毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

2015年06月

カステラ焼き枠の製作

京都で有名な洋菓子屋さんの若きパテシェからカステラの焼き枠を依頼されました。


カステラは低温のオーブンでゆっくり蒸し焼きされるため、熱伝導の良い金属では具合が悪く、熱伝導の悪い木枠がいいらしいです。


国産材では桐が一番熱伝導が悪いのですが、機械強度が低く、導管が太いのでこの用途には向きません。
低温と言えども180℃位は上げるでしょうから熱による安定性も重要です。朴は錫や鉛の鋳型としても使われたようですから熱にも割れや変形が少ないようです。また朴は下駄の歯にも使われますから、強度も大きく、緻密で表面も滑らかで、この用途には最適と思います。
(また朴は弾力性にも富むので下駄の歯として好まれたのでしょう。朴より硬く丈夫な木はいくらでもありますが硬い木では石畳等の硬い路面では頭に響いて歩けません!)


本当は柾目材がいいのですが、朴の乾燥材の在庫は柾目で取れる寸法がなく、やむなく板目で木取りをしました。



Img_3368




木口面に基準面の方向をマーキングして手押しカンナで平面と矩を出し、一組の枠ごと、4面を一度にプレーナーを通して同一寸法に仕上げます。


Img_3375



今日の鞍馬苔

今日は涼しく、午後からは日も射してとても爽やかな天気となりました。


毎週日曜日は昼前に買い物に行き、午後工房に戻りますが心地よい風があるので午後も自転車で・・・
例の鞍馬苔に日が当たり、そこだけアクアブルーに輝いていました。
吸い込まれそうな色です!!


Img_3373


12:50 28, Jun, 2015


木の中に木?

製材屋さんでプレーナー加工してもらった銀杏を時の音色さんの工房で扱い易い寸法に裁断と矩出しを行いましたが、その中の白太が多い部分にとても面白いパターンの物が2枚ありました。


どうです、木の中に木が生えているようでしょう!



Img_3367



やられた!!!

油断してました。にっくき地バチ野郎に私の大切なDeWalt君のキャリングハンドルの穴に巣をつくられました!


この黒いハンドルの穴です。直径は15.7mm、深さは50mmぐらいあり、奥にキャップボルトがあります。
過去の統計からすると奴らの最も好む寸法です!



ホジクリ返して土を出し、ハンドルを外して掃除しましたが、全く無駄な時間を費やしてしまいました。
早速、防御策としてキャップを作って取付けました。これでひと安心です。




奴らの活動時期は例年7月中旬以降なんですが?・・今回は中に卵や餌の虫はありませんでした。また違う種類かなあ?


新しい機械を導入した時はこんな落とし穴があるので要注意です(笑)





Img_3364





30弁オルゴールのストッパー製作

知り合いのOさんから30弁オルゴールを依頼されましたが、通常の箱の裏で操作するストッパーより蓋の開閉による物の方がいいとの希望なのでストッパー金具を作ることにしました。
オルゴールは1才のお孫さんに聴かせたいとのことで、曲は私のお勧めでシューベルトの「アヴェ・マリア」です。


30弁用ボックスの仕掛品があったのでこれを組立てます。
組立、接着が終わって、一回目のオイル乾燥中です。在庫の樹種は黄檗とウォールナッツですが、Oさんは黄檗を選ばれました。どちらもいい音で鳴りますよ〜。



Img_3363



サンキョーの30弁オルフェウスのストッパーは下面のノブを回して止めるのが標準ですがボックスの蓋を閉めると止まるようにとのリクエストもけっこうありますので、今回2台分を作りました。


以前23弁の時に製作した物とほぼ同じ形ですがアームの長さや形状が異なります。
材料は1mmと1.5mmの真鍮板、φ3の真鍮棒から作ります。
左が完成品、右半分は一台分のパーツです。ボックスに組込むとほとんど見えなくなりますが、パーツの状態でスチールウールで研磨しておきます。
ボックスの蓋の開閉を察知するロッドはφ3の真鍮棒の先端を金床の上でハンマーで叩いて平らにし、φ2.1の穴を開けてアームとリベットで締結します。真鍮のリベットは2mm×38mmの真鍮釘の頭の部分を切断して使います。 クリッパーで切断した後をヤスリで平らに仕上げ、ロッドとアームの間にワッシャーを入れて、組立て、ヤスリで仕上げた面の中央にセンターポンチを打ってアームに固定します。スプリングだけは市販品をそのまま使いました。


Img_3358



Img_3360



チロル風?窓が完成!

窓枠の塗装が完成しました!


ここだけ見ると、ちょっとしゃれた山小屋風ですが・・・回りを見るとくたびれた所が目立ってきます。
ということで改修はたぶん無限に続くと思いますが改修工事ばかりやってるわけにも参りませんので、一応この辺で小休止としましょう。


Img_3344


オープンしたところです。
我ながらなかなかいい感じにできました。
日本の一般住宅ではあまり見かけないタイプですが、換気性能抜群で多少の雨でも室内には入りません。
日本では引き違い戸が主流ですが、開口率が最大で50%しか取れません。はみ出し部分がないので部屋の間仕切りや出入り口には好都合な場合もありますが、窓はファッション性も大切ですので引き違い式ではおもしろくありません。


住宅に変わった窓やお洒落な窓が付いていると私はどんな人が住んでいるのか気になります。
機能的には外気を取り入れ、換気をすることですが、単にそれだけではなく室内と屋外の結界でありながら(泥棒さんは別として)そこからは出入りができません。しかし窓を通じてお互いに屋外の空気を感じたり、室内の様子を想像したり出来ます。


Img_3353


屋外のメルヘン調白ペイントに対比させて、屋内はオイル仕上げとしました。


Img_3346


開閉ハンドルの出来はまずまずですが、ストッパーはまだまだ改良の余地があります。
ひとまずはこれで完成です。


Img_3347



ハンドル、ストッパーの取付

新しく考案したロック機構兼用のハンドルをウッドレースで挽きます。
左右2面分を1本の材料から作ります。今回はちょうどφ30に挽いてあった一位を使いました。
針葉樹としてはとても削り易く、色、艶も申し分ない材です。


先ず右側を挽いてそれを見ながら左右対称になるように挽きますが、これが超ムツカシイ!!
削りすぎると、それに合わせて右側をまた削ることになります。
結局左の玉の部分が少し大きくなりました。ま、これでいいか!作品ではないので妥協の産物です。


Img_3332


仕上げのペーパーを掛けてから、切り離す部分を極限まで削り込みます。
ほんのわずかな振動の変化を察知した所でやめて、鋸で切り離します。


Img_3333


玉の両面をフライスでフラットにします。


Img_3338


玉が真球に挽けていると、フライス加工面が真円になるはずですが、少し楕円になりました!
旋盤技術はまだまだですね。


Img_3336_2



ハンドルが取り付きました。


これは窓をロックした状態です。


Img_3339


この位置で窓が開けられます。


Img_3340


左右の窓受けとストッパーも付きました。
昨日までは窓が開かないように養生テープで止めて帰りましたが今日から安心して帰れます。(笑)


Img_3341


後は塗装だけですが、一旦窓を外して帰りには取付けるので、晴れた日に朝一番の仕事ですね。


Img_3342



窓の形が完成

回転押し出し式に最適なピボットヒンジは一般に市販されていませんので自分の設計に合わせて自作しますが窓枠(柱側)に設けるピボット受けにはこの金具がピッタリです。これは鋳物のフランジ付のボスですが本来は鬼目ナットとして使う物でボスの内面にはM8のネジが切ってあります。このネジをφ8.2のドリルでさらえると格好のピボット受けになる訳ですが、ジャンク箱には2個しかありませんでした。


K-ホームセンター、R-ホームセンターとも探したのですが売っていませんでした!
昔はどこのホームセンターにも置いてあったんですが・・・


Img_3325


しかたがないのでもう一面分の2個は真鍮のフラットバーを加工して作ることにしました。



Img_3326_2



鬼目ナットを使う方もピボット軸受け(上の2つ、これは市販のM8高ナットをφ8.2のドリルでさらえた物)や真鍮棒のピボット、押しバネは一式必要です。下の写真は窓一面分の金具です。


Img_3324_2




夕方までには2面の窓の仮付けが完了し、ガラスが入りました。


まだまだ気密性を良くするための枠の取付やストッパーー、ハンドルを作って付けなくてはなりません。
細部まで完全に整ってから、一旦ガラスを外して塗装後、ほんとうの完成となります。


Img_3330



建具屋さん

ギャラリー兼倉庫?の窓をリニューアル中です。


上部の窓枠が完成しました。左は白いペンキを塗っただけですが、右側はだいぶ傷んでいたので作り替えました。
もちろんどちらもワイヤー式の簡単開閉型に改良しました。



Img_3314


窓の回りはなぜか工房にあったミスティグリーンの水性塗料を塗ってみました。
うん、なかなかいい感じの配色になりました。
窓枠がきれいになると他の部分の汚い所が目立ってきますが・・・
下の窓枠もずいぶんくたびれて立付けが悪くなっているので作り替えることにします。
今の窓枠は内開きなので何かと使いづらかったので、今度は押し出し回転式にしようと思います。


Img_3323


タモの突き板を取った後のブロックが2本あったのでこれらをつぶして窓枠用に製材しました。
下の窓枠2面分の材料です。けっこうな量が必要です。


Img_3318


ガラスの嵌り具合確認のため仮組してみました。ガラス止め桟の木取りを忘れていました。
明日、作らねば・・・


Img_3319



クリックボール

これまた工房整理で出てきたクリックボール(通称クリコ錐)


現在ではほとんど使われませんが、ギター等の楽器製作ではまだまだ使われているようです。
電気ドリルやボール盤では高速すぎて制御が効かない場合でもこのクリックボールなら、その超スロー回転を活かして薄板等に大径の浅い溝を付けたり切り抜いたり出来ます。


電気ドリルの場合は下に捨て板を当てて加工しないと切り抜いた瞬間にセンターの保持ができなくなってすぐには止まらないため悲惨なことになりますがクリックボールなら制御が簡単です。それなりのコツはありますが・・・


埃と錆を落としてドアの飾りにしてみました。
もちろん、いざという時にはいつでも使用可能です!


Img_3298



livedoor プロフィール
ギャラリー
  • シンワノギス復活!
  • シンワノギス復活!
  • 新しいノギスが到着!
  • 新しいノギスが到着!
  • 新しいノギスが到着!
  • 新しいノギスが到着!
  • 新しいノギスが到着!
  • 新しいノギスが到着!
  • 新しいノギスが到着!
最新コメント