毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

2016年03月

今朝もけっこう冷え込んでましたが、工房への登り口の桜の蕾がほころんでいました。


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自転車を停めて良く見ると気の早いのはもう完全に開いております。
私の回りにも気の早いせっかちな人は多々おられますので桜も同じですね!(笑)
明日からまた少し寒くなるようなので落ち着いてる子は来週くらいですね。


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我が工房のチューリップも蕾がぐんぐん大きくなって来ました。
5種類くらい植えたはずですが黄色がまず先に咲くようです。


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遊星ギヤと太陽ギヤの歯を刻みます。歯の側のセンターにドリルで穴を開けますが、12枚歯なので30°置きに正確にあけなければなりません。今回はロータリーテーブルを使って精度の良い穴開け加工ができました。


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糸鋸盤で歯の切り込みを入れます。


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あとはスムーズに噛み合うようにヤスリでひたすら削って調整します。


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パーツの加工が終了しました。
あとはワックスで磨いてアッセンブルすればいいはずなんですが・・・。


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前回は回転運動を往復運動に変換するメカニズムでしたが今度は遊星歯車のメカニズムです。


遊星歯車とはSun Gear(太陽)を中心としてその回りに1個または複数のPlanetary gear(遊星)が太陽の回りを自転しながら公転する機構です。


惑星系の昼と夜のイメージを出すためにメープルとウォールナッツの板を剥いで各パーツを作り、それらを組み合わせたベースプレートを作ります。


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切り出したパーツを重ねて接着し、明日の作業に備えます。
接着が少しでもずれると歯車の動きが悪くなるので各パーツのセンターに開けた穴に同じ直径のロッドを差し込んで接着しクランプで締め付けておきます。
センターのない物は穴加工の前に4点を仮止めの木ネジで固定してから穴加工をし、元通りの位置に再度、木ネジで締め付けておきます。(木ネジを打った部分は接着後切り落とすので、その分余裕を持って木取りしておきます。)


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かねてからの懸案だったミニフォルテ(小型自動カンナ)にもWixeyのデジタルリードアウトを取付けました。


ミニフォルテはちょっと特殊な形をしているのと切削深さ目盛りの真上に切削深さ調整ハンドルがあるのでこの部分には取付けられません。


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仕方がないので反対側のボディとカッターヘッドに取付けることにしましたがボディには丸みを持った大きなふくらみがあり、おまけにカッターヘッドとはかなり離れています。


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デジタルリードアウト本体をボディに強固に取付けるためにアルミ合金のアングルと3mm厚のアルミフラットバーを組み合わせてチャンネルを作り、鋳物のボディにタップを立てて取付けました。
ボディは出来るだけ平面に近い所を選びましたがそれでもフラットではないので低い所にシムをかませてM5ボルトで締め付けてあります。


カッターヘッドとは70mmも離れているのでちょうど在庫であった120mmの頑丈なステーを直角に曲げて、これもカッターヘッドの軸受け保持具にM5のタップを立てて固定しました。


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マニュアルにはプレーナーのベッドとリードアウトの基準面(ゼロ位置)を合わせて取付けるように書いてありますが、これはキャリブレーションを行う時に削った板をプレーナーのベッド上に置いたままで行うためで、ミニフォルテで削る材料は小さい物なのでリードアウトの狭い基準面にでも正確に挟むことが出来るので、今回は50mm以上低い位置に取付けましたがキャリブレーションは全く問題ありません。
ミニフォルテは最大切削厚みも70mmなのでもっと下に付けてもよかったかもしれません。


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キャリブレーション後、削った板をノギスで計測してみました。
0.04mmの差ですから全く誤差範囲内で良好な結果です。
心配していた本体とカッターヘッドの間隔による不安定さや再現性もまったく問題ありませんでした。
この取付け位置は作業上、最も視認性のよい場所なので結果的に大成功だったと思います。


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オルガニートに付けるメカニズムが1台完成しました。


オルゴールの曲とはぜんぜん関係ないんですが・・・動きはおもしろいですよ(笑)
右は偏芯カム、真ん中のローターが回転すると先の赤いスピンドルが上下すると共に首振りします。
左は”ファーストリターンアーム” アームが下の支点を中心にして往復運動をしますが円盤の下半分では支点から作用点までの距離が短いために非常にクイックに動き、上半分では作用点までが長くなるのでゆっくり動作します。とてもトリッキーな動きです!
左右のメカニズムは回転数を変えてあるのでお互いにランダムな動きをします。


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舞台裏から見たところです。


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メカニズムはオルガニートの上に乗せてあるだけなのでベルトを外せば別々にでも楽しめます。


その場合は偏芯カムのクランクハンドルを指で回して遊びます。


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今回はリンクと駆動にφ3のウレタンゴムベルトを使いました。


簡単に溶接できるので必要な長さのベルトが自由に作れます。


また断面が円なのでプーリーを作るのも非常に簡単、好きな寸法で製作できます。


溶接は平らな半田ごてがあればベストですが丸いのしかなかったのでバーナーで丸ベルトの先端をあぶって溶接しました。
そのため、ちょっと溶け過ぎて溶接部分が少しダンゴになりましたが実用上は全く問題ありません。


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丸棒の在庫が減ってきたので急遽製作しました。


と言ってもこのドゥエルカッターなる工具を使えばとても簡単に角棒から作ることができます。


ドゥエルカッターは鉛筆削りの親玉みたいな物ですが、鉛筆削りと違う所は刃がアーチ型になっていることです。
そのために四角の角材から無理なく丸棒が削れてしまいます!
鉛筆は六角形なので丸く削る時の抵抗が少なく、フラットな刃でもうまく削れます。


角材を専用のソケットに入るように仕上げて電気ドリルで回しながら押し込んで行くだけで丸棒になって出て来ます。


売っているドゥエルカッターは金属の“鉛筆削り”の部分だけで、ワークベンチ等に取付けて使うようになっていますが、常時使う物ではないので普段はじゃまになります。私は適当な板材に取付けて使用時のみクランプで固定して使っています。
板材の中間にあるのは振れ止めのガイドで、これがないと長い棒を加工する場合に出て来た丸棒が遠心力で暴れてきれいに加工できません。


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出来上がった丸棒は多少の凸凹と螺旋状の筋が付くので旋盤でサッと挽いてから使います。
先端の四角い部分もこのくらいの長さなら旋盤ですぐに丸く挽けます。


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削り屑は散孔材の楓を削るとこんな連続した形で出て来ます。
バランに使えそう?(笑)


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パーツがどんどん揃ってきました。


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バックプレートを立てて組み立てに入る所で丸棒の在庫が無いことに気付いたので急遽、丸棒の製作に・・・


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今日の昼間は薪ストーブを焚いていると、火を落としても暑くて仕方がないのでドアを開け放して作業してました。
朝はけっこう寒かったんですが・・・。


桜の蕾はまだまだ固く、開花までは時間がかかりそうです。


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100弁「ラ・カンパネラ」が完成しました。
愛称は「エリーザベト」です。


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エリーザベトさんの音色をお聞きになりたい方は4月19日からの「オルゴールと木工」展へどうぞお越し下さい。♪


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オルガニートの箱がどんどん増殖中です!


ちょっと小ぶりのシルキーオークの箱も作ってみました。


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後の2台は手回しハンドルに連動するメカニズムを取付ける予定です。
10年以上前に作ったパーツもあるので、これも活用して・・・


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