毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

2015年04月

毎日、山ごもり
定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

個展搬入完了

今日は夜7時から個展の搬入です。
心配していた雨も午前中は弱い雨が時おり降る程度で、午後には完全にあがり、車への積み込みも濡れずにすみました。
天井いっぱいまで満載です! ルームミラーには何も写りませんから、バックはフェンダーミラーのみがたよりです。


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満開のチューリップが見送ってくれましたが、いちばん見頃の今週末までは不在で見られないのがちょっと残念です。


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21日の初日は11時からオープニングコンサートなのでとりあえずその設定です。


今日は長女が搬入と設営を手伝ってくれたので大助かりでした。
一人と二人ではずいぶん労力が違いますから、余裕を持って考えながら設営出来ます。


明日は作品のキャプション作りやその他、細々した物の準備に追われそうです。(笑)


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音の椅子第2弾

2台目の音の椅子の組立です。


本体に脚を2枚ホゾ割りクサビで取付けます。
まずホゾに割を入れない状態でかなりきつい目(押し込んでも1/4入るくらい)に調整します。
縦引き鋸と回し引きで割を入れ、脚を押し込みます。今度は8割方奥まで入ります。



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割の巾を注意深く見て、元の巾より狭くなっている側はホゾがホゾ穴に強く当たっているのでホゾに根元に近い所をノミで削って調整します。削りすぎると接合強度が落ちるので少しづつ削ります。


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脚の取付けが完了、前面の蝶番取付け用飾り板も固定して、オイルフィニッシュ、今日は乾燥しているので乾きが早いです。
飾り板の形は1号機とは変えてみました。


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2号機の座は鬼胡桃を使います。鬼胡桃は軽く、柔らかくて触った感じも暖かいので椅子の座板には最適かと思います。
ウォールナッツと同じクルミの仲間ですが柔らかくて彫り易いです。機械加工は毛羽立ちや返りが出易くわりと扱いにくいのですが手加工は楽ちんです。(逆目は起き易いですが刃物が良く切れていれば大丈夫です。)
まず、彫り込みの輪郭線に沿って丸ノミで粗彫りします。


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粗彫りが出来たらベリタスのプルシェイプでさらに彫り込み、四方反り鉋で整えます。


プルシェイプは洋カンナには珍しく引いて削るカンナで、正に椅子職人の道具という感じですね。
座板に当てる角度がわりと微妙ですが慣れれば刃の出し具合で荒削りから微妙な仕上げ削りまでこなしてくれます。
でも仕上げ削りは四方反り鉋の方がやっぱり使い易いです。力強く大雑把に削る時はプルシェイプです。


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鬼胡桃の座板完成、一回目のオイルを塗って乾燥中です。


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やっと晴れた!

先日から雨の日やうっとうしい日が続いていましたが、今日は朝から久々の晴れ!!


陽光を受けて赤のチューリップが気持ち良さそうに満開です。



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ピンクの花も開いて来ました。


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メアリーさんも満足そう。


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八重桜も咲き始めました。


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タモ杢とウォールナッツのオルゴール その3

袴の取付け穴を開けますが、曲面に正確に開けるために合板でジグを作って袴に両面テープで固定して開けます。


一見無駄なように見えますが、ケガキは一回で済むし、2台以上あるとかえって早く出来ます。何より、ドリルの先が逃げないし、曲面に正確な穴開けができます。


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φ4.5の正確な座グリの穴が開きました。


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φ2.3のドリルで木ネジの通る貫通穴を開けます。 


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オイルを塗って袴の完成です。
蓋の方も枠と天板の接着ができて、契を入れました。


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蓋の契のはみ出しをカットし、4周に緩やかなアールを付けて飾り面を取ります。




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蝶番の取付けは蓋の構造上、蓋側はベタ付けなので蝶番の落とし込みは箱側のみです。
蝶番の取付け具合を確認したら、最終仕上げと塗装のために蝶番を外します。


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オイルを塗って、乾燥を待つのみです。


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雨にも負けず・・・

今年のチューリップは先日に3輪だけ咲いた黄色の花だけかと諦めていましたが、昨年のチューリップの球根から何と30輪もの蕾が姿を見せてくれました!!


そして雨にも負けず、何本かはもう花を開きかけております。
今年もカフェ・チューリップは健在です!



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お向かいの紫木蓮も満開近し、白い辛夷の花と入れ替わりです。
紫木蓮のあとはピンクの八重桜が開花します。
ここでは居ながらにして春を満喫出来ます。


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個展まで後10日

あっという間に個展まであと十日となりました!


搬入は19日ですので実質あと一週間です。
で、まだまだ出展品の製作に励んでおります。一年前から決まってましたがエンジンが本格的に始動するのはいつもの事ながら2、3ヶ月前からですね。いや、一ヶ月前かな?(汗)


21日のオープニングコンサートもまだお席がございますのでお時間のある方はどうぞご連絡下さい。



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タモ杢とウォールナッツのオルゴール その2

箱本体はオイルを塗って乾燥中。


タモ独特の縮み杢が見事です。早く乾いてくれ〜!



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蓋と袴の接着組立前にオイルを塗っておきます。こうする事によりはみ出した接着剤が固まってからでも容易に取り除く事ができます。


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袴を接着してクランプします。外周は接着剤が乾いた後で最終削りをするのでオイルは塗布していません。


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タモ杢とウォールナッツのオルゴール

先日からオーバルボックスと並行して作っていたタモ杢の箱本体の接着ができたのでいつも通り4隅に契を入れます。



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4つの側面がR350の緩い曲面になるように鉋で削ります。
逆目を立てないように鉋の刃口を狭く調整し、刃の出具合も少なめにして削ります。
わずかな曲面を取り入れることにより、微妙な光の反射がタモ杢の美しさをさらに強調してくれます。


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4面ともこんな感じです。


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箱部分の形が完成しました。


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蓋の天板とウォールナッツの枠、袴のパーツが2台分揃いました。


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木工材料展のご案内

日頃お世話になっている中源銘木さんが4月25/26日の二日間、春期木工材料展を開催されます。


いろいろな樹種、大きい物から小さい材までの展示販売です。


材木に興味のある方はどうぞお立寄り下さい。
掘り出し物があるかもしれません!



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オーバルボックス完成

接着の完了した天板と本体の目違いを払い、4面を仕上げます。


本体と蓋部分を切り離し、蝶番を付けるための逃げの大面を取ります。
このサペリという木、交錯木理なんですがその割りにはとても加工し易い木です。機械加工はもちろん、手加工の刃物の切れも申し分なしです。音も多分いいはずなんですが(ギターにも使われているので・・・)



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蝶番の落とし込みをトリマーテーブルで加工しますが、奥行きに対する基準面となる直線部が無いので本体の後面をカットした端材を切って両面テープで貼付け、基準面とします。



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蝶番落とし込みの加工が完了。


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蝶番を実際に取付けて本体と蓋がピッタリ合うか確認しておきます。


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各部の面取りをします。通常、平面の場合はあらかじめトリマーかちびカンナで面取りをしておくのですが、オーバルボックスはほとんど三次元的な曲面なのでトリマーが使えません。刳り小刀で面取りをします。


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刳り小刀は右勝手と左勝手でセットです。右利き用、左利き用ではありません。曲線の場合、削って行くと必ず木理が逆目に変わりますのでセットで必要です。
どちらをよく使うかって?・・・もちろん右勝手です。(私は右利きですので・・・?笑)


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いよいよ最後に蓋の上部の曲面を加工します。
まず鉋で削って形を整え、最後は#400のサンドペーパーで研磨します。


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オスモ、エキストラクリヤーを塗ったところです。
きれいなリボン杢がはっきりと現れました。


何とか個展に間に合いそうです。


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