毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

2014年12月

槙の製材

お向かいの造園屋さんが薪用にと槙の木を持って来てくれました。


直径15cm足らずの細い丸太ですが、一番玉(一番根元に近い所)は枝もなく、木口を見るとよく詰まったきれいな材です。


そこで、この丸太の皮を剥いで製材してみました。この太さだと製材も簡単です。手押し鉋で基準面を作り、バンドソーで順序を考えて挽いていきます。先ず両サイド、次にセンターを挽き、芯の部分を手押しで取り除きます。
後は平行ガイドに沿って芯に近い方から順に挽いていきます。



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挽いた板材の間に桟木を入れてPPロープで固く縛り、両端に楔をかませてさらに強く締めておきます。こうしておけば板が乾燥して痩せた時にロープをほどかずに簡単に締め直す事ができます。


木口にボンドをたっぷり塗って木口割れを防いでおきます。(このボンドは以前に凍らせてしまって分離した物ですが、この用途には接着強度は必要ないので乾燥時の割れ止め用に使っています。)



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どんな材になるか楽しみです。割れや捻れで全く使い物にならない場合もあるし、半分賭けのようなものですが・・・
今回のは切った時期もいいので物になると思いますが・・・


榧(かや)の実

今日、Tさんが榧の実を持って布袋工房に来られました!


始め、アーモンド?と思いましたが、それにしては少し大きく、扁平ではありません。「食えるの?」


榧の材は時々使いますが、実(種)を見るのは初めてです。
「ストーブの上で炒って持ってくよ」と言われてどんな味がするのか楽しみにしていました。


はい、届きましたぁ!


殻を割ると渋皮に覆われた種子が現れます。種子には小さな凸凹がたくさんあり、渋皮は簡単には取れません。


手前の2つが果物ナイフで軽くこそげて、だいたい取り除いた物です。


渋皮の付いた物と食べ比べてみると、付いた物は口の中で少々もさもさするのと、ほんのわずかエグミが残るものの特に食べられないと言う程ではありません。


そして味は・・・アーモンドではありません、ピスタチオでもない・・・もちろんピーナッツとも違います。〈榧の味!〉でした。


う〜ん、形容しにくいのですが、噛んだ最初はほとんど味がありません、しばらくするとほのかな甘みというか案外あっさりした味ですが、ナッツ独特の旨味があります。(アーモンドやピスタチオほど味のインパクトはありません)


渋皮を剥いている時に感じましたが、とても油脂分が多く、指がツルツルになります。


家に帰って調べると榧の実油というのもありました。¥2,300 / 100mL !(オスモオイルより4倍ほど高い!!)


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ちょうど先日、榧の小ブロックがあったので、遊びで作ってみた榧の容器に入れてみました。


うん、なかなか色のコントラストもいいし、ナッツポッドにするか!
それにしても榧の木は樹脂分が多く、旋盤で挽いて磨くだけで艶が出ます。肥松のようにねっとりした木肌ではなく、しっとりとつややかです!(おっさんと若い女性の肌の対比?)


このポッドはオスモカラーのワックスなしで一回拭いただけですが、他の針葉樹でこんなに艶が出るのは目の詰まった一位ぐらいですね。



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ジグソーテーブルの製作

先日から朝の時間、ずっと工房の整理をしていますが、いろいろな物が出て来ます。台湾製のテーブルソーがあったのですが、精度や振動が気に入らず、ずっと物の台になっていました。


ラフカットになら十分使えるのですが、ラフカットの場合はもともと基準面の出ていない材をカットする事の方が多いので、手持ちの丸鋸を使う方がどんな形状の材に対しても柔軟性があり、十分に考えて切断すれば、丸鋸の方がかえって安全です。


自分が気に入らない物を人に譲るのも気が進まないので、ずっと工房の隅に埃を被って物置台になっていました。


最近、一枚板の飾り額を多数作る計画があり、通常は糸鋸盤で切り抜くのですが、糸鋸は板厚が厚いととても時間がかかり、(私のはホビー用なのでストロークが小さい)10枚以上一度に切り抜くのは苦痛です。
ジグソーは本来、手持ちで使う物ですが、このボッシュのジグソーはストロークが25mmあり、軟質の木材なら100mm厚、アルミ板は20mm、鉄板は10mmまでの能力があります。以前に大型のテーブルの緩やかな曲面等はこのジグソーの独壇場でしたが最近はあまり使う機会がありません。そこでこのジグソーをテーブルソーのテーブルに装着してジグソーテーブルにする事にしました。


テーブルトップの裏面に手持ちの10mm厚のアルミ板を加工してはめ込み、ジグソーを固定します。


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ジグソーの固定はこんな感じ、ジグソーは手持ちで使う事もあるので、市販の金具を一部加工してM5のキャップボルト4本で簡単に着脱できるようにしてあります。


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筐体の方は潔く?丸鋸部分を排除して、付いていたパドルロッカースイッチと冬はカチカチになる低品質電源ケーブルも気に入らないのでスイッチ付コンセントとソフトPVDFケーブルに取り替えました。筐体の後部はこのジグソーを手持ちで自分のお尻がはみ出る分を切り抜きました。(これは彼の得意技!)


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テーブルトップにしっかりとジグソーが固定できました。後は段差が無くなるように硬質の木材で蓋をすれば出来上がりです。


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ジグソーのブレード部分です。もともとここには丸鋸のブレードが出て、周囲に板金をプレス加工した蓋が付いていたのですが、この蓋のトップはヤクザな造りで全く平面が出ておらず、しかもテーブルトップの面とも段差があるという代物でした!! よくもまあこんな製品を平気で売れるものです。幸いテーブルトップの平面度は特に問題なかったので使いましたが・・・


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桜材で段差を埋めて完成です。
JEPSONのブレード角度表示板は不必要ですが、L型に曲げられたかなり分厚いしっかりした鉄板だったのでテーブルトップと筐体の補強になると思い、元通り取付けました。


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ブレード部分の拡大です。このテーブルトップはマイターゲージがそのまま使えるので便利です。


これは直線切り専用のブレードですが曲線用に替えればわりと小さい部材の曲線加工も安定して可能と思います。


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さて、ジグソーテーブルの宿題はジグソー本体のスピードコントローラーに簡単にアクセスできる窓開けと集塵システムです。・・・またそのうちに・・・


冬の竹林

冬の竹林はとても静かです。


筍の季節は4月末〜6月初めまでの2ヶ月程度ですが、見ているとその後の作業の方が大変なような気がします。


親竹の間伐、雑草苅り、土入れ、そして秋の終わりごろにはこのように整然と藁が敷き詰められます。


手入れの行き届いた竹林は人工的ですが、見ていて清々しく、一幅の絵を見ているようで心が落ち着きます。



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