毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

2015年03月

毎日、山ごもり
定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

端材で作品Part.2

靴べら用の柄をウッドレースで挽いてみました。

左から欅,山桜、橡です。


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柄に開けたφ12.7のホゾ穴に合わせて靴べらの反対側を丸く削りますが先ずちびカンナでだいたいの形に削ります。


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12.7mm用のダゥエルカッターで先端を丸棒にします。
このカッターは角材から丸棒を作るための物で通常は電ドルで角材を回しますが、今回は先端の55mmだけなので手でゆっくりと回して削ります。
要するに鉛筆削りみたいな物ですが、刃が円弧状になっているので角材からでも丸く削る事ができます。


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大根の桂剥きよろしく、こんな削り屑が出てきます。


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靴べら本体をきれいに磨いて面取りし、柄を挿げればできあがりです。
柄が3本できたので本体をもう一本作らなくてはなりません。
一番上のは当工房で使用中の靴べらです。この長さがベストサイズですね。


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端材で作品

メイン作品の合間に息抜き?も兼ねて貯まった端材で気の向くままに作ります。
図面等はありません。素材に直接サインペンで輪郭を書く時もあるし、何も描かずにインスピレーションの赴くままに削ることもあります。


今回はウォールナッツの細いバチ材が2本あったので靴滑りに・・・
踵に当る凹面を丸ノミで彫ったら、外側を南京鉋できれいな凸面になるようにひたすら削ります。
刃を多めに出して頭の中にあるフォルムに近づくよう、どんどん削ります。


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微妙なカーブを思い描いて・・もう少しですね・・


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だいたいの形になったら四方反り凸面鉋で形を整えて仕上げます。


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2本の靴滑りの先ができました。
さて、どんな柄を付けるか、端材の中から探すのがまた楽しみです。


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こんな物も続々と・・・形になりつつあります。


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個展のお知らせ

「木と音楽と・・・そしてオルゴール」と題して初めての個展を開催することになりました。
(長い名前やなぁ覚えられへんわ!)


昨年の3月で会社を退職しましたので、一応区切りを付けて退職後一年目の作品展です。これまでに作り貯めた作品や新作も何点か出展致しますのでご高覧いただければ幸いかと存じます。


また、初日の午前中に、記念オルゴールコンサートも行いますので参加ご希望の方はお申し込み下さい。
定員は会場の関係から20名となっております。先着順で閉め切らせていただきますのでご容赦下さい。
コンサートのパンフレットは現在製作中ですので完成したらまたお知らせいたします。
(展示会中に突発的に20分程度のミニコンサートを行うかもしれません。ご期待ください。)



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京の都へお出かけ

今日は4月の個展の案内状を北山のギャラリー翔さんに持って行きました。
初日の午前中には記念オープニングオルゴールコンサートを開催しますので、その辺の確認も兼ねてです。
今週は「写真と手織り 二人展」を石橋さんご夫妻がやっておられました。


打合せ終了後、同級生のギター仙人さんとブランジェリー・ブリアンの2階で待ち合わせてランチをいただきました。
ここのランチはパンのお代わり自由で最初に4種類の焼きたてパンを持ってきてくれます。
どれから食べるか迷いますが、結局は全部食べるわけですから・・・迷う必要はないんですが(笑)
バスケットのパンが少なくなると次のを持ってきてくれますが、また違う種類のパンなので7〜8種類は食べたかも・・・
二人ともパン大好き仙人なので幸せ・・・です。
その中でも一番最初に食べたレーズンのフランスパンが二人とも一番美味しかったという結論に達しました!?


ギター仙人さん、おつきあい頂いてありがとうございました。


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家に帰って、まだ早かったのととても暖かかったのでMTBで工房に・・・自転車日和です。(急坂は上着を脱いでも汗が出ます。)


3時過ぎですからまとまった作業はできないので次のプロジェクトの「音の椅子」用の材料を揃えたり、箱になる部材の板の分決め(厚みを揃える)をプレーナーで行いました。


3台分の主要材料が揃いました。明日から集中的に取掛かります。
機械加工は3台分並行にやりますが組み立ては個展に出展する1台を先行します。
今回は少しバージョンアップして脚の形状が少し変わると思います。



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トレブル・ティ・テーブル完成

五線譜とト音記号の接合部、全体にオイルを塗り、ガラス受けのコルクシートと脚底部のフェルトを貼って完成です。



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オイルがほぼ乾いたら#600のサンドペーパーで仕上げ研ぎをし、ワックス入りのオイルで仕上げます。


ト音記号と五線譜の接合部はあまり光沢を出すとアラが目立つのでマット仕上げとしておきましょう。(汗)


寒の戻り

今朝の工房の気温は室内で0.4℃、屋外は氷点下〜!! 氷張ってまーす。
しかし抜けるような青空で黄砂も漂ってないし、気分爽快です。


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日射しは完全に春ですが風は冷たく、梅の蕾も膨らみかけてますが、どうしたものかと思案していることでしょう。


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朴や辛夷の新芽もまだまだこんな状態です。


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今週中はまだ薪ストーブがいりそうです。


トレブル・ティ・テーブルの組立

薄い方のト音記号と張り合わせる時のズレ防止用に位置決めピンを4カ所に打ち込んでおきます。


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ピンは真鍮釘の頭をカットしたものです。


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オイル仕上げするための最終磨きを行います。#240で加工中の細かい傷や汚れを取り、#400で仕上げます。


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接着する面やガラス受けのコルクシートを貼る面を除いてオイルを塗って拭き取ります。
一本脚のホゾの胴突きが当る部分にはマスキングテープを貼ってからオイルを塗ります。
橡のきれいな杢が鮮やかに現れました。


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オイルがある程度乾いたらホゾ組をして、五線譜にト音記号を嵌め込んで接着します。
クランプで固定して一晩置きます。・・・今日はここまで〜。


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【おまけ】


オイルが乾燥するまでの待ち時間に端材の欅でヘラとスプーンを作ってみました。


割れや虫食いがあり、ストーブで燃やそうと思っていた端材ですが、きれいな木目なので燃やしきれず、悪い部分を取ったらこんな形になりました!


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スプーンはボール盤に付けたルータービットで凹加工してから、丸ノミで彫ります。


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トレブル・ティー・テーブル完成真近

今日はいよいよ「ト音記号」の取付です。


昨日、ノミで修正しておいた入隅の部分をヤスリでひたすら削って仕上げます。


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2枚に切り離すためにホイールマーカーで毛書き線を入れます。
43mm厚を30mmと10mmの2枚に挽きます。のこり3mmは鋸刃の厚みと仕上げ代です。
昇降盤やバンドソーで切ればあっと言う間ですが万一、刃を引っ掛けでもしたら取り返しがつきませんので手鋸で慎重に挽きます。


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いよいよ今日の作業のハイライト、ト音記号の挽き割りです。


切り始めは特に慎重に鋸道を確かめながら毛引き線通りにゆっくり挽いていきます。


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2枚に切り離した面に鉋を掛けて平面を出します。
足の部分は折れ易いのででんでん虫とお玉の間に木を挟んでバイスで固定して鉋掛けします。


細い部分や角を引っ掛けないように鉋をゆっくりと慎重に掛けます。(硬い材にしなくて良かった・・・汗・・・今回はサペリを使ってみました。マホガニーと同じセンダン科の木でアフリカンマホガニーと呼ばれる材です。性質はマホガニーと良く似ているようですが、色味がちょっと薄い・・もう少し濃くなると思いますが・・適度に粘りがあってとても加工し易い材です。)


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平面を出して一応、予定通りの厚みに仕上がりました。29.6mmと9.8mm


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五線譜への位置を決めて溝の位置を毛書き、ガイドを使ってスパイラルビットを付けたトリマーで巾10mm深さ20mmの溝を5本掘ります。


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6mmのビットで深さ20mmの溝を掘るのは厳しいので深さを2回に分けて掘ります。
巾方向は最初のスルーがビット径の6mm、2回目は3mm厚のスペーサーをガイドにかませて3mm、最後に4mm厚のスペーサーで合わせて10mm巾となります。(最後の切削量を1mmとするのは切り終わりの欠けを防止するためです。)


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一発で奇麗に収まりました!!・・・上出来!


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五線譜に想定通りにト音記号が取り付いたのでやれやれです。


一服してちょっと遅いアフターヌーン・ティーでもいただくとしましょう。


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トレブル・ティー・テーブルの続きの続き

脚部を仮組して、ガラスの天板位置を決めます。


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一本足側はホゾが完全に入ってないのを見越してけがきます。


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一本足に昇降盤でガラス厚み分のの切り欠きを加工します。
まず普通に切り欠きをカットして、次にマイターゲージを固定し、横ズリでアールを付けます。


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バッチリ、アール付きの切り欠きができました。


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4部休符側は昇降盤が使えないのでルーターを手持ちで慎重に加工します。
上下左右のアールをバンドソーでカットし、スピンドルサンダーで仕上げて再度、仮組しガラスとの当たりを確認します。


きれいに収まりました。(ほっ!)


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薪アート完成!

今朝、雨がほとんど降ってないうちに残っていた丸太を全部割り終えました。



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割った薪を薪小屋に積み上げて「薪アート」の完成です!!


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前後に4列ありますのでハンパな量ではありません。(右側、まだ余裕ありますなぁ)
ちょうど雨が強くなってきましたが気分は爽快です!


これで来期のストーブシーズンも暖かく過ごせそうです。(ほかほか)


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今期、大活躍のグレンス男爵君の汚れを落として刃を研ぎ、錆防止剤を吹き付けてあげました。
当分の間、ごゆるりと休息してくだされ。


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