毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

2015年08月

毎日、山ごもり
定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

端材で作るトレー本体が完成

コーナーに2mmのスロットカッターで溝を切り、契りを差し込んで接着します。
契りのキーは2.2mm厚に揃えた物を接着前に手で押し込める程度に木殺しをして硬さを確認してから接着剤を溝とキーの両面に塗って押し込みます。接着剤の水分でキーが膨らみ、強固に接合できるという算段です。


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接着剤が固まったら釘切り鋸で切り落とします。


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6杯のトレー本体が完成しました。


今回はすべて違ったハンドルを付けてみようとおもいます・・・。


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いろんな端材もハンドルになります。
左の楓のハンドルは適当な端材がなかったので新しく作りました。
取付けはまだです。取付け方も全部違うのでとても手間がかかります。


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カステラ焼けた!

先日カステラ焼き枠を作らせていただいた若きパテシェ殿から報告のメールが届きました!


はい、これが焼き上がり、寸法は何と45cm×40cmもあるんです。これをきれいに切り分けてあのカステラ独特の包装、紙と銀紙(今はアルミ蒸着のポリエステルフィルムですかね?)で包まれて箱に入れられるんですね。



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朴の枠は右下にチョビットだけ写真に写っております。(笑)
正に縁の下の力持ちといったところです。
白く光ったつぶつぶは下に敷くザラメのようです。これがうまく溶けてあのカステラの下の紙にくっついた美味しい部分になるんですねぇ。(ヨダレ←汚いな!)
この紙だけがうまく取れたときは嬉しいんですが、えてして紙の方にあの薄く焦げた美味しいのが残るんですね!
マアそれをコソゲて食べるのも貧乏人の楽しみのひとつですが・・。


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カステラの原材料のようです。この泡をきれいに取り除くのがきめの細かいカステラを焼く秘訣らしいです。
(まちがってたらすんません。)


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オーブンの中でじっくりと焼成中です。


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このカステラを食べてみたい方はどうぞ「バイカル」まで!


糸鋸盤復活

注文していたコンデンサが昨日入荷したので早速取り替えました。


外径は元の物と同じなので付属の取付け金具は不要のため外します。


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コンデンサの端子の巾が異なるので配線の先端のファストン端子をちょん切って巾の広い物に取り替えました。
(たまたま手持ちの電気部品の中に在庫がありました。・・半田付けでもいいんですが、めんどうなので・・・)


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配線が短くなった分、少し斜めですが問題なく取付け完了。


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調子良く動くようになりました。完全復活!!


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工事速報-2

今日帰りがけに見ると下側の崩れた斜面のところにH型鋼がたった1本埋め込まれていました。
これを1m間隔くらいに立てて間に鉄板か金網を入れて崩れ止めにするようです。


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バックホーの先端には掘削用のアタッチメントが付けられていました。


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H型鋼はあと15本置いてあったので・・・1日1本じゃこれだけで15日もかかる・・そんなことはないと思うんですが〜
きっと明日からハイペースで・・やってもらいたいもんです。


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寄せ木裏板完成

寄せ木による裏板が完成し、一回目のオイルを塗りました。


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#0000のスチールウールで磨いて、またオイルを塗り、拭き取ります。
これを4〜5回繰り返します。


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端材で作るトレー


端材がいっぱい貯まってきたのでそれらを活かした作品を作ります。


今回のは端材と言っても正式な?作品を作った時の切り落としや必要な巾、長さを木目を考慮してカットした後の材ですのできれいなものばかりですが、箱に組むと木目が繋がらなかったり色味が若干違ったりします。


今回はその辺は目をつむってということで、できるだけ違和感のない物を選んで組み合わせました。


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4種類の樹種で長方形の物が5杯、正方形の物が1杯木取りできました。


この後いったんバラして内側の面取り、オイル塗りをしてから接着します。


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接着後クランプで締めて一晩置きます。


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フェルメール 光の王国展

今日は朝からずっと雨との天気予報だったので工房はお休みして、祇園甲部歌舞練場の八坂倶楽部で開催されている「フェルメール 光の王国展」に行ってきました。




この展示会はフェルメールのオリジナルではなく、現在のデジタル画像技術で300年の経時による退色や失われた部分を修復した "Re-create" によるもので、そのために彼の37点の全作品を一度に見ることができます。


「本物」がいいことはもちろんですが、実際には彼が意図して描いた直後の物は誰も見ることができないわけですから、充分に史実を研究してリ-クリエイトされた作品はかえって真実に近い物を伝えてくれるのかもしれません。





実際にこれら全部のオリジナル作品を見ようと思えばアメリカ、イギリス、フランス、アイルランド、そして本拠地のオランダ等の美術館を回らなければ見られませんし、一部の個人所蔵の物は見られないかもしれません。
それを一カ所で全部見られて、しかもゆっくりと見られるので、有名な作家の展示会独特のあの順番に並んで後から押されて見て行く「ベルトコンベアー式」の「鑑賞」が大嫌いな私等には実に有意義な展示会であると思いました!



そして会場は祇園のど真ん中、八坂倶楽部ですから和室の畳敷きですがこれもリラックスして鑑賞できる要因の一つかもしれません。










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フェルメールの作品は室内に左側の窓から射し込む陽光によって作られる光と影の織り成す柔らかな表現が多いのですがこの「窓際で手紙を読む女」にとてもよく表れているように思います。


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彼の作品には小道具?として、よく楽器が登場します。


「音楽のレッスン」と題された作品にはヴァージナル(チェンバロの一種)と前景にヴィオラ・ダ・ガンバが登場します。


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ヴァージナルの蓋の裏にはラテン語で「音楽は喜びの友、悲しみの薬」と書かれています。


彼は青、緑、赤の三原色をすでに意識していたらしく、重要な藍色を描くのに当時、純金より高かったウルトラマリンブルーを惜しげもなく使っているらしいです。


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ギターを弾く女
珍しく右からの光ですが、これはスペイン風のバロックギターでしょうか?


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私の最も気に入っている「ヴァージナルの前に立つ女」
とても柔らかな光で、青と黄色のコントラストがすばらしい。(最も有名な「真珠の耳飾りの少女」もそうですね)


床と壁の境のタイルがおもしろいです。


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フェルメールはカメラの原点と言われているカメラ・オブスクーラを使用して立体像を二次元の平面像に上手く変換したらしく、初期の作品と中期以降の作品を比べるとその遠近法や光の処理の巧みさがよくわかります。
彼は芸術家であるとともに科学者でもあったようです。


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八坂倶楽部の建物の裏は庭園になっており、絵画を楽しんだ後は庭園を眺めて一服したり散策もできるようになっています。


今日は天気予報とは異なり日中は雨もほとんど降りませんでしたが、とてもゆったりした良い時間が過ごせました。


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工事速報-2

今日、帰りがけに奥の看板を見て気がつきましたが、工事期間がなんと9月17日までになっています!!!


入口の看板も確認しましたがやはり17日に書き直されている!!(あまりにあきれたので写真撮り忘れ)
どういうこと!!
しかも今日は何の工事もしていない(さぼっている?)今日は絶好の工事日和というのに、こんなことでは17日までかかるわ!!!



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下は8月17日の入口の看板


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糸鋸盤の修理

先日の長時間酷使で加熱、破裂して容量抜けしたコンデンサを外しました。
左下の白い塊はコンデンサから流れ出てキャップ内で固まっていたパラフィンです。


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26μF AC200WVの無極性電解コンデンサです。


早速ネットで探して注文しました。(同じ仕様の物はなかったので25μF、250WVの物)
¥2,980+送料¥800ですがコンデンサは中古品は容量抜けしていることが多いので多少高くても必ず新品を購入するべきです。昔なら日本橋まで買いに走るところですが、今はいながらにして何でも手に入ります。


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秋の気配

昼間はまだまだ暑いですが朝は25℃を切り、わりと涼しくなってきました。


工房の山道にも秋の野草タデ科のミズヒキが咲いてきました。


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今日は道端で沢ガニに遭遇
結構おもしろい顔してますね。(失礼な!!)


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