2016年08月
今日は朝からVolverさんに頼まれていたカウンターカバーの取付けに行ってきました。
朝の涼しいうちにと思ったのですが、到着した9時にはすでに外気温は30℃!
まぁ、Vorberさんはエアコンが入っているし、冷たいお茶も出してもらえるので我が工房での作業と比べると天国ですが・・・笑
この写真は取付前の”Before"です。
奥の押さえ板を鉋で少し調整し、左右の柱の出っ張り部分を鋸と鑿で修正し、左右それぞれ2mのカウンターカバーの間に巾120mmのつなぎ板がスライドでなんとかきれいに収まりました。
奥の押さえ板と前の幕板下部の3mm厚アルミフラットバーで既存のカウンターにがっちり挟み込む形なので15mmの板でもまず反ることはないでしょう。色合いもこのスペースの雰囲気に合ってよかったと思います。
黄檗は下塗りの柿渋の発色と相まって使う程に深みのある色になってくるとおもいます。
気に入ってもらえてよかったです。
一番奥に立て掛けてあるのは(来月開店予定?)の開店祝いです。
カウンターカバーと共木の黄檗に彫刻しました。こちらは白太の黄色を引き立たせるために柿渋は塗っていません。
帰りがけに自家製手作りプリンと苺ジャム、ブルーベリジャムと野菜をたくさんいただきました!
Volverさん、ありがとうございます。
下の写真はこの前、打合せに行った時にもらったBaba(ババ)という焼き菓子です。
フランスやイタリアナポリでは有名なお菓子のようですが、私は知らなかったのでおもわず名前を聞き返しましたが・・・もとは千夜一夜物語のアリババにちなんだ名前のようです。ラム酒風味のシロップがたっぷり含まれて、実に芳醇な味です。
もちろん、これもVolverさんの手作りですが、この形、昔のワインのコルク栓のようで食べるのが惜しいのですが一口食べると、あっという間になくなってしまうのです・・・笑
一番大きなサペリを挽いてみました。
まず裏の中央部を2mm程度すき取ります。これは置いたときの安定と、もし反った時にガタツキを少なくするためです。
サペリはとても軽くサクサクと挽けます。
これは25cmあるので切削屑が遠心力で恐ろしいほど飛び散ります。今回はアレルギー性の変な木が無いので良かったですがこれは夏の仕事には不向きですね!
痛恨のミステイク!!!
調子に乗って削り過ぎました。幸いなことに裏を先に2mm鋤いてあるのでバイトはチャックのプレートには当りませんでした。
仕方がないのでこれはミニ額にでもしましょう。
今回削った中で一番、気持ち良く削れるのは山桜です。
特に径の大きい部分を削るとしゅるしゅる〜と長い削くずが続いて出て来ます。
バイトを研ぎ直して削るとこんな薄いのが・・・
ペーパー掛けも不要なくらいの艶が出ます。
今日は大小合わせて20個、削りに削りました!
実はこれらを磨いて仕上げるのが大変なんですが・・・
野山のおるごーる仙...