毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

2015年10月

折りたたみスツールの製作 座板の取付け

オイルもほぼ乾いたので#320のスーパーファインで研いで、仕上げの3101ノーマルクリヤーで磨いてつや出しをします。


#240での素地研磨がしっかり出来ていれば家具等は目の粗い管孔材の場合は#320でもじゅうぶんきれいに仕上がります。


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一晩置いてさっそく組立てました。



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ラッチ金具の取付けはこんな感じです。


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で、製作中のオルガンを置いてみました。
我ながらなかなかいいバランス!!(???)


左右の側板は絵を描いてもらうため取外して厳重に包んであるのでありません。今付いているのは音量調整と調律用の仮の盲板です。(笑)


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折りたたみスツールの製作 脚の製作 その2

内側になる脚同士の支点に3°の転び角を付けたつなぎを捻れが出ないように注意して接着します。
ポニークランプでしっかり圧着して一晩置きます。


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つなぎが接着できた内側の脚の支点にM6インサートをねじ込み、外側の脚を取付けて、4つの座面取付け端の平面出しを行います。転び角を付けた分、平面加工からすると3次元的に捻れているので定盤の上に乗せて2.7mm厚の合板に白書きを固定した物で平面の墨付けをします。


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毛書き線のわずかに外側を鋸で慎重にカットします。


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豆鉋で毛書き線まで削って仕上げます。


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4本の脚が座板にぴったりフィットするようになりました。


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直角切り函を使って昇降盤で座板受けが入る溝を切ります。


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溝が切れました。


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座板受けが溝にきつめにはまるように厚みを調整してからタイトボンドを塗って圧入します。


はみ出たボンドをよく拭き取って重しをかけて2時間以上置きます。


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座板は当初、脚とともにフォールディング式にするつもりでしたが、スライド機構等が必要となるので位置決めガイドとアンティーク風ラッチ金具で簡単に取付け取外しが出来るようにします。


座板は面取りも出来たので下に写っている位置決めガイドを整形して座板の裏に取付ければ一応形は完成です。
但しまだ細部の磨きや面取りが残っています(なにが大変かといって、これが一番手間がかかるんです!)


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折りたたみスツールの製作 脚の製作 その1

今回のスツールは図面なしで思い付きとインスピレーションのみでの製作です。


脚を折りたたみ式にするにはX型に組むのが一般的ですがタダの直線的なX字では面白みがないので曲線とします。
上下対象のカーブではなく、見た目の安定がいいように微妙に変えてあります。交差する支点も中央ではなく、下から60%の位置にしました。材料はあまり分厚いのも野暮ったいので20mm厚の目の通ったウォールナッツを使いました。


まず形を決めて3mm厚の合板で型板を作ります。(左端にちょこっと写ってます。)
型板で周囲と支点の墨付けをしてバンドソーで切り出し、スピンドルサンダーで仕上げます。


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支点にあけた2mmの孔に釘を差し込み、座の高さと脚の開度を確認して切り欠き部の墨付けをします。


座面は脚と座の間に貫が入るので最終高さは少し高めの45cmの予定です。


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交差部分をトリマーで5mm彫り込みます。
本当は1/2厚さまで彫り込めばいいのですが、厚みが10mmになってしまい、強度的に少し不安なので変則的ですが5mmずつの切り欠きとしました。


まあこの辺は図面を起こして製作する場合は図面の段階で脚の厚みと交差部分の厚み、強度、全体的なフォルムについて検討するんですが、いろんな角度から検討するあまり、現実的で隙がなく出来上がった物が面白みに欠ける場合もあります。


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交差部分にストッパー機能が付いたのでサポートしなくても自立できるようになりました。
前後方向の角度はこのままの垂直でもいいのですが見た目と実際の安定度を上げるために前後方向に約3°の転び角を付けることにします。


座面のフォールディング方法や脚交差部の支点の細かい構造等まだ今晩寝ながら考えなければなりません。(笑)


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第24回 乙訓工芸作家展のお知らせ





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折りたたみスツールの製作 座面の凹加工

ポルタティーフオルガンの演奏用スツールを作ることにしました。展示台としても使えます。
固定式であればデザインの範囲が広がり、製作も楽になりますが、かさばるのと持ち運びに不便なため、折りたたみ式とします。材は広葉樹としては軽いめのマホガニーを座板に、脚はウォールナッツを使うことにしました。


座板は中央部を凹ませます。ルーターでの加工も考えましたが、一番大きなビットでも50Rくらいなので昇降盤に250mmのブレードをセットして横摺でアールを付けました。直径250mmなので125Rのゆったりとしたカーブになります。
横摺はブレードの横方向に切削屑が排出されるので恐ろしいほどの切り屑が出てきます。


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残った段差を鉋で横摺りして平にします。



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ほぼ形が整いました。


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曲面用のペーパーホルダーを駆使して滑らかに仕上げます。


両サイドの緩やかな2000Rの加工と面の仕上げは脚の取付け等、全ての加工が終了してから行います。


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バロックリュートの夕べ

今日は夕方からカフェ・モンタージュへバロックリュートを聴きに行ってきました。



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いつもの入口のランタンが出迎えてくれます。



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プログラムは17世紀から18世紀にかけてのドイツのリュート音楽



演奏はドイツ在住の蓮見岳人さんですが学生時代から7年間京都におられたらしいです。



リュートはギターと違い、11〜14コースにそれぞれ共鳴弦を持っているので20〜24本くらいの弦が張られています。
なんとも言えない独特の響きです。
この楽器はやはりコンサートホール向きではないですね。ここのような狭いカフェ(40名で満席です。)やサロン、教会で演奏されるのが最も似合っています。


とても充実した一夜でした。♩


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オルガンの製作 その-27 本体の組立て準備

パイプ固定の行程が終わったのでこれでやっと側板を外して接着部分をマスキングし、オイル仕上げができます。


その前に前板の裏にパッキンとなる革を貼ってもう一度ふいごを取付け、ガスリークの確認と音出しテストを行います!♪♫♩♬


まだ調律は出来ていないので音程は合ってませんが、音階らしきものが奏でられます!
また、各パイプの音量にも多少のばらつきがあるので、完成後、調律とともに各パイプの空気量を調整しなくてはなりません。まだまだ先は長いです。  
Festina lente !! (笑)


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各パーツを全てバラバラに外してオイル仕上げを行います。


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左右の側板の丸い部分には時の音色さんに絵を描いてもらいますのでオイルはかけません。


絵が出来て来るまでは約一ヶ月続いたポルタティーフオルガンの作業はお休みです。


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オルガンの製作 その-26 パイプの取付-2

固定用ブロックが接着できた後列のパイプを全て差し込み、垂直と隣のパイプの間隔を確認して2mmの真鍮釘をブロックに差し込んでパイプ固定ビームに軽く押して仮固定します。



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後列のパイプを固定した状態で前列のパイプを差し込んで後列と同じように2mmの真鍮釘を差し込んで位置を決めます。


前列、後列の釘をほんの軽く打ち込んで固定ビームに穴開け位置をマーキングします。



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固定ビームを本体から一旦外し、角度穴あけジグとバイスを使ってボール盤でφ2.5の穴をあけます。



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固定用の釘は先端の尖った部分をヤスリで丸めておきます。


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固定ビームを本体に取付け、パイプを差し込んでみました。
まずまずの出来です。



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オルガンの製作 その-25 パイプの取付-1

フルーパイプはオルガン本体にφ8の真鍮パイプを介して差し込むだけですが、安定して整然と並ぶようにパイプ上部をホールドする部分を作ります。


まず、山桜の材から□11.5mmの角材を作り、長さ18mmに切り揃えます。
この角材のセンターに真鍮の2mmのピン(真鍮釘を使います。)が通るように孔を開けますが、正確に中央に開くようにセンターを出します。


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けがいたセンターに正確にポンチを打ちます。
ど真ん中に孔を開けるための重要な行程です。


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旋盤に4ツ爪チャックを取付けて2mmのドリルで穴開けします。
細い孔は高速回転で加工しますが、孔が深くなると切り粉の排出が悪くなるので途中でドリルを戻して切り粉を排出します。
無理矢理開けると中でドリルの先端があらぬ方向に行ったり孔が広がったりします。また、ドリルの寿命も短くなります。


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孔を開けたブロックの先端を本体のパイプホルダーの角度に合わせてカットしますが、今回この新兵器?を使ってみました。
(取付けてしまえば見えないので直角のままでもいいんですが、面がピッタリ合ってないと何だか落ち着かないので・・・)


マイタートリマーと言われる物で留め切りや直角切りの仕上げに使う物ですが、フェンスを0〜90°の任意の角度にも固定できます。今回は52.5°にセットしました。
留め切りの場合は写真のロックピンの位置でフェンスが正確に45°にセットできます。


要するに超強力押し切りですが、分厚い加工は出来ませんので薄くスライスしていく感じです。
こんな小さい物でも安定してカットできます。(これを昇降盤で安全に行うにはかなりタイソウなジグが必要となります。)


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こんな切り屑が出ます。
左上の斜めの刃がブレードです。(ギロチン?)


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パイプに取付けるブロックが出来ました。


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昨日パイプにマーキングした線の0.5mm上にブロックを接着します。


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今日は昼前に買い物と午後から大阪ガスの点検があるので家で待機しなければなりません(軟禁状態?)ので作業はここまで。


待ち時間の間にブログアップ完了です。(笑)


オルガンの製作 その-24 本体の仮組立-1

今日は朝から気合いを入れて彫刻刀を真剣に研ぎ(いつも真剣に研いでいるんですが・・特に念入りに!)昨日の彫刻の粗彫りを仕上げました。底を三角刀でさらって、二つ折りにしたペーパーで掃除して彫刻は完成です。




早速、側板、前板を仮組しました。背中にふいごも取付けて空気を送ってみます。
まだ前板の裏にパッキンが入っていないので少し空気漏れしますが、他の部分は大丈夫のようです。(気密構造には少々自身がありますので・・・笑)


牛革のふいごが少々重い(重量も操作感も)なあ・・・折り畳む部分の裏鋤きをもっとするべきだったかも、山羊革か鹿革の方が良かったかもしれません。




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鍵盤両サイドの飾り板を現物合わせで長さをカットします。


フルーパイプ間の隙間が少し狭いのでパイプの仕上げを兼ねて両側を0.5mm削ることにします。


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前列のフルーパイプを抜き取り、パイプ固定板を所定の位置に仮止めします。
最終的には側板に接着しますが補強用の極細木ネジをねじこみます。締める時にずれないように反対側をしっかりクランプしておきます。


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各パイプに固定板の位置をマーキングしてから外します。
前列のパイプも同様に固定板の位置をマーキングします。


背板上部の飾り板も長さを合わせてカットしておきます。


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