毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

2016年07月

バンドソーの改良

製材用のバンドー君ですが松等のヤニの多い材を加工するとどうしてもプーリーの表面にヤニと切粉がこびりついて固着してしまいます。
この微妙なプーリーの変形により製材中にブレードが前後に移動したりブレードのビビリや振動も大きくなり、まっすぐ切れない原因になったりもします。


こまめに掃除すればいいのでしょうが、元来じゃまくさがりな者で、何とかこれを軽減する方法を以前から考えていたのですが・・・先ずは機械をバラして観察です。



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ところが下の駆動側のプーリーはピッカピカできれいなものです!


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下のプーリーには真鍮板のスクイジー状のスイーパーがセットされていてプーリー表面に付いた切粉やヤニをこそげ落としてしまいます。


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なぜ、上のプーリーにはスイーパーが付いていないのか?
それは上のプーリーはブレードにテンションを掛けるために上下方向に移動する構造のため、取付け方法が複雑になるのです。
最近のバンドソーにはブラシがセットされている物もあります。私も試しに以前ブラシを取付けてみましたがほとんど効果はありませんでした。
最近のゴム車であればブレードとの接触圧が小さいのでヤニや切粉が固着しにくいので効果があるのかもしれません。


本当はプーリーの上下移動する軸受けからステーを出してスイーパーを付けるべきなんですが構造上、機械的強度を持たせるのが無理なので本体フレームにタップを立てて鉄製アングルを固定し、そのアングルにバネ性を持たせた真鍮板のスイーパーを取付けました。



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プーリーの上下動の距離は12mm程度なので真鍮板の弾性限界内に収まりそうです。
本当は間にバネ鋼を入れればいいのですが、とりあえずこれで使ってもし支障が出たら考えましょう。



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心なしかブレードの振動も少なく、運転音も静かになったような?気がします。




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スプーンラックの製作-4

スプーン受けにスプーンを架けるための溝を切ります。


溝の巾は8mm、ピッチは32mmです。
等間隔で8mmピッタリの溝を切るためにはボックスジョイントのジグを応用してブレードを溝切り用のフラット刃を付けた昇降盤で切ります。
先ず基準となる8mmの溝を正確にけがいて正確に8mmになるようにカットします。
(写真では6本分をまとめてカットしています。)


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合板にブレードの厚みと同じφ3.2の真鍮棒を32mmの位置に埋め込んだ板をマイターゲージにセットします。


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後は最初に切った8mmの溝を3.2mmの真鍮棒のピンに合わせて3回カットすれば最初と同じ8mm巾の溝が32mmピッチで正確に切れます。この作業を繰り返して550mmの角材に溝を切ります。


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縦方向に4.5mm巾の溝を切ります。


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トリマースタンドで角の面取りをし、所定の長さに両端をカットしてスプーン受けが完成しました。


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本体裏面に壁取付金具の掘り込みをフォスナービットで切ります。


ボール盤で安定して加工できるように昇降盤のテーブルにブロックを置いて昇降盤のテーブル高さを微調整して水平を出します。こうすれば長い材にも高精度な穴加工が可能です。


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上部の金具は1.5mm厚の真鍮板で作りました。


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スプーンラックの製作-3

本体の周りに曲線を描くためのテンプレートを作ります。


左右対称形でいろんな曲率を含んだ形の場合は実物にケガくよりも半分の形のテンプレートを作る方が正確でかえって早くできます。3mmの合板に縮尺図面から形を拾って描きますが、原寸で描いた時に若干変更する部分もあります。


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本体の板に入れた中心線にテンプレートを合わせて鉛筆でなぞれば墨付け完了です。
裏面にも正確な中心線を入れるだけで裏表ピッタリの墨付けが簡単にできます。


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曲線をカットする前にスプーン受けを固定するためのビス穴を加工しておきます。


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本体の収縮を考慮して取付け穴は小判穴としますが当然のことながら皿ネジではなくトラス頭の木ネジを使うのでその分の掘り込みも必要です。
平行ガイドを2本セットし、2台のトリマーに4mmビットと9mmビットをそれぞれ取付けて一度に加工します。


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ガイドの位置を動かさなくてもいいので精度の高い段付きの小判穴が加工で来ました。


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バンドソーで周囲の曲面をカットし、反り台鉋とサンドペーパーで仕上げます。


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裏表にサンダーを掛けたあと周囲に3mmの銀杏面をトリマーで加工して本体は完了です。


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オーバルボックス完成

オーバルボックスのオイル仕上が一応終了したので、表面にワックスを掛けてムーブメントを取付けました。


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今回初めて使ったシルキーオークですが(名前はオークですがオークの仲間ではなくヤマモガシ科の木です。別名のレースウッドの方がいいのかも・・・)明るい軽やかな響きです。


曲名は・・・秘密です・・・♫


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今回同時に作ったサペリの2台はすこしばかり変形が見られたので数ヶ月間放置して安定したら修正することにしました。
以前作ったサペリは同じ材を使ったのですが非常に安定していたんですが・・・木は難しいです。


古材の製材-2

一番幅広の300mmの桂です。
挽き割りをしても暴れずに安定しています。これなら30mm厚の板から13mm厚が2枚取れそうです。


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10から13mm厚(仕上がり)に挽けました。
あとは片面をプレーナーに通せば完了です。


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スプーンラックの製作-2

朝一番に3枚目の板を接ぎ合せました。


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夕方にクランプとハタガネを外して平面度を確認、板厚が薄いので少し心配でしたが手押し鉋での矩出しとクランプ、ハタガネの位置と締め具合を入念に調整したのできれいに出ていました。


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スプーンラックの製作-1

4月の個展をたまたま見に来て下さったHさん依頼のスプーンラックを製作します。


海外旅行で集められたスプーンを架けられるものですが巾53cm、高さ90cmとかなり大きな物です。
但し壁に架けるのでできるだけ軽くということで材料はウォールナッツの12.5mm厚とします。


横に5本入るスプーン掛けが反り止めを兼用します。
18cm巾のウォールナッツを14mm厚に3枚挽いて材料を揃えました。


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接ぎ合わせはいつも通りビスケットを使います。
ビスケットの位置を決めてマーキングします。


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ビスケットジョインターで掘った溝はカッターの出口方向に返りが出るのでノミできれいにさらえておきます。


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接着する前にビスケットを入れて接合状態を確認しておきます。


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気温が高いので白ボンドを使いました。このままで一晩置いて残りの一枚は明日接着します。


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木彫ドレッサーの追加製作-5

引出しの調整を終えてドレッサーが完成しました。


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木彫ドレッサーの追加製作-4

木彫ドレッサーの加工が8割方終了しました。


若干、改良を加えたり加工方法を少し変えてスピードアップをはかったりしましたが、やはり二作目は速いです。


後は引出しの調整と角の面取り、表面の仕上をすれば完成です。


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木彫ドレッサーの追加製作-3

引出しの入る本体側板と底板はビスケットで接続しますが今回のように板の中間にビスケットの溝を加工するのに、このジグがとても役に立ちます。


本当はこのジグは鍵盤を精度よく加工するために作った物ですが工夫次第でトリマーでの溝加工等にも使えます。


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引出し部の基本加工ができました。


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