毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

2015年11月

課題作品その3

3作目はダブテイル(アリ継ぎ)です。


いつもどおりLEGHシステムを使いますが今回はこのシステムで使用できる一番細い1/4"ビットを使います。


ソケットは1/4"のアリ溝ビットで問題なく加工できたのですが、ストレートビットを使うピンの加工で問題発生!
ピンは1/2"のストレートビットで加工しますが非常に細いピンなのと先に加工した溝と干渉するため、どうしても欠けてしまいます。ビットも普通のストレートビットなので太いピンなら問題ないのですが、細いピンで相手が桐ですからかなり厳しいようです。


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左の2枚は問題のなかったソケットボード、中央は失敗作のピンボードです。


仕方がないので手加工でピンを切ります。右は新しく用意した2枚のピンボードです。
中央上は1/8のダブテイル定規、これでケガイて手鋸で切ります。


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バイスで固定して墨線の外側を慎重に挽きます。


ピンの間の切り欠きはトリマーテーブルのスパイラルビットでフリーハンドで欠き取ります。


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ノミで少しずつ修正してなんとか様になりました。


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3種類の継ぎ手によるティッシュペーパーボックスの形が出来てきました。


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課題作品その2

次はフィンガージョイント(あられ組)による接合です。


できるだけピンの数が多い方が見た目がいいのですが今回は材料が桐で板厚が9.5mmなので見た目のバランスから6mmのピンとしました。


切れ味のいい6mmのスパイラルビットを使ってトリマースタンドで加工します。
下の写真が6mm用の専用ジグで、バックプレートはビットが抜けた時のカエリが出ないようにするバックアッププレートの役目も持っているので硬い楓、両端のガイドは滑りの良い桜材です。
ビットの通る切り欠きの溝から6mmの位置に真鍮の6mmのガイドピンを打ち込んであるだけです。
ただし、ガイドピンの位置とスパイラルビットの位置は正確に6mmでなければなりません。


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前板と後板は最初の加工をガイドピンに当てて、スパイラルビットで切り抜けます。


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次は切り抜けたソケットの溝をガイドピンに嵌め込んで、同様に切っていきます。


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この操作を繰り返せばきれいなフィンガージョイントができあがります。


チョーカンタン!!


(ビットの高さは板厚+0.5mm程度にします。)


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左右の側板は一コマずらす必要があるので最初はビットの左端にワークを合わせてスタートします。


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はい、できました。
これは本番前の予行演習なのでビットの出を+2mmにしてあります。
嘴や角も欠けないので+0.5mmの設定で十分です。


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本番もすこぶる順調に完成です。


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小春日和

今日は朝、曇っていましたが、9時頃には気持ちの良い秋晴れとなりました。
「小春日和」です。ここは長岡のニューイングランドにほど近いですから「インディアンサマー」ですね。


一昨日の雨で落ちたのでしょうか?緑の上に鮮やかなハゼの葉が。


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ビワの花が満開で近づくとほんのりと甘い良い薫りが漂っています。


花アブが無心に蜜を吸っていました。10cmくらいにi-Phoneを近づけても、まったく逃げずに一生懸命吸っています!



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あっちでも、こっちでも!!


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サルトリイバラ?



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アカホシテントウも気持ち良さそうにビワの葉っぱでひなたぼっこ?


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課題作品その1

約半年前にワタナベ機械さんが持ち込んだ桐材の中にティッシュペーパーケースの材料が大量にありました。


同じ素材で異なる木工家がそれぞれ作るとどうなるか?・・これはおもしろいと思い、さっそく、京・木工仲間の面々6名にに材料を渡して12月の「木のかおり」展の一コーナーで展示したいと思います。どうぞ、ご期待下さい。


で、私はずっと作ってなかったのですが、「木のかおり」展まであと一ヶ月!尻に火火が付いて来たのでやおらとりかかりました。
材料をチェックすると楕円の孔のあいた天板は6枚もあって寸法は揃っていたのですが、長手方向の側板が2台分しかありませんし、短い方の側板と厚みも合いません!
ちょうど昨日手押しやプレーナーの整備をした所なのでたくさんある桐材の中から適当な物を選んで側板を木取りしました。
研磨したてのブレードと整備のおかげで難削材の桐もむしれずにつやつやに仕上がります。


4台製作する予定ですが、2台は留接ぎ、他の1台はフィンガージョイント、残り1台はダブテイルジョイントにします。
留接ぎの内、1台は天板も留めにしようと思ったのですが、材料の巾で作るとティッシュの箱が入りません!(長手方向は充分な余裕があるのですが・・)


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仕方がないので少々手間ですがオルゴールケースの蓋のように飾り縁を入れることにしました。
ということで結果的に天板の接合は4台とも同じ構造となります。


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飾り縁は本体組み立て後に現物合わせでカットして貼付けます。


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留接ぎの1台分の部材です。


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1台目の接着完了です。裏蓋のスライドのための一端は接着剤が乾いてから昇降盤とトリマーテーブルで切り取ります。
最初から短辺の1枚をカットしておくより一旦同じ寸法の部材で接着してから加工する方がきれいに精度よく接着できます。


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薪ストーブ点火!


今日は天気予報とは裏腹に昼前になっても曇ったままで気温が上がらず、ついに薪ストーブに点火しました!!



補修用の耐熱スプレーも吹いたので天板は一見、新品のように・・・



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このオレンジ色の炎を見ると落ち着きます。


さらに今年の薪は実にできが良く、材質、乾燥状態共に一級品です!
今年の初春に苦労した甲斐がありました。




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「木のかおり」展のお知らせ

今年も「木のかおり」展の時期がやってまいりました。


「木のかおり」展は今年で6回目、「木の文化展」から通算すると16回目のロングランです。


例年、第2週目の開催でしたが今年は3週目の19(土)、20(日)の開催となります。
クリスマス前ですのでクリスマスにちなんだ飾り付けや作品がたくさん並ぶかもしれません。
どうぞおたのしみに。


表の広場では銘木の販売もありますので興味のある方は是非お越し下さい。





2015



機械の整備

昨日は昇降盤がなんとかかっこうがついて調子良くなったので今日は製材室の整理を兼ねて、手押しと自動の整備です。


手押しカンナは非常に古い機種のため、刃高調整機能がありません!下端定規を使って刃の高さを合わせますが、締め付けボルトをほんの少し締めては刃の高さを2点で確認します。うまく決まれば1〜2回で済みますが、合わないとなると何回やってもうまくいきません。


手押し鉋の精度は全ての機械加工の基準となるので手を抜くことは出来ません!


アウトフィードテーブル(出側)の面とブレード(刃)の上死点が完全に一致するようにするわけですが、ブレードの方が高いと凹面になりますし、最後に鼻落ちします。低いとスムーズに送材できません。また、少ない精密な切削が出来なくなります。


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何とか刃高調整が出来たので固定ボルトをしっかりと締め付けて完了です。


これは何か良い方法を考えなくてはなりません!


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手押しがうまく掛かっていると削った板がアウトフィードテーブル上で吸い付いて剥がしにくくなります!
この後、自動カンナを掛けても鼻落ちしません。


250mm巾の杢の出た黄檗を削ってみました。これなら合格です!


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自動カンナのDewalt735は新しい機種なのでとても簡単ですが3枚刃なので取外し、取付けに少々時間がかかりますがスローアウエイ刃なので調整不要です。慎重に使って大きな欠けを生じさせなければ4回位は研磨できます。(切り込み深さは研いだ分だけ減ってくるので目盛りはずれて来ますが、私はデジタルゲージを使っているので校正するだけでOKです。)


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そして、今日は時の音色さんが雨の中、遠路はるばる行商スタイル(笑)で大型額の加工に来られましたので、お昼はカフェ・イタリアン(と言っても手抜きスパゲティですが・・・)となりましたが、食べるのに気を取られて、写真忘れました!







Troublesome!!

さて、工芸作家展も無事終わったので、次の「木のかおり」展に向けての製作をするべく、工房の整理と掃除にかかりました。


昨日、刃物研ぎのヨシダさんが頼んであったチップソーを配達してくれたので、さっそく、昇降盤に取付けようとしたのですが・・・なんか固い・・・ブレーキも解除してあるし、Vベルトを弛めるとモーターは軽やかに回ります。


主軸のベアリングがついに!!!


仕方がないので主軸をジャーナルごと外してみました。



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原因はジャーナルの防塵カバーの隙間から入った細かい切削屑やタールがシャフトとカバーの間で固着していました。



CRCで洗い流してブラシで掃除したら軽くなりました。
ベアリングでなくて良かった・・・ホッ・・・ついでにベアリングの型番もチェックしてメモしておきました。
しかし、ベアリングの交換となると、後側ならまだしも、このブレード側の前のベアリングを抜くのはかなり大変そうです。
なんせ古い機械ですから多分錆の浮いている部分やシャフトにも塗料が付いていたり、また後のベアリングと中間のプーリー2個も全部順番に外さないとアクセスできません!


今回は掃除だけにして、時間の開いた時にベアリングまで粉塵が入らないようにカバーの裏に皮のガスケットでも付けてみようと思います。(フェルト?のガスケットがあったようですが、すでに中でぼろぼろになっていました。)




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主軸を外すと再度取付けた時にマイターゲージの溝とブレードの並行を調整しなければなりません。


以前、購入したこのウッドペッカーのテーブルソーゲージを使えばいとも簡単に調整完了です!


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400mmブレードの両端で2.5/100以内に収まりました。


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研磨してもらったチップソーはすばらしい切れ味です!柔らかめの木のクロスカットなら・・・そうですね、良く切れる包丁でトマトを切ってるような感じ・・全く抵抗がありません。
新品より良く切れるかも。


スタンバイOK

工房の薪ストッカーに薪を運び入れました。


今日は薪小屋から運んで来るだけで汗ばむほどの陽気でストーブ等要りません!
ということで薪ストーブの火入れ式はお預けで、上に乗せたカセットコンロでお茶を沸かしております。(笑)


厳冬期ならこれでほぼ一日分です。



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乙訓工芸作家展終了

昨日までの天気予報では今日も午前中は雨でしたが、朝8時には雨もあがりました。
紅葉はまだ少し早いですが昨夜の雨に洗われて、木々も心なしかきれいに見えます。


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お昼前には晴れ間も出てきました。


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初日に気になって寝られなかった?大高さんの謎のスペースは昨日の夕方に謎が解けました!
単に別の場所にあった作品を持ち込むのが遅れただけで、ちょっと拍子抜けでしたが、これで昨夜はぐっすり眠れました。(笑)
昨日の午前中には、これは敷居の上なので作品を置かないようにしてある・・伝伝・・など熱い論議を交わしていたのですが・・・


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そして、初日にガラスの増田さんに以前にいただいたグラスを割ってしまったのでワインを飲むのにいい背のあまり高くないグラスがないか聞いていたのですが、昨日の朝にさっそく持ってきていただけました。


そして、そして、なんと、我が工房のネーム入り!!「木創舎」のロゴをサンドブラストで入れて下さってます!!!


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さっそくワインの前に展示させていただきました。



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今日も近場はもちろん、遠方の方もたくさん来ていただき、無事展示会が終了いたしました。


貴重な時間を割いて来ていただいた皆様にお礼申し上げます。
ありがとうございました。


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