着して欅の丸棒で試しにフリーハンドで削ってみました。けっこうきれいに加工できます。


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本番はテーブル上に型板を取付けて、案内ガイドをこれに沿わして切削します。
KC-14木工旋盤のインデックス機能は24分割なので15°ステップでの加工ができます。また外部に大型のインデックスプレートを作って取付ければ、もっと細かい加工も可能です。


まずまずの出来具合ですがまだまだ改良の余地があります。
また、このユニットを発展させて他の加工にも使用できそうです。


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今日はおるご−る会?の忘年会、クリスマス会?と5月のオルゴールコンサート打合せを兼ねて「胸に沁みるワインと音楽」なるコンサートに時の音色さん、オルゴールサロン・ヒロさんと行って来ました。


コンサートは始めピアノソロ、途中からアルトサックスを交えてのクラシックからジャズナンバーまでの楽しいコンサートです。


とても良く響くホールで聴衆はたったの15名というとてもぜいたくなコンサートです。



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演奏の後は、ヨーロッパチーズとワインを楽しみますが、私は運転手も兼ねていますので残念ながらワインは飲めませんが、おいしいハーブ系(名前わすれました〜)のソフトドリンクを用意していただきました。


今回はフランス〜スイスの山岳地方でよく食べられる食べ方で軽く焼いたジャガイモに溶けたチーズを載せていただきます。
もちろん、チーズはそのままで食べても美味しいのでいろいろな味を楽しめます。



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演奏していただいたピアニストの畑辺さんやサキソフォンの由本さんもワインが回ってきて、クリスマスにちなんだ曲をアンコール?で演奏してくださいますので、目の前で生演奏を聴きながらおいしいチーズをいただくという、少し早いですが素敵なクリスマスでした。



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イベントの後はログハウスのカフェでコーヒーと手作りのゆずシフォンケーキをいただき、すっかり暗くなってから帰途につきました。


工房整理中にウォールナッツのカッティングボード?が出て来ました。


ちょうど、薄型スパナの収納をどうしようか?と思っていたところでしたので、ちょっとお洒落なレンチ掛けにへんし〜ん!


左の4本は厚さ3mmぐらいの両口スパナです。右の2本は対辺8mm(M5)のコンビネーションレンチですが左のはスパナ部分がファーストアクション仕様となっています。右のは以前に紹介済みのスペシャルレンチです。


いずれも極めて使用頻度の低い工具達ですが、なくてはならない物ばかりです。例えばダブルナットを掛ける時やゆるめる時は標準のスパナでは厚くてナットを回す事ができません。


滅多に使わない工具こそこうしておけばいざという時に探し疲れる事がありません。見栄えもいいし・・・
当工房も少しはファッショナブルになってきたかな?


あっ、下にぶら下がってるのはフラットノーズプライヤーです。最近一番の新入りですがけっこうよく使ってます。



ちなみにスパナは一般的に開口のある物で、レンチはそれ以外のネジやパイプを回す工具ですが、この区別は日本だけのようでスパナ(spanner)はイギリス英語、レンチ(Wrench)はアメリカ英語です。(けっしてイギリスにはメガネレンチがないわけではありません。 アメリカにも口の開いたスパナ・・・オープンエンドレンチはあります。・・笑)


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額縁の形状、雰囲気により、窓の面取りの四隅をシャープな形に仕上げます。突きノミと彫刻刀で切り込みますが私はノミの方が使い慣れているせいか削り易いです。



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アクリル板と裏板のカットを忘れていました。
13枚は全く同じ寸法、1枚のみ、若干大きめですので昇降盤であっという間にカットできますが、この時期アクリル板のカットは切粉が静電気でそこら中にまとわりつくのであまりやりたくない加工ではあります。



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窓枠部分や表面の仕上げ後オイルを掛けて乾燥中です。桐やスパルテッドウッドはオイルをスポンジのごとく吸い込みます!



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エンジンチェーンソーは今まで中古のリョービと新ダイワの通称ジェイソン君を使ってましたが、リョービはすでにコンプレッション低下でエンジンがかかりません。修理すれば直るでしょうが修理代の方が高く付きそうなので、そのまま置いてあります。
ジェイソン君は実に気まぐれ屋でエンジンがかかると調子いいのですが、一旦止まるとテコでも再始動しません! 一晩置くと、すんなりかかるのですが・・・そして、先日ついに燃料ポンプのインジケーターの窓が破れてしまいました!
リョービの燃料ポンプが使えるようなら、その内に移植手術をしようと思っています。


そこへ天の救い、地の恵みとも言うべき〈ハスクバーナ〉さんがやって来ました。(スェーデンからはるばる・・ではありませんが・・)でもオーナーは私に譲ってくれません! 無償で貸し出す。但し、消耗品は自前で、整備もきっちりとしなさいという訳ですね!(笑)


こんなありがたい事はないので〈ハスクバーナ〉さんには木創舎に住み込みで頑張っていただいております。ハスクのアマチュアモデルとはいえ、さすがにたいした物でとてもパワフルなお嬢さんです。
今期の薪造りはハスクさんの尽力により、とてもはかどりました。今年はもう、新しい薪の材料が入荷しない限り、当分の間ゆっくり休養してもらいましょう。


ということで、最も汚れるチェーンバー周りの分解掃除とお化粧?直しをしてあげました。


フライホイール、スプロケット、ブレーキシュー周りはチェーンオイルの混じった切り粉でベタベタのコテコテでしたが、灯油、歯ブラシ、竹串、マイナスドライバー等を駆使してけっこうきれいになりました。


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チェーンバーとチェーンを元通り装着し、チェーンのテンションを調整して、いつでもお努めできるように刃を研いでほれぼれするような?別嬪さんに・・・


木創舎には同国出身のちょっとシブイ二枚目の〈グレンスフォーシュ〉男爵君もいることですし・・・


いやいや彼にはこれからの時期が頑張ってもらう季節ですので3月以降はお互いにごゆるりと・・・


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窓枠の内側(ジグソーで切った面)をきれいに仕上げます。まだ最終仕上げではありませんが、この部分は次の行程で面取りをする時のガイドとなりますので凸凹がないように仕上げます。ここで手を抜くと仕上がりはもちろん、修正に時間を費やす事になります。



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仕上げた面に沿って表面にチャンファービットを装着したトリマーテーブルで面取りをします。


額のデザインによっては4隅をノミでシャープに仕上げます。



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額の厚さに応じて面取りの深さを変えます。


桐やスパルテッドウッドはどうしても切削面が荒れるので2回に分けて加工し、2回目は切削深さ0.5mm、高速回転で仕上げます。


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裏板押さえ金具の収まる凹をフォスナービットで加工します。深さは実測で固からずゆるからずに・・・多少は厚紙等を入れて調整できますが・・・



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キーホールビットを使って壁掛け用の孔を加工します。


キーホールビットは軸の部分にも刃が付いていて材料に垂直に切り込んでから5〜10mmスライドさせると木ネジの頭が引っかけられる溝が加工できます。


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専用ジグで額の重心位置を通る場所に掘りますがジグなしでは加工不可能です。またビットを抜く時は必ず回転が止まってからでないといけません。


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キーホールビットによる加工孔です。


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スパルテッドの一枚は虫孔が多く、強度が心配なので吊り下げ金具にしました。


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これで額の基本的な機械加工が終了しました。後は端面と表面を仕上げればほぼ完成です。


2014年第5回「木のかおり」展が長岡京市産業文化会館で開催されます。


今年は会場の関係で一週間遅く第三土曜/日曜の開催となりました。今年は出展者21名と過去最大です!


会場前広場では例年のように材木の展示即売もありますのでご興味のある方は是非お越し下さい。



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桐、楠、ウォールナッツを製材した残りの面白い形の材が貯まって来たので変額を作る事にしました。


一枚板なので窓部分を切り抜く必要があります。先日製作したジグソーテーブルを使用します。



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切り始めの部分をトリミングします。



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桐はあっという間に切り抜くことができました。ウォールナッツの節の固い部分も問題ありません。
桐の切断肌もこの程度なら上々です。



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14枚の変形額の切り抜きができました。4隅をノミで仕上げて裏面にアクリル板や押さえ板の入る溝をガイドを使ってトリマーで彫り込みます。



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額の形はすべて異なりますが、窓の寸法は同じ葉書サイズなので一枚のテンプレートガイドで1時間程度で終了です。


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入隅の残ったアールをコーナーチゼルでさらえて突きノミで仕上げます。こちらの方が時間がかかります。


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今日はここまで。次回は窓の切り口をきれいに仕上げて、表側に面取りを施します。


今日は朝から良い天気ですが厳しい冷え込みです。知り合いの木工家が出展されている「一木一優」木工芸・漆展が岡崎のみやこめっせで開催されているので行って来ました。


今年の会のテーマはMerry X'mas & Happy new year ということで共同作品や各々それにちなんだ作品も展示されています。


みやこめっせの美術工芸ギャラリーは部屋が二つあり、一方に今年のテーマ作品、もう一方の部屋に各々の作家の作品が展示されています。


テーマ作品の部屋にはベニヤの曲げ木工法で作られたクリスマスツリーが中央に鎮座し、その枝の上にクリスマスにちなんだ作品が・・・



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このかわいいお家シリーズ?は女性の木工家Yさんの作品です。小さな物は3cm角くらい、これはオランダのメリー・クリスマス?(切り取って拡大したので画像が悪いです。すみません!)


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何やら心地よいBGMが聞こえて来るので、どこから?と思うと何とこのオーディオシステムのトールスピーカーからでした。(左右2本あるのですが、写真は左側だけです。)
なんとこのスピーカーは実効径7cmくらいしかないのですが、豊かなチェロの低音がとても良く響きます。
通常のオーディオマニアなら塩ビ管で作るところですが、作者のIさんは伝統工芸展入賞の腕前ですからタモ材(だったと思います)の板で10角の筒を作っています。(しかも拭き漆仕上げ)短い物ならまだしも、これだけ長いと四角でも難しい・・・スピーカーユニットは一番上に水平に設置されているので高音域の指向性もいいはずで、BGMには最適ですが、なんとぜいたくなBGMシステム・・・


さらに左上のアンプは橡の杢板に拭き漆仕上げ・・側板はブビンガかな?


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隣の部屋には各作家さんの作品が・・・漆仕上げが多いですが、元々の会の発足が樹輪舎の教室に参加されていた方が大勢いらっしゃいますので・・・


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こちらはYさんの作品ですが、壁の羊さんが超かわいいですね! 体の部分は本当の羊毛みたいです。(残念ながら、聞きそびれました。)


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展示室の窓からは二条通りを挟んで京都会館側の植え込みと建物が望める明るい会場です。
「一木一優」木工芸・漆展は本日から8日(月)まで開催されていますので、ご興味のある方はぜひ見に行って下さい。


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