毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

2016年02月

梅の花開花

今朝はまだ開いてなかった梅が午後の陽気で一気に開花!


ここの梅は例年3月にしか咲かないんですが、今年は早いです。
今日は本当に暖かい一日でした。


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100弁ラ・カンパネラの製作

100弁、ラ・カンパネラ用の箱にとりかかります。


材質はウォールナッツ、接合はダブテールジョイントです。
ダブテールジョイントの加工はこのLEIGHのダブテールジグが大活躍してくれます。
材料の平面出しと直角カットさえ正確にしておけば誰でも簡単にダブテールの加工が行えてしまいます。
これを考えた人は天才ですね!


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欠けや返りの出ないきれいな加工があっという間に出来ます。
これを手加工でやるのは実に大変ですが、このジグを使えばケガくのも鉛筆でサッと一回、ルータービットの高さを決める時だけです。


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仮組をして上面と底面の目違いを払います。


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さっそくムーブメントを乗せて試聴!


うん、なかなか豊かな音です。♪♩♫


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ずっと試聴していたいんですが、そういう訳にもまいりませんので一旦バラして内面に必要な溝を昇降盤とトリマーで彫ります。長い溝は昇降盤、ストッパー金具の溝と木目に対して垂直の隔壁板の溝はトリマーで彫りました。


前板と後板の長い溝は途中で止まる溝なので両端はノミとルータープレーンで仕上げます。
ルータープレーンは突きノミの左にあるちっこいやつですが、こいつがあると止まり溝の処理が大変楽です。
トリマーなら溝のすぐそばまで掘れるんですが、昇降盤の方が仕上がりがきれいなのと作業が早いので・・・


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響板の厚みを調整してもう一度仮組です。きれいに収まりました。


今日は夕方、雨が降りそうなので作業はここまでで終了です。


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オルガニートのプーリー製作

オルガニート手回しオルゴールですが、せっかくハンドルを自分で回すのですから、その動力を利用して何かを動かしてみようと思います。


クランクハンドルの付け根に動力取り出しのプーリーを付けるのですが、このクランクハンドルが曲者で内部のE-リングをはずせばクランクシャフトはメカから外せますが、ジュラコンのギヤがクランクシャフトのスプラインに圧入してあります。
圧入は一旦外すと、間違いなくガタが発生するので外したくありません。
私は手品は使えないので、2枚の真鍮バーでシャフトに挟み込むことにしました。


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8mm角の真鍮角棒の2辺をフライスで6mmまで削り、2枚をビスで固定した後、センターにクランクシャフトの径3.5mmの穴を開けます。対角線上にプーリー取付けのM3タップを立て、外周をR15(φ30)に削って完成です。


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プーリーとなる木にケガキを入れます。


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プーリーは穴開け加工後、バンドソーで切り抜いて、木工旋盤で外周の溝と真鍮金具の嵌り込む凹を削ります。


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クランクシャフトへの取付けは先ず2個の金具でシャフトを挟み込んで、次にプーリーを嵌め込んでビスで固定します。


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うまい具合に取り付きました。


この箱にはプーリーは付けませんが・・・後ほどからくりバージョンで活躍すると思います。


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ギャラリーカフェKanonさん訪問

今日は時の音色さんを通じてご注文いただいた共鳴箱を名古屋のギャラリーカフェKanonさんに納品に行って来ました。


ちょうど時の音色さんに届ける材木の配達もあったので彼女もお雛さんを見に行きたかったということで一緒に行きましたが、実のところ、二人ともオルゴールの妖精がいる空間で、おいしい紅茶をいただきながらオルゴールの音色聴き比べをしたいと言うのが本当の理由のようで、そうなるともう片道150kmの距離等何の問題でもありませぬ!


挨拶もそこそこに建物の中へ入ると右手の部屋にりっぱなお雛様が・・・


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その右側には階段箪笥のお雛様、これシンプルですがとてもいい感じですね。


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このホールの天井は何と6面の屋根を持つ宝形造り(六注?)と言うんでしょうか?
とても凝った造りで、これは音響効果がよさそうです。


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隣の部屋のカフェも変形六角形の天井で、ふんだんに無垢の木材が使われており、道路側の大きな窓からは外に植えられたハーブや樹木が見られてとっても居心地の良い空間です。


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多角形の天井と大きな梁、そしてこのカウンターは厚さ45mmほどもある無垢のタモ材です。豪華ですね!
床も無垢材のフローリングなのでとても落ち着いた感じで、ここならいつまででもいられそうな・・・


写真を撮り忘れましたが洗面所やトイレの内装、トイレットペーパーホルダーの金具等まで真鍮の垢抜けしたものが使われていました。


トイレに入った時に(笑)このすばらしい建物がどんな経緯で立てられたものか知りたくなり、オーナーさんにお聞きするとオーナーさんを含めた3姉妹がそれぞれ好きなことに打ち込めるようにとカフェ、ギャラリー、アトリエを連結して娘さんのご主人である大工さんが建てられたとのこと・・・納得です!!・・・Great!


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窓際の席でお勧めのオレンジジンジャーティーをいただきました。
このティーサーバーが何とも言えないいい感じです。


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あっ、ここからが本来の?納品業務というよりは聴き比べです。


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ここに置くとウォールナッツの共鳴箱はもう何年もここにいるような顔をしてカノンさんのリュージュ144弁の下で響いておりました。(笑)
気に入っていただけてよかったです。


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リュージュはとても繊細な音で鳴りますが、そのメカニズムもいつ見てもとても繊細です。


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聴き比べ用に私が持参した50弁、72弁、100弁のそれぞれの「カノン」も、ここぞとばかりに鳴っておりました。
途中で娘さんがかわいいお孫さんと一緒に来られてもう一度始めから聞き直し〜(笑)
時の音色さんの72弁と18弁の作品もあるので、もう今日はオルゴール三昧の一日でした。


カノンさんとお二人の妹さん、長い時間ありがとうございました。


https://www.facebook.com/galleryKanon/?rc=p


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オルガニート完成

トーンホールを開けて蓋の面取りと取付、ハンドルにも木製のノブを被せて完成しました。


オイルで仕上げるとなかなか冴えた色になりました。


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またまた製材

次の100弁(ラ・カンパネラ)用に寝かせてあったウォールナッツ34mm厚の板を2枚に挽いて15mm厚の板に製材しました。手前の4枚です。



ここの所、バンドソーの調子がすこぶる快調なので調子に乗って厚板に挽いてあったサイカチとシカモアもついでにそれぞれ15mmと23mm、15mmと25mmの板が取れました。


サイカチはマメ科の木の割には柔らかく、赤味を帯びた褐色のきれいな杢の木です。どんな音がするか楽しみですね。


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シカモアはカエデ科ですがこのシカモアは少しピンクがかった色です。写真ではよくわかりませんが非常に細かい編み目のような木理があります。


ラ・カンパネラ用のウォールナッツの蓋の鏡板に使うつもりですがまだ楓にするか決めかねています。


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100弁オルゴールの箱完成

100弁カノンオルゴールが完成しました。
箱の材質はサペリ、蓋の鏡板もサペリですが、これは白太に近い部分ですが美しい杢の出た材です。
響板はスプルースです。


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内部はリンクされた50弁のムーブメントが2台、サンキョーのオリジナルではゼンマイの巻上げはケースの後方に突き出した小さなT字型のツマミで、手をケースの後に回して巻きますがこれがかなり固いのと位置的な関係で非常に操作しにくいんです。


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この100弁ではアンティークオルゴールのようにラチェット機構の巻上げレバーにより楽な姿勢で楽々と巻けるようにしました。
フル巻上げまでレバーを20回以上操作しなければなりませんが、これもオルゴールを聴く時の楽しみのひとつです!


ストッパーも箱の前面ではなく右側のスペースに巻き上げノブと同じデザインのレバー式としました。


これらの改良に伴う金属部品も全て黄銅材から加工して自作しました。ムーブメントや各パーツを取付けるためのネジやナット類も高級感を出すために80%以上、黄銅材から挽いて作った物を使用しています。(見えない部分もありますが・・・笑)


自己満足かもしれませんが、現在市販されている多くの高級オルゴールも私の目から見るとコマーシャリズムに乗せられた大量生産を基本とする工業生産品でしかありません。
今の時代、仕方のないことですが、古き良き時代のオルゴール製作者になったつもりで、この部分はこうでなければならないという考えの基、できるかぎり妥協を排除して製作したつもりです。
ムーブメントまで手が回らないのは私の財力に限りがあるためですが・・・(笑)


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100弁カノンを作ってみての感想は50弁、72弁のムーブメントに比べて鳴りは弱い(音が小さい)です。
しかし、これは50弁と同じ強さのゼンマイを使用していることから結果的にトルク不足でそのために櫛歯をシリンダーから若干遠ざけてあるためではと思われます。ただし、その結果非常に繊細で品のある音色になっているようです。
もちろん、箱の特性も出ているように思います。このサペリという材は響きはそんなに強くないですが、とてもレンジの広い穏やかで繊細な音色を奏でてくれるように思います。(最近このサペリ+スプルースの組合せをよく使っています。)


この100弁カノンは4月に予定している個展で展示するつもりです。
(それまでにはまだ改良しているかもしれません・・・)


ポルタティーフオルガン製作再開

昨日、時の音色さんがお願いしていた側板とふいごの後板に装飾の絵を描いて持って来てくれました。


モチーフは「天使」あるいは「妖精」の羽根と「ちょっとアンティーク」風です。
ロココ風の深みを帯びた色の薔薇と天使の羽根を思わせるスクロールがすばらしい!


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早速、側板を本体に取付けました。


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右側にも同じ薔薇が


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ふいごの裏板にはさりげなく天使の羽根をイメージしたスクロールです。
これは聴衆からは見えませんが演奏者の密かな愉しみ?です。


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側板と後板に絵が入って全体が引き締まりました!


いよいよ気温の安定した日に調律をしなくてはなりません。


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オルガニートの箱試作

20弁オルガニートを入れる箱を試作します。


ムーブメントとがきっちり入る物と少し大きめの物、2種類を作ってみました。


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蓋にはずいぶん以前に作って保管してあった寄せ木の板を使います。
これは三角形の端材をきれいに切り揃えて接着したものです。
本体は10mm厚のブラックチェリー、接合はボックスジョイントです。
響板には黄檗の6mm厚化粧合板を使ってみました。


すべて機械加工でできるので半日で2台分の加工が終了しました。
お化粧には少し、時間がかかると思います。


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プラハ〜ウィーン最終目(2月9日)

今日はウィーン最終日ですが14:05の飛行機に乗らなくてはなりませんので11:00にはホテルを出発しなくてはいけません。
昨日廻れなかった近場を歩いてみることにします。


国会議事堂、ギリシャ神殿風の建築です。
前の池(噴水?)にはアテナの女神像が立っています。


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旧市庁舎はゴシック様式に基づいた建物です。
この前は市民広場ですが、冬期の今はアイススケートリンクが開設されていました。
若い時だったら間違いなく滑っている所ですが、今日は帰国を控えているのと時間もないので・・・残念なり!


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3面もリンクがあってスケート靴をはいたままで廻れるようです。


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付近の道路沿いにはこんな標識も・・・今回の旅行中は日本より暖かかったようですが通常は凍結や積雪があるようで、雪かきした後の残雪もちらほら見られました。


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ウィーンの市内にはいたるところにこのゴミ箱が設置されています。
路上にはゴミや吸い殻がが全く落ちていません。


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ヴォティーフ教会
2本の尖塔とステンドグラスが多くあるようですが残念ながら工事中で入れませんでした。


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時間も来たのでホテルに戻って来ましたが、お隣の幼稚園の窓にこんなカワイイディスプレイがあったので思わず撮ってしまいました!


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さて、ウィーン空港へは地下鉄で2駅のウィーン・ミッテ駅からでているCAT(シティエアポートトレイン)に乗ります。空港までノンストップで約15分!


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はい、なかなかかっこいい車両ですね、OBBの真っ赤な電気機関車が引っ張っています。


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ウィーン空港にはヨハン・シュトラウスカフェがありました。


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今回のプラハ/ウィーン旅行は暖かく、天候にも恵まれてとてもいい思い出となりました。
どちらも機会があればまた訪れたいと思う街でした。


「完」


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