毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

2015年12月

毎日、山ごもり
定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

卓上旋盤登場!

芯間250mmの超小型旋盤ですがミーリングアタッチメント(簡易フライス盤)付きです。


用途はもちろん金属加工用でオルゴールの部品(ムーブメントの部品ではなく私の製作する箱に合わせた独自のストッパーや金具等です。)や木工作品の市販品にはない金具等です。


小型ですがこのクラスとしては大型の80mmスクロールチャックが標準装備です。
150Wのモーターにしては小さいですがブラシモーターなので低速トルクもけっこう大きいです。また、ブラシモーターの割には運転音が静かです。


中国製と思いますが、基本に忠実に作られており、クロススライドの慴動部は「カミソリ」になっているのでうまく調整すればそれなりの精度が維持できそうです。


ミーリングアタッチメントはドリルチャックが付いていますがコレットチャックに替えられるのでエンドミルによる加工も問題なくできそうです。また高精度のボール盤としても期待できます。


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とりあえず試し削りをするためにバイトをバイトホルダーに取付けます。


金属加工の場合はバイトの刃の高さは木工旋盤に比べてさらに重要です。バイトの先端はワークの正しい中心に合ってなければなりません。この刃物台はバイトの下に「三日月」があってバイトを押さえる2本のボルトの閉め具合を調整することで簡単に高さが合わせられます。


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φ40の真鍮ブロックを削ってみました。


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外周はまずまずですが端面を加工するとビビリが少し大きいようです。
どうもクロステーブルの慴動部のわずかなガタが原因のようです。


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クロステーブルの「カミソリ」の調整を行います。
4本のロックナットを少し弛めて調整ネジを少しずつ締めていきます。調整後、テーブルの全ストロークでガタなくスムーズに動くことを確認します。どの位置でも同じ硬さでスムーズに動くようにこの操作を繰り返します。


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軸方向の慴動部についても同様に調整しておきました。


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ちょっと試し削りをしてみただけでいろいろと改良したい部分等がありますが使いやすいように、ぼちぼちカスタマイズしていきたいと思います。




料理ベラの削り

今日は料理ベラの柄の部分の削りです。


手によくなじむように微妙なカーブを付けるために南京鉋、内丸反り鉋などを駆使してひたすら削ります。


最初はスタンレーのスポークシェーブ(西洋南京鉋)でざっくりと形を作ります。
コノスポークシェーブも本来は押して使う物ですが、引く方が使いよいです。削って行くと途中で逆目になる場合もありますからその時は押して削ります。


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刃の出を少なくした内丸反り鉋と南京鉋で形を整えます。


しかし、このブラックチェリーはとんでもなく硬かったです。山桜より数段硬い!


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こちらは栗ですが鉋掛けはサクサクとおもしろいように削れます。
栗は機械加工やサンダー掛けはカエリが出やすく、すぐに焼けるのですが手道具の刃物の切れはいいようです。


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今日もよく削りました!
写真で見ると削くずの量はそれほどでもないですが、これで大型のちり取りにいっぱいありました。


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丸窓出現!

工房の入口に突然、丸窓が・・・


はい、"Open"です。中もよく見えます!
別に横の大きな窓から見ればもっとよく見えるんですけど・・いや、この覗き窓から見えるのがいいんですね!(笑)


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工房内から外を見るとこんな感じです。


丸窓や屋根裏部屋のトラスの△窓が好きです。
丸窓のある家にいつか住みたいと思っていましたが実現しました!(笑)


まぁ、展示会前であってもこんなことをして遊んでいますから気楽なものですが・・・とてもいい気分転換にはなります。


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そして私が不在の時はこうなります。


さようなら〜。


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まだまだ紅葉

西山体育館前の紅葉がやっと色づきました!


いつもは11月中旬から末くらいに紅葉するので今年はもうだめかな?と思ってましたが見事な深紅に染まりました。


しかし例年だと中央手前のオレンジ色と同時に競い合って、もっと見事なんですがオレンジはすでに散ってしまったのもあります。



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またまた大量生産です。

今度はスプーンシリーズです。


材料は楓と樺、柄の先端にアクセントになるパドゥクまたは黒檀を埋め込んでいます。


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スプーン等の食器類を作るのもなかなか楽しいものですが、同じ形ばっかりでは飽きてくるので、定番以外のちょっと変わった形の物も即興で作ります。
左は柄を旋盤で挽いた物、2番目はスプーンではなくバターナイフに変身、3、4番目は少し大きめの味見用?スプーンです。



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すきま風防止の効果

すきま風防止の工事が北、東、南面の半分が完了しました。


効果の程は?
今日はストーブなしの隣の部屋の温度が8.5℃までしか上がりませんでしたが、この部屋は22℃まで上がりました!
しかも薪ストーブの火力調整用空気穴は閉めたままでも暖まりますので、薪の消費量が2/3程度で済みそうです!


これは残った南面の半分と西面もは約やった方が良さそうですが、西面と南面は古い遮蔽板の傷みもそんなに激しくないので、また時間の開いた時にでもやりましょう。それに高所作業は実に疲れるんです。


工房の端の方も心なしか寒さがましになったように思います。


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響板の選定

50/72弁のムーブメント用の響板は今までの経験から最良と思われる厚さや断面の形状で何種類かの樹種を在庫していますが、100弁のムーブメントは初めてです。巾も200mm以上は必要ですので最適な材を決めておかなければなりません。
(200mm巾のきれいな柾目材はそうそうありません。)


厚みは8〜9mmで何種類かの樹種を用意しましたが最終的に残ったのは(勝ち抜き戦?)スプルースと黄檗でした。
黄檗はこのムーブメントの輝かしい音によくマッチします。
スプルースはさすがは万能選手だけあってナチュラルな音で欠点がありません。
今回、選にもれたウォールナッツ、サペリ、鬼胡桃などもその差は僅かで、甲乙付けがたい程度でしたが・・・一応、カノンにはスプルース、ラ・カンパネラには黄檗を内定しました。


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大量生産その後

ツリーがほぼ完成!
オイルをかけて乾燥中です。


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コースターの方はまだまだです。
左は昨日までの磨き完了品、右の7枚が今日のノルマです。
中央の高い塔は・・・明日からの試練です(泣)たっぷり一週間分あります。


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それでも今日は20枚にオイル掛けができました!(やれやれ!)


まぁ一日、1時間を費やしてボチボチやることにします。


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20弁オルガニート

100弁Orpheusuと一緒に20弁のオルガニートも入荷しました。


ディスクオルゴールと同じ原理ですがディスクの代わりにストリートオルガンに使われるような穴のあいた長いカード(楽譜)を使います。


楽譜を差し込んでハンドルを回すと楽譜に開けられた穴がスターホイールを回してスターホイールの反対側の爪が櫛歯を弾いて演奏します。


いやいや、これは楽しいですね!
欠点は・・・ちょっと曲が短い・・・楽譜をセロテープでつなげばいいのでは?
自分で穴をあけて作曲、編曲できるブランクカードもあるので、いろいろ試してみるかな?


そして、メカを共鳴箱の上に乗せて演奏すると・・・なんとストリートオルガンにも負けないくらいの音量です!!!
繊細な音ではないですが、まぎれもないオルゴールの音です。


これ、家で夜に鳴らしたら怒られるわ!


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分解病が発症してカードドライブ部を外し、内部を覗いてみました。


構造はいたってシンプルです。
2枚のカード押さえ板がリーフスプリングとピアノ線のスプリングで押さえられているだけで、簡単で巧妙な機構です。


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低音部は巾3mmはあろうかというほどの巨大な櫛歯です!(お世辞にも繊細とは言えませんが・・・笑)
それで、あの大音量が出せるんですね。ベースプレートはしっかりとした亜鉛ダイキャストで、けっこう重量があります。


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どんな形で製作するか、これから考えますが、いろんなバリエーションが出来そうで楽しみです。


遅い紅葉

今朝は思いのほか冷え込みが厳しく、寒い朝でした。ただし風がないので体感温度はそれほどでもありません。
桂川から東の方にかかった朝霞みに朝日が反射してとてもきれいです。


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工房への登り口にある紅葉がやっと色鮮やかになってきました。
今年はもう色づかないのかと思ってましたが2週間以上遅いですね。


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